日常の色々な事

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【ネタバレあり】映画「パリに咲くエトワール」の感想とざっくりとした作中の流れ

映画「パリに咲くエトワール」のネタバレあり感想です。ネタバレなしの感想は下記事に書いています。

【ネタバレなし】映画「パリに咲くエトワール」の感想とおすすめポイント - 日常の色々な事

時間が飛ぶ場面が多くて流れがわかりにくかった人もいると思うので、ざっくりとした流れもまとめています。

この記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

作品情報

良かったところ

フジコと千鶴の関係性が作品の核として美しい

フジコと千鶴の関係性がとにかく素晴らしかったです。

千鶴は家族を気にしてやりたいことができないタイプですが、フジコは家族の意見を聞かずにパリで西洋風の絵を描くという姿勢で生きています。そんなフジコの姿を見て応援されて千鶴はバレエをやるようになりました。

中盤からはこの関係が逆転します。フジコは先駆者の才能に打ちのめされて絵が描けなくなりますが、千鶴は先駆者の技術をものにしていきます。そして千鶴のバレエを見たフジコが最初の「描きたい」という気持ちを思い出して再び絵を描く。この入れ替わりの流れがとても綺麗でした。

登場人物がみんないい人で温かいやり取りに幸せを感じる

登場人物がみんないい人です。特にフジコの住むアパルトマンの住人たちは持ちつ持たれつの関係で、そのやり取りがとても癒されます。特にジャンヌさんがとても明るくて素敵でした。

その他にも、友人の妹のために定期的に様子をうかがい、何かあったときの連絡先リストを渡し、報告書をでっち上げたり、催し物は見に来る矢島は聖人かなと思うレベルでした。

必ず誰かが明るくてお話全体が明るく進む

序盤はフジコ、終盤は千鶴やアパルトマンの住人たちがとても明るく周りを引っ張っています。そのおかげであるキャラが悩む暗いシーンでも周りの雰囲気が暗くならずにすみます。暗いシーンも少しあるのですがパッと見せるだけですぐ終わるのでストレスフリーでした。

薙刀教室の生徒のおじいさんは千鶴の両親がやっていた時は足湯?で凍えているだけでしたが、千鶴が開催している薙刀教室で千鶴が怒り「まじめにやってください」と怒ろうとしたときに地域の発表会を目標にして、「老いぼれの思いで作りに協力してほしい」と言って不穏な空気を払拭して、アパルトマンの住人と千鶴を薙刀の発表会へ誘うのは感動すら覚えました。日本風の「精神鍛錬としての厳しい練習」とパリの「目標達成の手段としての技術練習」の違いから空中分解しかけているところを瞬時に悟って言っていたと思ってスゴイと思いました。

パリの町並みの雰囲気が凄い

背景の町並みがちゃんと汚れていたのが凄かったです。アニメは綺麗に描く方が手間がなく楽なはずですし、変に汚れを描くと違和感が出るかと思います。本作はほぼ全ての町並みに自然な汚れができていて、パリの空気を感じさせる背景美術に驚きました。

フジコがパリに来て色々なところを走り回ることでフジコの楽しい気持ちを表しつつパリの雰囲気を感じさせつつ、スゴイ背景を存分に見せつけるのはすごかったです。

気になったところ

時間が飛びすぎて唐突

劇中で数年が経っているのに、さらっと流されるのでおいてけぼりになる場面がありました。特にフジコの想像からシームレスに未来になっている演出があり、夢か現実かわかりにくいです。最近の映画にありがちですが、視聴者の読解力頼みで時間経過を処理するのはもう少し工夫がほしかったです。

男性陣のエピソードが省略されて結果だけ見せられる

薙刀の演舞の前にトマが逃げ出してエンゾが説得していますが、それに至るまでのエピソードがなく唐突でした。「失敗しても良いから踏ん張れ」というある意味重要なメッセージが出ていたのに仮定がわからないのが残念です。絶対、エンゾの過去エピソードから出てきたのに深堀されてなくもやもやしました。

また、ルスランが他の作曲家の才能に打ちのめされて曲が描けなくなり、フジコを見て「評価されるためではなく、描きたいから描く」ことに気づいたと話しますが、これも唐突でした。曲が描けなくなっていたことがわかる描写もなかったので、もう少し過程を見せてほしかったです。

バレエシーンがつまらない

物語の核となるバレエシーンですが、迫力も綺麗さもない上に長かったです。おそらく製作側もそれを認識しているのか、バレエ中にフジコの妄想や観客の様子、今までの風景など視覚的に楽しませる工夫がありましたが、いまいちでした。バレエそのものの魅力でもっと引き込んでほしかったです。

ざっくりとした作中の流れ

ここからは作中の流れを整理します。時間が飛ぶ場面が多いので、整理の参考にしてください。

横浜での出会い

フジコと千鶴は日本でバレエを鑑賞します。千鶴は薙刀を劇場に忘れて取りに行きますが、そこで我慢できずにバレエを踊っているところをフジコに見られてしまいます。この時にバレエと若林から聞いた話からフジコはパリに行きたい気持ちが高まりました。

パリへの渡航

フジコは若林についてパリに行き西洋画を描きたいと伝えます。若林とフジコはフジコの両親を説得してパリへ向かい、若林の画廊を手伝うことになります。数年が経過し、同時に千鶴も薙刀を海外に広めるためと、背が高く婿がいない千鶴の婿探しを兼ねて両親とともにパリにやって来ます。

パリでの再会

若林は調子に乗って手広く商売を広げたせいでチンピラをけしかけられますが、千鶴が偶然通りかかりフジコと若林を助けます。千鶴がバレエを踊りたいことがフジコにバレて、同じアパルトマンの一階に元バレリーナのオルガがいることをジャンヌから聞きます。千鶴がルスランに薙刀を教える代わりに、オルガが千鶴にバレエを教えることになりました。

若林の失踪とフジコの苦悩

若林が商売に失敗して、フジコとたぬき(困ったときのための金塊)のことをエンゾに託してアメリカに逃げてしまいます。フジコは一人で生活することになり、生活と千鶴の手伝いで絵が描けなくなります。おそらく「描くのが楽しい」から「生活のための上手い絵」を描こうとしてモチベーションが下がったのだと思います。エンゾはたぬきのことを若林から聞いていましたが、うっかりで忘れていました。

千鶴の目標

オルガの働いているバーで千鶴がバレエを踊ったところ、あまりの完成度にマスターから「どこを目指しているのか」と問われますが、誰も答えることができませんでした。

そこで、オルガはバレエの最高峰を見せて夢をあきらめさせるためにオペラ座のバレエを見せますが、千鶴はオペラ座に入りたいと切望しました。

千鶴の成長と家族との対立

特訓の末、千鶴はパリのオペラ座のバレエ劇団の研修生に合格するとともに、両親にバレエをしていることを打ち明けます。薙刀道場に人が来ないことや戦争の影響で両親は千鶴とともに帰国しようとしますが、千鶴は反対を押し切りパリに残ります。

