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日常の色々な事

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【ネタバレなし】映画 ウォンカとチョコレート工場のはじまり を見た感想

色々な意味で話題になっているウォンカとチョコレート工場の始まりを見てきました。

前評判通り2005年にやっていたチャーリーとチョコレート工場とはつながりのない映画でしたが、これはこれで別路線で面白かったです。

ネタバレしない程度にぼかしてチャーリーとチョコレート工場との違いや面白かったところなど感想を書いていきます。

見に行こうかどうか悩んでいる人に参考になればうれしいです。

ネタバレ版は【ネタバレあり】映画 ウォンカとチョコレート工場のはじまり を見た感想で書いています。こっちが詳しいのでもっと気になる人はこちらも見てもらえると嬉しいです。

本作の立ち位置

チャーリーとチョコレート工場とつながりはあるの?

ほとんどないです。不思議なチョコレートや楽しい雰囲気ぐらいです。

事前に「チャーリーとチョコレート工場」を見ていく必要はないです。

調べて行くと楽しめることはある?

1970年代の「夢のチョコレート工場」の前日談らしいので、こちらを見ていくと楽しめると思います。

自分は見ていないでも、楽しめたので見なくても全然問題ないです。

チャーリーとチョコレート工場との設定の違い

各キャラクターの過去や出会い

チャーリーとチョコレート工場ではウォンカやウンパルンパの過去が出てきましたが、この映画では全然違う設定です。

別物と見ていった方が混乱しないと思います。

ウォンカの性格

チャーリーとチョコレート工場の場合は、人間嫌いで人を小ばかにしてヒステリックなチョコレート好きというキャラクターでしたが、ウォンカの場合は全くの別物です。

劇中で時間が経ったからと言うレベルじゃない変わりようなので混乱してしまいます。

良かったところ

色々なチョコレートが出てきて面白い

チャーリーとチョコレート工場ではブルーベリーになるチョコレートや小さくなったりと不思議な食べ物がありますが、本作ではそれ以上にたくさんの不思議なチョコレートが出てきます。

しかもポジティブな形で使われているので見ていてワクワクします。

コメディなお笑いがクスッとする

コメディ的な笑いが多くちりばめられているのでクスッと笑えます。

微妙なダジャレに対する突っ込みや天丼ネタ、間の抜けた間など色々な笑いがあって面白いです。

ミュージカルがたくさんあって賑やかで楽しい

ミュージカル形式で進められるので画面や音に華が多くて賑やかで楽しく見ることができます。その賑やかさに魔法のチョコレートによる不思議な動きが加えられて見ごたえはばっちりです。

もう一歩なところ

ミュージカルの曲や動きが合わない時は長く感じる

色々な種類の歌や動きのミュージカルがあるので合わないものが来ると、ちょっと退屈になってきます。

ミュージカルも踊り・歌いながらやっているのでダイジェストではなくしっかり描いているのでなかなか長く退屈になっていました。

世界観の説明が少なく困惑する

世界観の説明がほとんどないので、「こういうもの」と受け取れる人以外は困惑すると思います。もう少し丁寧に世界観を説明しないとなかなか受け止めにくいです。

AIに聞いてみました

google bardにネタバレなしで感想を聞いてみました。

2023年の映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、ロアルド・ダールの原作小説『チョコレート工場の秘密』に登場するウィリー・ウォンカの若き日の冒険を描いたミュージカル・ファンタジー映画です。

ティモシー・シャラメ主演で、亡き母と約束した世界一のチョコレート工場を作ることを夢見るウォンカの姿が描かれています。

映画は、ウォンカが幼い頃からチョコレート作りに魅了され、一流のチョコレート職人になるまでの物語を、美しい映像と音楽で綴っています。

ウォンカの純粋な心と、夢を叶えようとするひたむきな姿は、観るものの心を温かくしてくれます。

また、映画には、チョコレート工場の様々な仕掛けや、ウォンカの前に立ちはだかる敵など、見どころも満載です。

全体的に、子供から大人まで楽しめる、心温まるファンタジー映画に仕上がっています。

具体的な感想としては、以下のような点が印象的でした。

  • ティモシー・シャラメのウィリー・ウォンカは、純粋で愛らしいキャラクターで、とても魅力的でした。
  • 映画の映像は、美しく幻想的で、まるで絵本の世界に入り込んだような感覚を味わえます。
  • 音楽は、ポップで耳に残るメロディーで、映画をより盛り上げてくれます。

