Vivyのライブ Sing for Your Smileを見た感想の前編です。
ライブはペルソナ・ガスト・オルタナティブガールズと3つぐらいしか見たことはなく、コロナ禍になってからは一切行ったことがなかったのでどんなものか期待と不安が半々で見に行きました。
始まる前は物販や展示が前行ったものよりもショボくて期待外れ感がありましたが、いざ始まってみると1クールのアニメではありえないレベルのいい意味で頭のおかしい完成度で圧倒されました。ドラマCDを聞いているか聞いていないかでこのレベルが段違いになるのでできればドラマCDを聞いてライブを見るのがおすすめです。
終わってから感動を忘れたくないと書き出してみると量がものすごいことになったので前編と後編に分けて収録されているCDや劇中で歌われているところ、感想や思ったことを書いていきます。
後編はこちらになります。
目次
- 内容リスト
- 展示物の感想
- 会場の感想
- それぞれの感想
- シスターズの楽屋風景
- Sing My Pleasure
- Happy Together
- 八木海莉さんとコツキミヤさんによるMC
- My Code
- Happiness
- エステラとエリザベスの楽屋風景(ミニドラマ)
- Ensemble for Polaris
- 六花さんと乃藍さんによるMC
- First Step
- Just Once More
- ヴィヴィとナビとモモカとユズカの楽屋風景(ミニドラマ)
- A Tender Moon Tempo
- Present for You
- グレイスとヴィヴィの楽屋風景(ミニドラマ)
- Sing My Pleasure(Grace Ver.)
- 小玉ひかりさんのMC
- Live It Up
- 以前書いた感想へのリンク
内容リスト
- マツモトによる前座とシスターズの楽屋風景(ミニドラマ)
- Sing My Pleasure
- Happy Together
- 八木海莉さんとコツキミヤさんのMC
- My Code
- Happiness
- エステラとエリザベスの楽屋風景(ミニドラマ)
- Ensemble for Polaris
- 六花さんと乃藍さんのMC
- First Step
- Just Once More
- ヴィヴィとナビとモモカとユズカの楽屋風景(ミニドラマ)
- A Tender Moon Tempo
- Present for You
- グレイスとヴィヴィの楽屋風景(ミニドラマ)
- Sing My Pleasure(Grace Ver.)
- 小玉ひかりさんのMC
- Live It Up
- ディーヴァの楽屋風景(ミニドラマ)
- Galaxy Anthem
- 八木海莉さんのMC
- Harmony of One's Heart
- オフィーリアのドジ(ミニドラマ)
- The Minutes Are Ticking Away
- Vivy -Progressive-
- Vivy -Cutting Edge-
- "It's not about how long we live, it's how we live."
- THE FINAL BATTLE
- When It's All Over
- ディーヴァによるバンドメンバー紹介
- オフィーリアの楽屋風景(ミニドラマ)
- Elegy Dedicated With Love
- acane_madderさんのMC
- Think of You
- ディーヴァとヴィヴィの楽屋風景(ミニドラマ)
- Song for Singer
- Fluorite Eye’s Song
- アーティストによる挨拶
- アンコール前のシスターズ(ミニドラマ)
- Sing My Pleasure
- Fluorite Eye’s Song
- アンコール後のシスターズ(ミニドラマ)
- マツモトとナビの閉幕
展示物の感想
等身大パネルを撮るために列になっていて係員から「列にならずに撮れるところから撮ってください」と注意されていて、何か興味のある行列に並んでしまう人の習性が変な方向に向いて面白かったです。
他にはBDジャケットのイラストがあったり、クママツモトとメッセージがありました。
BDジャケットのイラストはこのサイズで見るとかなり綺麗でした。
クママツモトの前には誰も列を成していなかったので気が付かない人が多かったのかなと思います。でもメッセージにはライブに対する意気込みと問いかけを出しているのでライブ前に見つけられてよかったです。その場で読ませる気が一切ない文章量が相変わらずだと思いました。さすがにずっと前を占領できないので写真を撮って着席後に読みました。