千鶴を守る作戦

戦争が激化し、薙刀道場の人が千鶴を連れ帰ると予想した矢島は若林に連絡を取ります。若林は以前トラブルを起こしたチンピラを雇って千鶴を守りつつ、車で迎えに行きます。

千鶴の公演とフジコの再起

千鶴はオペラ座で公演を成功させます。千鶴の姿に感動したフジコは再び絵を描き、その絵が認められます。千鶴とフジコはいつかパリに帰ってくる決意とともに日本に戻り、映画は幕を閉じます。

最後に

「パリに咲くエトワール」は、映画館の大画面や音響が生きるタイプの映画ではありませんが、集中して見られる環境だからこそ夢への希望と幸せな気持ちになれる作品でした。

フジコと千鶴がお互いに刺激を受けながら成長していく関係性、アパルトマンの住人たちの温かさ、パリの町並みの雰囲気。見終わった後に穏やかで前向きな気持ちをもらえる映画です。

メインキャラ以外のサブキャラどころかちょっとしたモブまで良いキャラをしていて、映画の2時間ぐらいで終わるのがもったいないくらいでした。

このように言うと無粋ですが、昔ながらの定番を丁寧に丁寧にブラッシュアップしたアニメと言う印象です。最近の激しい動きや彩度の高い映像も面白いのですが、こういう別腹の丁寧なアニメもあると安心します。

【ネタバレなし】映画「パリに咲くエトワール」の感想とおすすめポイント

映画「パリに咲くエトワール」を見てきました。

一言で言うと「夢への希望と幸せな気持ちになれる」映画です。映画館の大画面や音響が生きるタイプの作品ではありませんが、集中して見られる環境だからこそ、登場人物たちの温かさや夢を追う姿に心から浸ることができました。

作品の雰囲気・見る前の注意点・良かったところと気になったところがわかり、「見に行くか判断できる」ことを目指しています。ネタバレなしです。

ネタバレありは【ネタバレあり】映画「パリに咲くエトワール」の感想とざっくりとした作中の流れ - 日常の色々な事に書いています。

作品情報

私の情報

  • 原作未視聴(オリジナルアニメーションなので原作なし)
  • バレエに詳しくない
  • パリにも詳しくない

ざっくり感想

映画館の大画面や素晴らしい音響が生きるタイプの映画ではありませんが、集中して見られる環境だからこそ夢への希望と幸せな気持ちになれる作品でした。

登場人物がみんないい人で、温かいやり取りに癒されます。特にフジコと千鶴の関係性が素晴らしく、お互いの夢を支え合う姿に心が温まりました。必ず誰かが明るく場を引っ張っていて、暗いシーンもパッと見せるだけですぐ終わるのでストレスフリーです。

一方で時間が飛ぶ場面が多く、唐突に感じるところがありました。また、バレエシーンは迫力や美しさがもう少し欲しかったです。

見る前の注意点

前提知識は不要

オリジナルアニメーションなので、原作や事前知識は一切不要です。20世紀初頭のパリが舞台ですが、難しい歴史知識がなくても問題なく楽しめます。もちろんあれば深く理解できて楽しさが増すと思います。

映画館の音響や大画面が生きるタイプではない

ド迫力の映像で魅せるタイプの映画ではありません。ただ、映画館という集中できる環境で見るからこそ、登場人物たちの温かさに浸れる作品です。薙刀を使った戦いは見ごたえありますが、丁寧に描画しすぎて迫力はかけていました。

良かったところ

フジコと千鶴の関係性が美しい

本作の核となるフジコと千鶴の関係性がとても良かったです。お互いの夢を追う姿に刺激を受けて成長していく構図が丁寧に描かれています。片方が悩んでいるときにもう片方が引っ張る、という関係性が物語を通じて綺麗に入れ替わっていくのが見事でした。

登場人物がみんないい人で温かい

登場人物がみんないい人です。持ちつ持たれつの関係でお互いを助け合う姿に癒されます。主人公たちだけでなく、周囲の大人たちもそれぞれの形で見守ったり助けたりしていて、見ていて幸せな気持ちになれます。

フジコの住むアバルトマンのメンバーは登場の機会が多いから目につきやすいですが、カフェの店員やバレエの動機などちょっとしたサブキャラまで良い人なので見ていて気持ちの良い映画です。

古典アニメに出るようなキャラクターで存在感がある

親切な近所のおばさん、飲んだくれのお姉さん、悩み多き少年、お調子者の叔父さんと、一昔前の日常もののフォーマットに沿ったキャラクターばかりですが、基本に忠実で丁寧にキャラ設定がされていることが伝わってきます。見たことのある類型でもしっかり魅力的に描かれていました。

全体が明るい雰囲気で進む

序盤はフジコ、終盤は千鶴やアパルトマンの住人たちがとても明るく周りを引っ張っています。あるキャラが悩む暗いシーンがあっても周りの雰囲気が暗くなりすぎず、暗いシーンもパッと見せるだけですぐ終わるのでストレスフリーで見られます。

パリの町並みの雰囲気が素晴らしい

背景の町並みがちゃんと自然な汚れが描き込まれていて驚きました。アニメは綺麗に描く方が楽なはずですが、本作はほぼ全ての町並みに自然な汚れや生活感が出ていて、パリの空気を感じさせる背景美術でした。

気になったところ

時間が飛びすぎて唐突に感じる

劇中で数年が経過しているのですが、さらっと流されるのでおいてけぼりになる場面がありました。特にフジコの想像からシームレスに未来に繋がる演出があり、夢か現実かわかりにくいところがありました。

一部キャラクターのエピソードが省略されている

サブキャラクターたちのエピソードが結果だけ見せられる場面があり、唐突に感じました。過程がもう少し丁寧に描かれていたらもっと感情移入できたと思います。

バレエシーンにもう少し迫力が欲しかった

物語の核となるバレエシーンですが、迫力や美しさがやや物足りなかったです。製作側もそれを認識しているのか、バレエ中に他の映像を挟んで視覚的に楽しませる工夫がありましたが、バレエそのものの魅力でもう少し引き込んでほしかったです。

どんな人におすすめか

  • 夢を追う物語が好きな人
  • 温かい人間関係に癒されたい人
  • パリの雰囲気を楽しみたい人

避けた方がいいかもしれない人

  • 派手なアクションや映像美を期待する人
  • バレエシーンの迫力を期待する人

最後に

「パリに咲くエトワール」は、夢を追う少女たちの温かい物語でした。映画館の大画面や音響が生きるタイプではありませんが、集中して見られる環境で登場人物たちの温かさに浸ることで、夢への希望と幸せな気持ちをもらえる作品です。

フジコと千鶴の関係性、アパルトマンの住人たちの優しさ、パリの町並みの雰囲気。見終わった後に穏やかで前向きな気持ちになれる映画でした。

ネタバレありの感想は別記事に書いています。

【ネタバレあり】映画「ウィキッド 永遠の約束」の感想とオズの魔法使いで出てきた仲間の秘密とオズとの決裂以降のざっくりとした作中の流れ

映画「ウィキッド 永遠の約束」のネタバレあり感想です。ネタバレなしの感想は下記事に書いています。

【ネタバレなし】映画「ウィキッド 永遠の約束」の感想とおすすめポイント - 日常の色々な事

この記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

作品情報

  • 公開日:2026年3月6日
  • 上映時間:137分
  • 原作:ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」(グレゴリー・マグワイアの小説に基づく)
  • 配給:東宝東和
  • 公式HP:https://wicked-movie.jp/

良かったところ

ミュージカルシーンが歌良し・踊り良しで圧巻

ミュージカルシーンのクオリティがとにかく高いです。シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの歌唱力は言うまでもなく素晴らしく、ダンスも見応えがあって、見ていて純粋にワクワクしました。

表情の演技が素晴らしい

キャスト陣の表情の演技が見事でした。例えばジャボンで遊んでいるときのモリブルの「何やってるんだ」と言いたげな表情やグリンダとエルファバの喧嘩の楽しそうな表情など、セリフがなくてもキャラクターの心情が伝わってくる演技が随所にあって引き込まれました。

空中戦の戦闘シーンに迫力がある

戦闘シーンは空中戦がメインになるので、疾走感があって迫力がありました。エルファバが飛んでいるので、序盤でのエルファバVS兵士だと兵士を振り回しながら道を壊したり、エルファバと飛ぶサルとの追走劇など迫力があったり、ただ空中戦だと軽くなりがちなところを、重いものや人を吹き飛ばしたりと工夫されていて、しっかりとした重量感が感じられました。

一応ハッピーエンドで終わる

エルファバはグリンダにオズでの動物たちを託して去る。グリンダはエルファバの残したビンを使って黒幕であるオズとモリブルを追い出して実権を握りまい進すると、それぞれ納得できる形でのハッピーエンドだったと思います。

前作からずっとすれ違い続けていたふたりの物語がちゃんと決着したのは良かったです。

前作よりポリコレ要素が控えめ

前作ではいかにもポリコレ的なキャラクターが出てきてしまって、エルファバの特異性が薄れてしまっていましたが、今作ではそういった要素が控えめになっていて、物語に集中できました。

成長物語として描かれている

グリンダは周りから求められるままに善い魔女を演じていましたが、悪い魔女を倒そうとする民衆の熱狂と昔のままの親友の像を見て自身が招いたことを後悔して自身で考え動くようになりました。

エルファバは噂に負けずにオズの正体を暴き周りから賞賛されることを目的に行動していましたが、身近な人の喪失やグリンダの様子を見て人からの賞賛をあきらめ真にオズの動物たちのためにできることとして悪者として退治されることを選べるようになりました。

グリンダとエルファバがお互いがお互い鏡写しのような立場や考えで、前作から続くキャラクターたちの成長が描かれており、それぞれが自分の選択と向き合っていく姿が見られました。

気になったところ

ミュージカルが多すぎて一つ一つの印象が薄れる

映画全体の6~7割ぐらいがミュージカルシーンです。

最初の方は雰囲気を盛り上げる効果があって良かったのですが、後半になるにつれて「また歌か、話を進めてくれ」という気持ちになってしまいました。

個々のミュージカルシーンのクオリティは高いだけに、数を絞った方が一つ一つの印象が強くなったのではないかと思います。極めつけは「親友に寝取られた・・・」だけを表現するために数分の短いミュージカルシーンがあったのにびっくりです。

キャラクターのメンタルがみんな未熟

オズとグリンダは周りから求められる役割を演じているだけ、エルファバは他の人に褒められたくて行動している。みんな動機が幼稚なのに「善とは?悪とは?」と大きなテーマを語っていて、茶番に見えてしまいました。

しかも恋愛のドロドロがぽっと出で出てくるので余計に登場人物みんなが愚かに見えてストレスでした。作中で「学生の頃に戻りたい」と何回か語っていますが、恋愛や承認欲求でコロコロ主張やルールをかえるのは学生気分が抜けてないです。

エルファバに共感しにくい

エルファバは妹が心臓を潰したボックを助けるためにブリキにしたわけですが、「生きてるから良いでしょう?」みたいな態度だったので共感しにくかったです。しかも「善いことをしようとしても責められる」と言っていますが、作中でエルファバが善いことをしたシーンがほとんどありません。オズが嘘つきだと伝えようとして失敗したぐらいで、それもオズの民にとっては出歯亀レベルの話です。

エルファバが手にするものに説得力がない

フィエロはグリンダを振って、エルファバを選びますが、特に伏線も積み重ねもなく急にエルファバについていくと言い出してぽかんとしました。民衆がうわさを信じすぎているとグリンダに警告して拒否られたから、最初は正義感からかな?と思ったのですが、エルファバに告白し出したので輪をかけてぽかんとなりました。

魔法の力も生まれながらのもので、エルファバが持っているのは全て自身の努力ではなく与えられたものなのに頑張っている感を出しているのが不快でした。なろう系よりひどい

作中のキャラクターから全てを与えられるのがグリンダだとしたら、映画の作り手から全てを与えられるのがエルファバという印象です。

テンポが早すぎる場面がある

本来の「オズの魔法使い」の話に繋がるパートが一瞬で終わります。もう少し丁寧に描いてほしかったです。

あまりにも勇み足だったので、最後に簡単な流れを書いておきます。

寝取られ展開がひどい

グリンダからフィエロを寝取っている間に妹が死んだのは、さすがに笑ってしまいました。タイミングが最悪すぎます。

オズの魔法使いで出てきた仲間の秘密

「オズの魔法使い」でドロシーと旅をした仲間たちの出自も本作で描かれていたのでまとめます。

ブリキの人(ボック)

グリンダの結婚を知ったボック(ネッサの思い人)が、思いを告げに出て行こうとします。ネッサは引き止めようと無理やり魔法を使いますが暴発し、ボックの心臓が小さくなってしまいます。

エルファバがボックを救うためにブリキの体にしましたが、ボックは怒りと失意の中で失踪しました。

気の弱いライオン

小さい頃にエルファバの家に連れ去られたライオンです。エルファバに保護されたことで、結果的に臆病な性格のまま育ったということになります。

かかし(フィエロ)