会場の感想
コロナの影響で席が一つ飛ばし、前列とずらして配置してあるので前後左右に誰もいない広々とした状態で見れたのが良かったです。おかげで真ん中のちょっと後ろの席だったのですが、ステージや周りの演出全部が綺麗に見えました。
一番驚いたのが挨拶や歌に対するレスポンスで拍手で答えていたところです。自分は最初の挨拶の時に一瞬声を出しそうになりましたが、周りが拍手で答えていたので危機一髪で声を出さずに済みました。
それぞれの感想
シスターズの楽屋風景
シスターズの楽屋風景になります。人前に出ることや着飾ることに慣れていないエリザベスをエステラがなだめたり、憧れのヴィヴィを前にして緊張をするグレイスをオフィーリアが気遣う内容になっています。
アニメ本編でグレイスは「ディーバという歌姫型AIが歌っていた歌」と冷静に言っていたのにライブではヴィヴィに会えた感動でパニックになっていて面白かったです。アニメでは冴木博士の前だから超絶クールに装ったと思うとさらにほほえましくなります。
それにドジばかりで頼りないオフィーリアは小劇場での経験から落ち着いているので、グレイスと立場が逆転しているところが面白かったです。
Sing My Pleasure
Sing My PleasureとVivy Vocal Collectionに収録されています。
Vivyのオープニング曲です。
ミニドラマでほっこりしているときにいきなり始まったので面食らいました。曲自体も強いんですが、実際に会場で聞くと声の圧がCDよりもさらに強くて音楽で殴りかかられたような衝撃を受けました。
Happy Together
Vivy Vocal Collectionに収録されています。
シンギュラリティ計画前の100年後の世界で汎用型AIが歌っている歌です。
Sing My Pleasureで圧倒されているときに、楽しくてノリの良いこの歌で否が応でも楽しい気分になりました。CDはかなり機械的な声の雰囲気でしたが、生で聞くと人の声だと認識できてさらに曲が楽しく感じました。
八木海莉さんとコツキミヤさんによるMC
コツキミヤさんがコロナ禍のライブでどうしたらいいかわからない観客に対して、もう少し動いても良いよと言ったりと流暢なMCで慣れている感を感じました。
そのあとの八木海莉さんは逆に有観客でのライブが初めてだったらしく慣れていない感があふれていました。Sing My Pleasureを歌った人と同一人物かと疑いたくなるぐらいギャップがすごかったです。
My Code
Vivy Vocal Collectionに収録されています。
シンギュラリティ計画が始まる前の観客がほぼいないときにヴィヴィが歌っていた歌です。
CDで聞くより声の伸びや抑揚が強くてかなり聞いていてリラックスできる感じを受けました。さらに、サビの時には横の壁にライトで音符や譜面が映し出されていて音が遊びまわっているような印象を受けてノビノビとした歌でした。
ほんのちょっぴりクソださポーズが出るんじゃないかなと期待していました。
Happiness
Sing My Pleasureに収録されています。
ニーアランドに来たばかりでコミュニケーション回路が未成熟なヴィヴィに対してナビが「歌えるの?」と聞いたときにヴィヴィが歌った歌です。この歌によりヴィヴィの真摯な対応をナビが感じ取り、ヴィヴィのパートナーとして歩み寄っていきました。
My Codeに引き続きリラックスしつつ物悲しくなる曲でした。My Code以上に伸びが気持ちよく聞いていて耳が幸せになりました。特に後半の歌詞を考えながら曲を聴くと見送る歌なので牧歌的奈気持ちになりました。
エステラとエリザベスの楽屋風景(ミニドラマ)
舞台に上がるのを渋るエリザベスに、エステラと垣谷ユイが奮い立たせるように頑張る内容です。
エステラがいくら説得しても渋っていたのに垣谷ユウゴの手紙を見た瞬間に乗り気になるエリザベスがかわいいです。さらに垣谷ユイも楽しみで夜も眠れないと言ったように茶目っ気を出していてもっとかわいかったです。
Ensemble for Polaris
Vivy Vocal Collectionに収録されています。
洛陽事件で墜落するサンライズに残り、地球に被害を出さないために自壊を覚悟でサンライズの部品をパージしながらエステラとエリザベスが歌う歌です。