エルファバとグリンダがケンカしているところに警備隊が来てエルファバが捕まりますが、フィエロが身代わりになって助けます。エルファバはフィエロが死なないように魔法を唱えましたが、死なない・苦痛を感じないはずの魔法は実際にはかかしに変える魔法でした。こうしてフィエロはかかしの姿になりました。

ざっくりとした作中の流れ(オズとの決裂以降)

ここからはオズとエルファバが決裂してからの流れを整理します。前作の内容や序盤は省略しています。

オズとの決別と動物の解放

エルファバはオズ・グリンダとの協力関係の条件として動物を自由にするよう要求し、オズはそれを受け入れます。しかしサルによって隠し部屋の存在がエルファバにばれてしまいます。そこには動物が檻に捕らえられており、約束を反故にしたオズとエルファバは決別。エルファバは動物たちを解放します。

結婚式の崩壊とエルファバの逃亡

同じ時期・同じ場所でグリンダとフィエロの結婚式が行われていましたが、逃げ出した動物たちが式をめちゃくちゃにしてしまいます。エルファバがオズを殺そうとしているところにフィエロとグリンダが合流し、エルファバはフィエロと共に逃亡します。

妹の死とドロシーの登場

エルファバをおびき出すため、モリブルが竜巻を呼び、降ってきた家でエルファバの妹を殺害します。グリンダは妹が履いていた魔法の靴をドロシーに渡し、オズの魔法使いの元まで行くように伝えます。その場にエルファバが来て、ドロシーと喧嘩をし始めます。

フィエロの犠牲とかかし化

エルファバとグリンダがケンカしているところに警備隊が来てエルファバが捕まりますが、フィエロが身代わりになって助けます。エルファバはフィエロが死なないように魔法を唱えます。死なない・苦痛を感じない魔法のつもりでしたが、実際にはフィエロをかかしに変える魔法でした。

ドロシーの旅とオズの魔法使い

なんやかんやあって、ドロシーはブリキの人(ボック)、気の弱いライオン、かかし(フィエロ)とともにオズの魔法使いの元にたどり着きます。そしてオズからエルファバを殺すよう命令されます。

死んだふり作戦

ドロシーに先んじて、グリンダは馬でエルファバの元へ向かい説得します。そこへフィエロからサル経由で死んだふり作戦の手紙がエルファバの元へ届きます。エルファバはグリンダに動物たちの未来と魔法書を託し、ドロシーの前でエルファバが殺された振りをします。グリンダもドロシーもエルファバが死んだと信じました。

オズの追放とグリンダの演説

グリンダは、オズが愛用する飲み物を入れていた緑のビンと、エルファバの母親の形見のビン(不倫相手が持っていたビン)が同じものだと気づきます。オズがエルファバの実の父親であることを悟ったグリンダは、娘殺しをとがめてオズを国から追い出しました。後ろ盾を失ったモリブルも追放されます。

グリンダは名実ともに国を支える善き魔女となり、悪い魔女が死んだことを宣言する演説に臨みます。そこでオズの民だけでなく動物を含めたすべての民に向けて「悪は死んだ、これからは前に進める」と語りかけました。

エルファバとフィエロの旅立ち

一方、死んだふりをして床下に逃れていたエルファバの元にフィエロが訪れます。ふたりは遠くの世界へと旅立ち、映画は幕を閉じます。

気になったところ

「ウィキッド 永遠の約束」は、映像・音楽・演技のクオリティは文句なしに素晴らしい映画でした。ミュージカルシーンの歌と踊り、空中戦の迫力、キャスト陣の表情の演技と、エンターテインメントとしての完成度は非常に高いです。

ただ、ストーリー面ではキャラクター全員が未熟な選択を繰り返すのがストレスで、特にエルファバの行動や恋愛の説得力のなさが気になりました。善悪をテーマにしている割にはキャラクターの動機が浅く、茶番に見えてしまう場面がありました。

最後に

「ウィキッド 永遠の約束」は、映像・音楽・演技のクオリティは文句なしに素晴らしい映画でした。ミュージカルシーンの歌と踊り、空中戦の迫力、キャスト陣の表情の演技と、エンターテインメントとしての完成度は非常に高いです。

ただ、ストーリー面ではキャラクター全員が未熟な選択を繰り返すのがストレスで、特にエルファバの行動や恋愛の説得力のなさが気になりました。善悪をテーマにしている割にはキャラクターの動機が浅く、茶番に見えてしまう場面がありました。

それでも最終的にハッピーエンドで物語が完結したのは良かったです。映像と音楽を楽しむ分には間違いなく満足できる作品だと思います。

【ネタバレなし】映画「ウィキッド 永遠の約束」の感想とおすすめポイント

映画「ウィキッド 永遠の約束」を見てきました。前作「ウィキッド ふたりの魔女」の完結編です。

一言で言うと「映像・音楽・演技すべてが凄い」映画です。ミュージカルシーンの歌と踊りは圧巻で、空中戦を中心としたアクションシーンも迫力満点。一方でストーリー面ではキャラクターたちの選択にモヤモヤする部分もありましたが、最終的にハッピーエンドで締めくくられたので良かったです。

作品の雰囲気・見る前の注意点・良かったところと気になったところがわかり、「見に行くか判断できる」ことを目指しています。ネタバレなしです。

ネタバレありは【ネタバレあり】映画「ウィキッド 永遠の約束」の感想とオズの魔法使いで出てきた仲間の秘密とオズとの決裂以降のざっくりとした作中の流れ - 日常の色々な事に書いています。

作品情報

  • 公開日:2026年3月6日
  • 上映時間:137分
  • 原作:ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」(グレゴリー・マグワイアの小説に基づく)
  • 配給:東宝東和
  • 公式HP:https://wicked-movie.jp/

私の情報

  • 前作「ウィキッド ふたりの魔女」は視聴済み
  • ミュージカル舞台は未見
  • 原作小説は未読

ざっくり感想

アクション、ミュージカル、演技、演出のどれを取っても凄い映画でした。特にミュージカルシーンは歌も踊りも素晴らしく、見ていてワクワクします。

一方でストーリーに目を向けると、登場人物みんなが愚かな選択をし続けているように見えてストレスを感じる場面がありました。ゲームで言うバッド選択肢を選び続けているような感覚です。