ハモリがすごく綺麗でよかったです。それに声の必死さや最後の手を握るシーンで涙腺がやばいことになっていました。
六花さんと乃藍さんによるMC
お二人共の感想がお互いのことになっていて、良かったです。手を握るところがやっぱり注目ポイントだったんだなと思いました。
First Step
BD/DVDの2巻の特典CDに収録されています。
サンライズができる前の話で、エリザベスとの実験失敗によりエステラが今のままで良いのか不安になっているところに、オーナーから依頼されて歌う歌です。オーナーから宇宙と同じく人を魅了する普遍的なロマンがエステラの歌声にあると肯定されて自信を取り戻します。
ただでさえ涙腺にダメージを追っている状態なのに曲と共に映った家族写真で涙腺崩壊一歩手前までになりました。ドラマCDで聞いたオーナーとルクレールとエステラの関係や洛陽事件のことがイメージされて泣きそうになりました。
Just Once More
BD/DVDの6巻の特典CDに収録されています。
垣谷ユイとエリザベスが出会ったときの話で、複製体であることや失敗続きで悩むエリザベスが垣谷ユイに話をして乗り越えたが、話を聞いてもらっていた時の垣谷ユイのすまし顔が気に入らなかったのかすまし顔を崩すためにエリザベスが歌った歌です。
最初は静かに徐々に力が入っていく歌のように感じました。特に最後のサビのほうでは必死さを感じられて、泣きそうになっていた感情が強く奮い立ちました。
ヴィヴィとナビとモモカとユズカの楽屋風景(ミニドラマ)
モモカとユズカがヴィヴィを舞台に送り出す内容です。
コロナのせいで声が出せなくて、せっかくモモカが「聞こえる?」と言っているのに何も言えなくて残念でした。
「モモカとヴィヴィとナビが約束したステージ」が始まるというセリフでまた涙腺にダメージを負ってしまいました。
A Tender Moon Tempo
Vivy Vocal Collectionに収録されています。
AI命名法の後に観客が若干増えたステージでヴィヴィが歌っている歌です。
モモカが飛行機事故にあった次の話のオープニングを持ってくるのか!?と驚愕しました。マツモトが邪魔をしなければこの歌をモモカは聞けていたんだろうなと思ったら、ライブは幸せなIFなんだなと泣けてきました。
Present for You
BD/DVDの1巻の特典CDに収録されています。
妹を大切にしたい思いとユズカに両親をとられて悲しい思いがごちゃ混ぜになって混乱しているモモカにヴィヴィが送った誕生日の歌です。この歌を通じて人間なんだから色んな感情を持って良いとモモカに伝えました。ヴィヴィはサンプルと同じ歌しか歌えずファンが0人でしたが、この歌を通じてヴィヴィの初めてのファンになりました。
CDと違い機械っぽい編集がほとんど入っていないので、CDよりも優しいバースデーソングに感じました。サビではハートや星のライトが壁一面に舞ってよりかわいらしさを強調していました。この歌のおかげで泣きそうだった気持ちも明るくうれしい気持ちに変わっていきました。
グレイスとヴィヴィの楽屋風景(ミニドラマ)
グレイスがヴィヴィにSing My Pleasureを歌う許可を求める内容です。ここからはヴィヴィのパートナーがナビではなくマツモトになっています。
アニメでもメタルフロート編でマツモトがヴィヴィをパートナーとして認めたのでそれを意識したのかなと思いました。
Sing My Pleasure(Grace Ver.)
Vivy Vocal Collectionに収録されています。
メタルフロートでヴィヴィがグレイスを破壊するためにマツモトと共に航空戦をしているときの劇中歌です。
アニメで最も好きなシーンの歌なので否が応でもテンションが上がりました。さらに、ライトも警戒色の赤色が入っていることで一番最初のヴィヴィのSing My Pleasureよりも危機感の迫る気持ちになりました。
歌声もCDで聞くより丸さがなくなってより、危機感や一生懸命さを感じられました。
小玉ひかりさんのMC
アニメのあのシーンは劇中歌を歌っている人から見てもすごかったんだなと思いました。しかもその感想が作画をほめていて歌には触れていなかったのは面白かったです。
Live It Up
BD/DVDの3巻の特典CDに収録されています。
冴木博士に振られたイズミ博士に送る失恋から前に向くための歌です。
しっとりとした優しい歌だと感じました。この歌に来るまでに色々と感情が揺さぶられてグラグラしていたところにホッと落ち着くような感じを受けました。
以前書いた感想へのリンク