ただ、グリンダとエルファバは互いの立場で成長をしながらも、今作でちゃんと物語が決着して、一応のハッピーエンドを迎えたのは良かったです。

前作の不満点だったポリコレ要素が控えめになっていたのも好印象でした。

見る前の注意点

前作「ウィキッド ふたりの魔女」の視聴は必須

2部作の後編なので、前作を見ていないと話がわかりません。前作でエルファバとグリンダの出会いから決別までが描かれており、本作はその続きから始まります。

ミュージカルシーンが非常に多い

体感、映画全体の6~7割ぐらいがミュージカルシーンです。ミュージカル映画が好きな人には大満足ですが、苦手な人にはかなりきついかもしれません。

どちらでもない人でもちょっと胸焼け気味になります。

寝取られがある

若干ネタバレになるんですが、寝取られがあります。一応該当シーンは飛んでいますが、事後は普通に映っているので苦手な人は注意です。

良かったところ

ミュージカルシーンが歌良し・踊り良しで圧巻

ミュージカルシーンのクオリティがとにかく高いです。歌も踊りも素晴らしく、見ていて純粋にワクワクします。

序盤では雰囲気を盛り上げる効果もあり、映画の世界に引き込まれました。

表情の演技が素晴らしい

キャスト陣の表情の演技が見事でした。

ふとした場面での微妙な表情の変化が、セリフ以上にキャラクターの心情を伝えていて引き込まれます。

空中戦を中心としたアクションが迫力満点

戦闘シーンは空中戦がメインで、疾走感と迫力があって見応えがありました。

ただ軽くなりすぎないように、重いものや人を吹き飛ばすといった工夫がされていて、アクションとしての説得力がありました。

ハッピーエンドで物語が完結

前作で別れたエルファバとグリンダの物語がちゃんと決着します。

詳しくは書けませんが、両者が納得できるハッピーエンドだったと思います。前作からのモヤモヤが晴れるのは嬉しいポイントです。

キャラクターの成長物語として描かれている

前作から続くキャラクターたちの成長が描かれている点も良かったです。

それぞれが自分の道を歩む中で、変わっていく姿が見られます。

気になったところ

ミュージカルが多すぎて一つ一つの印象が薄まる

ミュージカルシーンのクオリティは高いのですが、数が多すぎて後半になると「また歌か、話を進めてくれ」と感じてしまいました。

序盤は雰囲気づくりとして効果的でしたが、後半は物語のテンポを損なっている印象です。

キャラクターの選択にストレスを感じる

登場人物たちがそれぞれ未熟な動機で行動していて、見ていてストレスを感じました。

善悪をテーマにした物語なのに、キャラクターたちの行動原理が幼稚に見える場面があり、深みを感じにくかったです。

テンポが早すぎる場面がある

一部の展開が駆け足で、もう少し丁寧に描いてほしかった場面がありました。

特に「オズの魔法使い」に関連する展開があっさりしすぎて物足りなさを感じました。

どんな人におすすめか

  • 前作「ウィキッド ふたりの魔女」を楽しんだ人
  • ミュージカル映画が好きな人
  • 迫力のある映像とアクションを楽しみたい人
  • エルファバとグリンダの結末を見届けたい人

避けた方がいいかもしれない人

  • ミュージカルシーンが苦手な人
  • キャラクターの行動にリアリティを求める人
  • テンポの良いストーリー展開を重視する人

最後に

「ウィキッド 永遠の約束」は、映像・音楽・演技のクオリティが圧倒的な映画でした。ミュージカルシーンの歌と踊り、空中戦のアクション、キャスト陣の表情の演技と、エンターテインメントとしての完成度は非常に高いです。

ストーリー面ではキャラクターの選択にモヤモヤする部分もありましたが、最終的にハッピーエンドで締めくくられたのは安心しました。前作を楽しんだ方にはぜひ見届けてほしい完結編です。

ネタバレありの感想は別記事に書いています。

「ゼンレスゾーンゼロ × まねきねこ」 コラボ の 流れと感想 (3月10日 クレーム状況更新)

ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)が、カラオケまねきねことコラボをしていたので行ってきました。この記事では、その時の感想やルール、体験の流れなどを紹介していきます。

行った情報

  • 日付:2026年3月2日(月)
  • 作品:ゼンレスゾーンゼロ(妄想エンジェルコラボ)
  • 場所:カラオケまねきねこ 渋谷センター街ANNEX店
  • コラボ期間:2026年2月25日(水)~ 2026年4月12日(日)

予約

コラボルームは渋谷センター街ANNEX店と道頓堀店の2店舗限定なので予約は必須です。

まねきねこのアプリから予約できますが、アプリ内だとコラボルームが見つけにくいです。ゼンレスゾーンゼロ×まねきねこコラボの公式HPから予約ページに遷移することをおすすめします。

※電話予約は不可です。

到着&受付

渋谷センター街ANNEX店に行きました。

入ってすぐのカウンターで受付をします。店員がいない時はカウンター上の呼び鈴で店員を呼びます。

受付方法はまねきねこアプリで予約画面を見せるだけです。

店員によりますが、私の場合はドリンクやドリンクバー、利用時間などを聞かれました。コラボルームは2時間制なので2時間以外ありえないのですが……。コラボドリンクで十分な場合は「コラボドリンクを頼みます」と伝えればOKです。

伝票を渡されるので、伝票に記載の部屋番号に向かいます。

ルール

  • 2時間制
  • 通常室料 + フード・ドリンク + グッズ代 + コラボルーム料1,500円(税込)
  • コラボドリンクはまねきねこアプリ内「まねちゅ~」から注文(部屋にメニュー表の設置なし)
  • コラボドリンク1品につきポストカード(全10種)1枚ランダムプレゼント
  • グッズ購入はカラオケ利用中のみ・会計時に申告
  • 1度の注文でコラボドリンクは5杯まで(複数回注文は可能)

コラボルーム

内装

コラボルームの画面や機材は普通のカラオケと同じでしたが、壁紙の気合の入り方がすごかったです。

ゼンゼロの妄想エンジェルの壁紙が3方の壁に3パターン貼られていて、カメラやテレビの裏の壁もピンクや赤など妄想エンジェルのカラーで統一されていました。下手なコラボルームだとテレビ側の壁には何もない場合がありますが、ここは全面しっかり装飾されていて良かったです。

 

コラボルーム内装
コラボルーム内装2

カラオケ

デンモクで歌いたい歌を入れて歌います。カラオケ機種はDAMでした。

私が見つけたDAMに収録されていたゼンゼロの曲は以下の通りです。[オリカラ]が付いているものがゼンゼロのオリジナル背景曲になります。

  • [オリカラ]ReDreaming Angel / BPM150&4s4ki
  • [オリカラ]鼓動のリズム / Ayi&Hashbrown&Peipei
  • [オリカラ]Tiny Giant / Ashley Alisha
  • [オリカラ]楽園夢遊記 / 長谷川育美
  • [オリカラ]楽園夢遊記 / アストラ・ヤオ(長谷川育美)
  • [オリカラ]BITE!ガブっとね / Lei Yuxin
  • 快哮ノススメ / 東京真中, はしメロ, 9Lana
  • モエチャッカファイア / 弌誠
  • ジャンキーハニー! feat.ハコ / DYES IWASAKI
  • あられやこんこん / 弌誠

ドリンクやフードを頼みたいときは、まねきねこのスマホアプリから伝票のQRコードを読み込んで注文します。コラボドリンクはアプリ内の「アニメコラボ」の欄にあります。他のアニメコラボも同じページに並んでいるので、ゼンゼロのドリンクであることを確認して注文してください。

ドリンク

会計

時間になったらカウンターに伝票を持っていき会計します。

グッズを購入する場合はこの時に店員に「グッズ購入したい」と伝えます。精算後の購入は対応できない場合があるので、必ず精算前に申告してください。

注意事項

  • ドリンクは30分以上かかるときがあるので、早めに注文することをおすすめします
  • カラオケ機種がDAMなので、ゼンゼロの収録曲が少ないです。ちなみにJOYSOUNDの方がゼンゼロの曲数は多いです
  • ゼンゼロの曲はデンモクで検索しにくいことがあります。見つからない場合は履歴から探すのも一つの手です
  • コラボドリンクのキャラクターは選べますが、特典のポストカードはランダムなので選べません

感想

コラボルームの雰囲気は良かったものの、それ以外が最悪でしたので正直行くのはおすすめしません。

カラオケ映像が手抜き

カラオケは今回のゼンゼロコラボ用に映像を作ったようですが、今までのバージョンの一枚絵を連続で映すだけの手抜きでした。しかも、ほとんどの曲でその映像を使い回しているなど、コラボ感が薄かったです。

YouTubeに上がっている各曲のEPやMVはもともと立派な映像があるので、それをそのまま流した方がよっぽど良いです。JOYSOUNDでは本家の映像をそのまま使う方式だったので、そちらの方が断然良かったです。

※ちなみに現在JOYSOUNDもゼンゼロとコラボ中で、収録曲数もJOYSOUNDの方が多いです。

店員の対応がイマイチ

店員の知識量や対応にも問題がありました。

まず受付で「何時間利用しますか?」と聞かれました。予約情報を確認していないのか、と伝えたところ「2時間となっています」と返答。2時間制なのだから聞く必要がないはずです。

さらに、注文してから15分後に「千夏のドリンクが作れなくなった」と連絡が来ました。代わりに今あるドリンクを聞いたところ、「あまみや」と「アリア」と言われましたが、「南宮(なんぐう)」のどこに「あま」の文字があるのか不思議でなりません。コラボ先のキャラ名を間違えるのは失礼です。

ドリンク提供のトラブル

極めつけは、40分経ってもドリンクが来ないので部屋を出てカウンターに会計に行った出来事です。会計待ち時に店員がドリンクを部屋に置いて去っていました。

今回は偶然物音に気が付いて部屋に戻れたのでギリギリ受け取れましたが、気が付かなかったら飲めなかったドリンク代を払うことになりますし、飲み残し扱いで追加料金を取られる可能性もあるので最悪です。

レシートの誤り

帰って落ち着いてからレシートを確認したところ、「jj3ゼンゼロ)千夏」と、作れなかったはずの千夏のドリンクが記載されていました。

さすがに色々とダメなところが多かったので公式に問い合わせていますが、投稿現在(問い合わせから1日後)には何の連絡もない状態です。

問い合わせ結果(1回目 3月7日)

3月7日に返信がありました。

要約すると下でした

  • 提供出来ないドリンク代金は返金する
  • 部屋代金の1コマ(30分)も返金する

思った以上に誠実な対応で満足して応じようとしました。

新たな問題発生

が、返金額がおかしいことに気がついてしまいました。

部屋代金の返金額は330円と言っているのですが今回はコラボルームなので1500円上乗せされた金額が部屋代金となります。

仮にコラボルームの上乗せ代金を考慮しない場合の部屋代金は220円です。

返金額と実際の料金に差があり、調査もなにもしてない疑惑が持ち上がってしまいました。

「一週間の成果はマニュアル通りの連絡をしました」あり得ないことです。それが許されるのは新人までで、エリア責任者がしていいことではありません。

再度、内訳を問い合わせています。

まとめ

コラボルームの内装は妄想エンジェルの雰囲気がしっかりしていて素晴らしかったです。ただ、カラオケ映像の手抜き、店員の対応の悪さ、ドリンク提供のトラブルなど、コラボルーム以外の体験が散々でした。

もしゼンゼロのカラオケコラボを楽しみたいなら、現在同時開催中のJOYSOUNDコラボの方が曲数も多く映像も本家なのでおすすめです。まねきねこのコラボルームは内装目当てで行くならアリですが、カラオケ体験としては期待しない方がいいと思います。

【マブラヴ ガールズガーデンGratte】マブラヴ ガールズガーデンGratte(アニメイト)コラボカフェの感想 + 注文の流れと雰囲気

「マブラヴ ガールズガーデン」× アニメイトカフェ Gratte(グラッテ)のコラボカフェに行ってきました。

この記事は、これから初めてグラッテに行く人でも当日の流れがイメージしやすいように、注文の手順と注意事項、実際に購入したメニューの感想をまとめたガイドです。

「グラッテって何? どうやって買うの?」「テイクアウト専用って聞いたけど飲食スペースはあるの?」という人向けの内容になっているので、当日のシミュレーションに使ってもらえたら嬉しいです。

ユリアのカフェラテとコースター

コラボカフェ概要

今回のコラボカフェは、アニメイト池袋本店をはじめとする全国10店舗の「アニメイトカフェ グラッテ(Gratte)」で開催されています。

開催期間は2026年2月27日(金)~3月29日(日)で、マブラヴ ガールズガーデン(マブガル)のアプリ版事前登録10万人突破を記念したコラボとなっています。

メニューは、マブガルキャラクターのイラストを使用したグラフィックラテ「グラッテ」とアイシングクッキーが用意されており、グラッテ・クッキーともに絵柄は全10種類から好きなものを選べます。

さらに、メニューご注文1点につき+500円(税込)で有償特典の「トレーディングアクリルコースター(全10種)」をランダムで1つ購入できます。

はじめに:この記事の想定読者

この記事は、次のような人をイメージして書いています。

  • グラッテのコラボカフェに初めて行く人
  • アニメイトカフェ グラッテのシステムに不慣れで、当日の流れを知っておきたい人
  • 「テイクアウト専用って本当?」「コースターは選べるの?」など、細かいルールで失敗したくない人

現地で戸惑いそうなポイントを先に押さえつつ、雰囲気や感想もまとめているので、予習用パンフレット感覚で読んでもらえればと思います。

利用の流れ:注文から受け取りまで

グラッテは予約制ではないので、アニメイトの営業時間内にそのまま来店して利用できます。ただし混雑時は時間が掛かるため時間には余裕を持って行くのがおすすめです。

池袋のアニメイトをベースに記載します。

アニメイト池袋本店 1階簡易図

1. タッチパネルで注文

  • 入口正面の物販カウンターの横に、グラッテ専用の注文用タッチパネルが設置されています。
  • タッチパネルで、まず作品タイトル(マブラヴ ガールズガーデン)を選択し、次にメニュー(グラッテ or クッキー)、絵柄、ベースドリンク(グラッテの場合)を順番に選んでいきます。
  • 選択が完了すると、画面下部の「発券」ボタンを押して注文票(チケット)を受け取ります。

2. カフェカウンターで会計

  • タッチパネルから出てきた注文票を、カフェのカウンターに持って行き、お金を支払います。
  • 有償特典のアクリルコースター(+500円/枚)を購入したい場合は、このタイミングで店員さんに伝えます。
  • 会計が済んだら引換証を受け取り、完成を待ちます。

3. 受け取り&撮影

  • 番号が呼ばれたら、カウンターでグラッテやクッキーを受け取ります。
  • グラッテの場合はドリンク・フタ・紙ナプキン・マドラーがトレーに乗った状態で渡されます。
  • カウンター付近にちょっとしたスペースがあるので、アクスタやぬいぐるみを持参して一緒に撮っている人も多かったです。

注意事項:失敗しがちなポイントまとめ

テイクアウト専用

  • アニメイト池袋本店のグラッテはテイクアウト専用です。店内での飲食はできません。
  • カウンターの左側に飲食スペースのように見えるスペースがありますが、あくまで撮影や荷物整理用のスペースであり、飲食スペースではありません。
  • カウンターの右側にゴミ箱とお盆(トレー)の返却口がありますので、受け取り後に不要になったトレーはそちらへ返却しましょう。

選べるもの・選べないもの

  • カフェラテ(グラッテ)の絵柄:全10種類から好きなものを選べます。
  • アイシングクッキーの絵柄:全10種類から好きなものを選べます。
  • アクリルコースター:全10種類のランダム配布なので、絵柄は選べません

在庫・営業時間について

  • 池袋本店の営業時間は平日11:00~20:00(ラストオーダー19:30)、土日祝10:00~19:00(ラストオーダー18:30)です。最新情報は公式サイトで確認してください。

場所・雰囲気の感想

アニメイト池袋本店1F

  • 私が行ったのはアニメイト池袋本店の1階です。池袋駅東口から徒歩数分の場所にあります。
  • グラッテはアニメイト店内の一角にあるカフェコーナーなので、独立した空間というよりは売り場の一部にカフェカウンターが設置されているイメージです。

コラボの展示・雰囲気

  • グラッテのカウンター周辺にはマブガルのコラボビジュアルやメニュー見本などはなく、ぱっと見ではコラボしているのがわかりません。グラッテ横の壁に今コラボしている作品のメニュー本が掲示されています。
  • アニメイト店内なので、他のコラボ作品のグラッテや通常の物販も同じフロアにあり、にぎやかな雰囲気です。
  • テイクアウト専用のため、着席してゆっくり楽しむタイプのコラボカフェとは異なりますが、その分サクッと寄れる気軽さがあります。

メニューの感想

ここからは、実際に注文したメニューの感想をまとめていきます。

アニスのアイシングクッキーとコースター

カフェラテ(グラッテ)

カフェラテを注文しましたが、クリームの上にプリントされたキャラクターイラストの発色がとにかく綺麗で驚きました。

他のコラボカフェのプリントドリンクと比べても、かなりクオリティが高い印象です。線のシャープさや色の再現度が段違いで、飲むのがもったいないと感じるレベルでした。

ドリンク自体も、クリームはボリュームたっぷりでサッパリした味わいなので、アイスコーヒーとの相性も良く、普通においしかったです。

アイシングクッキー

クッキーも同じイラストがプリントされており、グラッテと並べて撮影すると映えます。

感触は結構片目で、味はしっかりした甘さのあるアイシングクッキーで、お土産としても持ち帰りやすいサイズ感でした。こちらもとても美味しかったです。

アクリルコースター(有償特典)

コースターは3枚購入して、結果はユリア×2とアニス×1でした。両者ともカオスメイデンのメンバーです。

メインストーリーの5章ではカオスメイデンに指揮官が誘拐される展開があったので、「そのまま柊校舎に帰れなくなった世界線かな……」と思っちゃいました。

購入品まとめ

今回は2回来店して、以下を購入しました。

  • カフェラテ(グラッテ) × 2杯
  • アイシングクッキー × 1枚
  • アクリルコースター(有償特典) × 3枚(ユリア×2、アニス×1)

持ち物リスト&おすすめの楽しみ方

持って行くと安心なもの

  • 推しのアクスタやぬいぐるみ:撮影スペースで一緒に撮ると映えます。
  • エコバッグ:クッキーやコースターを複数買う場合、手持ちの袋があると持ち帰りに便利です。

おすすめの楽しみ方

  • グラッテのプリントは時間が経つと少しずつ崩れるので、受け取ったら素早く撮影するのがおすすめです。
  • 絵柄は自分で選べるので、推しキャラのグラッテとクッキーをおそろいで注文すると統一感が出て楽しいです。
  • テイクアウト専用なので、天気が良い日は近くの公園などで飲みながらのんびりするのも良いかもしれません。
  • 池袋周辺にはアニメイト以外にもオタクショップが多いので、買い物のついでに寄るのにちょうど良い気軽さです。

まとめ:プリントの美しさに驚いたグラッテ初体験

グラッテは予約不要・テイクアウト専用なので、一般的な着席型コラボカフェと比べるとかなり気軽に利用できます。注文はタッチパネルで完結し、会計もカウンターで済ませるだけなので、流れさえ分かっていれば初めてでも戸惑うことはほとんどないと思います。

何より、クリームへのプリントのクオリティが想像以上に高くて感動しました。マブガルのキャラクターイラストがくっきり再現されていて、他のコラボカフェのプリント系ドリンクの中でもトップクラスの仕上がりだと感じました。

開催期間は3月29日(日)まであるので、マブガル指揮官の方はぜひ一度足を運んでみてください。ちなみに本日3月3日はマブガルのアプリ版(iOS/Google Play)の配信日でもあるので、アプリ版から始める新規指揮官にとってもタイミングの良いコラボだと思います。

【ネタバレあり】映画「木挽町のあだ討ち」の感想と事件の超ざっくりした流れ

映画「木挽町のあだ討ち」のネタバレあり感想です。ネタバレなしの感想は下記事に書いています。

【ネタバレなし】映画「木挽町のあだ討ち」の感想とおすすめポイント - 日常の色々な事

時系列が飛んだり、映画前の出来事などが作中でも描かれていて話が理解できない人がいると思うのでざっくりとした事件の流れもまとめています。

この記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

作品情報

  • 公開日:2026年2月27日
  • 上映時間:120分
  • 原作:永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』(新潮文庫刊)
  • 配給:東映
  • 公式HP:https://kobikicho-movie.jp/

良かったところ

キャラクターの性格を演技とエピソードで見せている

登場人物の性格を説明セリフではなく、演技とエピソードで見せているのが本当に素晴らしかったです。

総一郎は、江戸に来てから、森田座で毎朝ただ朝風呂に入りに来てご飯たかっていたり、相手の目を見て覗き込むように話をしたりと、身近にこういう人がいたら絶対好きになると思わせる演技が見事でした。

金治は、幼なじみの菊之助の母が切羽詰まって余裕がないことに気がついて、昔の話や軽口を叩いて笑わせてあげたり願いを聞き入れたりと、人の心の機微や懐の深さをを演技で見せていて凄かったです。

これが二人だけでも素晴らしいのに、作兵衛、一八、与三郎、ほたると森田座のメインキャラ全員がそうだったので、どんどん引き込まれました。

総一郎が事件を調べる動機が藩を救うための狂言殺人だったことに衝撃

探偵ものでは動機は「巻き込まれた」「依頼された」「仕事だから」「気になるから」と普段焦点が当たらないので完全に油断していました。総一郎側にも重要なエピソードが隠されていて、それが明かされたときは本当に驚きました。

総一郎は菊之助の縁者として来ていましたが、実は遠山藩の不正を告発するための裏帳簿を受け取りに来ていたという背景があり、物語の奥行きが一気に広がりました。しかも、今まで飄々としていた態度だったのにひたすら忠義の人だったことにも驚きました。

森田座の人情味あふれる人々に粋を感じた

芝居小屋はワケアリや流れ者がたどり着くところなので、総一郎のような流れ者が来ても、もてなしているのが心温まりました。毎朝朝風呂に来てご飯を集られながら事件の内容を探られたら普通は怒ると思います。

最後に菊之助が大名行列で森田座の前を通ったときのシーンが特に粋でした。土下座をしようとする森田座の人たちに対して「戯場国という別の国の前なので土下座はいらない」と菊之助が言ったり、金治が風評の良くない森田座と菊之助の関係が表に出ることを案じて「部下が変わり者なら当主も変わり者だな」と菊之助を知らない体で揶揄したりと、森田座と菊之助の間にある絆を感じて胸が熱くなりました。

全員犯人でビックリした上に犯行の演技指導があってもっとビックリ

犯人は当事者と座長ぐらいかと思っていたんですが、まさか森田座の全員が関わっていたとは思いませんでした。しかも単に計画しただけでなく、あだ討ちの演技指導や小道具の作成、名乗りの指導まで行って本番に挑んでいたのは完全に予想外でした。

芝居小屋の人間が「芝居」としてあだ討ちを仕立て上げるという構図が、この映画ならではの面白さだと思います。

あふれ出るいたずら感が楽しい

あだ討ちメンバーの空気感が良かったです。他の人には内緒なところで演技の練習をしたり小道具を用意したりと、こっそりとあだ討ちの練習がいたずらの準備をしているみたいにキャラクターがイキイキと楽しそうにしていて、こちらまでつられてワクワクしました。狭い部屋に大人がぎゅうぎゅうずめで作戦会議しているのもそう思う要因です。

気になったところ

絆を構築する描写がやや駆け足

役者の演技が凄すぎて自分の中で勝手に補完してしまっているので、あまり気にならないのですが、爆速で絆が紡がれていくので尺がもう少しあっても良かったかなと思います。

ただ、あの重い演技を長時間見たら疲れるので、あのスピードでも良いのかもしれません。二郎系ラーメンの小までなら美味しいけど大になると辛い、みたいな感覚です。

謎解きの雰囲気があっさりしすぎ

「はっきり言いましょうか!」とドンッと探偵もののような解決編が始まるのですが、推理が間違っていてそもそも誰も死んでいなかったので「あれっ」という感じがしました。伏線や違和感もほとんどないので、ミステリーとしてはあっさりめです。

ただ、人情と総一郎の動機の衝撃でおつりが来るレベルなので、ミステリーとしての物足りなさは大きな問題にはなりませんでした。

話が飛ぶ場面がある

過去回想や時間を飛ばした展開があり、話がぶつ切りになった感じがしました。人によっては理解が追いつかない場面があるかもしれません。

ざっくりとした作中の流れ

ここからは作中の流れを整理します。

遠山藩の不正発覚

遠山藩で脱税をしている疑惑のある人物が見つかります。しかし藩の半分近くの人間が脱税に関わっていたため、疑惑で罰を与えようとすると逆に殺される危険がありました。

裏帳簿の発見と脱出計画

確固たる証拠の裏帳簿が出てきますが、参勤交代で訴える先(藩主)が江戸にいて不在。このままでは裏帳簿が奪われるため、外に出す一計を案じます。伊納清左衛門が錯乱した風を装って子供(菊之助)を殺そうとし、それを守って作兵衛が清左衛門を殺害。主君殺しは重罪なので作兵衛は江戸へ逃亡します。その時に裏帳簿を持っていくことで、外からは作兵衛が主君殺しの罪から逃げ回っているように見せかけて、藩の外へ持ち出しに成功します。

それぞれの動き

参勤交代が終わった頃に総一郎が作兵衛から裏帳簿を受け取る予定でしたが、総一郎は遠山藩に軟禁されてしまいます。

一方、武士は敵討ちをしないと藩に帰れないため、菊之助は作兵衛を殺しに江戸へ出ます。

さらに、たえから金治が呼び出され、菊之助に人殺しをさせないよう頼まれます。

森田座での狂言あだ討ち

森田座に菊之助がやって来て、作兵衛も見つかります。ここで狂言あだ討ち(芝居としてのあだ討ち)が提案されます。菊之助はあだ討ちの演技を練習し、作兵衛は敵役として横柄な振る舞いの練習をしながら、金を渡されてギャンブルや女遊び三昧で「悪人」に仕立て上げられます。

あだ討ちの成功と真相

見事にあだ討ちが成功し、江戸の語り草となります。

その後、脱藩して江戸に到着した総一郎は、作兵衛が既に殺されたと思い裏帳簿を探して遺体探しを始めます。

やがて森田座に辿り着き(映画の開始地点)、事件の真相を知り、生きている作兵衛と再会して裏帳簿を受け取ります。

これをもとに菊之助はお家復興を果たし、参勤交代中に森田座の前を通るラストシーンで映画は幕を閉じます。

最後に

「木挽町のあだ討ち」は、ミステリーとしてはあっさりめですが、人情ドラマとしては最高級の映画でした。森田座の人々が菊之助のために「誰も犠牲にしない」仇討ちを全力で仕立て上げる姿は、まさに粋そのものです。

菊之助が本当に愛おしくてたまらないという表情・仕草・口調で接する森田座の人々と、それを演じる役者陣の演技に完全に引き込まれました。最後の大名行列のシーンは、粋な人情の集大成として心に残る素晴らしいラストでした。