また、映画のラストには、ティム・バートン監督版「チャーリーとチョコレート工場」への伏線が隠されているようで、ファンには嬉しい仕掛けになっています。

総合的に見て、とても満足できる映画でした。

もしまだご覧になっていない方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

【ネタバレあり】映画 ウォンカとチョコレート工場のはじまり を見た感想

色々な意味で話題になっているウォンカとチョコレート工場の始まりを見てきました。

前評判通り2005年にやっていたチャーリーとチョコレート工場とはつながりのない映画でしたが、これはこれで別路線で面白かったです。

どういう設定が違うのかやどんなところが面白かったかなど、ネタバレありで感想を書いていきます。気になるけど評価が気になる人にとって参考に鳴ればうれしいです。

ネタバレが嫌な人は【ネタバレなし】映画 ウォンカとチョコレート工場のはじまり を見た感想にネタバレなし版を書いているのでそっちを見てください。

目次

3行でわかるストーリー

  • ウォンカが自分の店を夢見て、チョコレートの有名な街に来たが騙されて借金を返すまで強制労働
  • 警察と有力者が邪魔する中、他の強制労働者と協力してチョコレートを売りウォンカの店を開けるようになった
  • 店を潰された後にヌードルの秘密がわかり、守るために有力者の悪事を暴きチョコレートパーティーでハッピーエンド

本作の立ち位置

チャーリーとチョコレート工場とつながりはあるの?

ほとんどないです。共通点は不思議な世界であることやチョコレート以外興味のないウォンカぐらいなので、事前に「チャーリーとチョコレート工場」を見ていく必要はないです。

調べて行くと楽しめることはある?

1970年代の「夢のチョコレート工場」の前日談らしいので、こちらを見ていくと楽しめると思います。

自分は見ていないでも、楽しめたので見なくても全然問題ないです。

チャーリーとチョコレート工場との設定の違い

ウォンカのチョコレートにはまったきっかけ

チャーリーの場合は、歯医者の父親に虫歯になると禁止されていたチョコレートを食べておいしさに感動したのがきっかけでした。

ウォンカの場合は、貧乏な家庭で育ち記念日に母親がくれたチョコレートがおいしくて感動したのがきっかけでした。

ウンパルンパとの出会い

チャーリーの場合は、チョコレートのフレーバーを探しに行った先で出会い、カカオを給料に工場にスカウトしたのがきっかけでした。

ウォンカの場合は、ウンパルンパが居眠りしている最中に育てているカカオをウォンカが取ってしまい、ウンパルンパが責任を取ってカカオを返してもらいに来たことがきっかけでした。

ウォンカの性格

チャーリーの場合は、人間嫌いで人を小ばかにしてヒステリックなチョコレート好きです。

ウォンカの場合は、お人よしで人を大切にして常にポジティブなチョコレート好きです。

良かったところ

体制に逆らいゲリラ的にチョコレートを売るところが秘密活動のようでワクワクする

物語の中盤では街を牛耳っているチョコレート組合に目を付けられてウォンカがチョコレートを売れなってしまいました。絶望しているところ、宿屋にだまされた他の人たちの協力によってチョコレートを売るシーンがワクワクしました。

警察が来たら他のメンバーが合図をして下水道から逃げるという売り方を続けて最終的にモブの人も味方になっていくところが悪いことをしているいたずら小僧のような気持ちになりワクワクしました。

チョコレート店がファンタジーなチョコレート店でハッピー

ウォンカの店には全てがチョコレートで出来ていて見ていて楽しかったです。

このシーンはミュージカルとして丁寧に表現されているので、チョコレート工場の広間よりもファンタジー感が強くてチョコレートによる幸せ感も感じられてハッピーな気持ちになりました。

最後に全員の力を合わせて裏帳簿を取りに行くところが面白かった

主要キャラが力を合わせる最終作戦は色々な作品であるので想定内だったのですが、まさかモブ動物のキリンやフラミンゴも出てきたのには度肝を抜かれました。

しかも、キリンやフラミンゴならではの作戦ではなく単純に大きな生き物や邪魔な障害物扱いみたいな扱いで笑っちゃいました。

不思議なチョコレートたくさんで良かった

不思議なチョコレートがたくさんで面白かったです。単純に不思議なだけじゃなく、攻略に必要だったりと重要アイテムとして出てくるのも良かったです。

もう一歩なところ

1回1回のミュージカルが長い

1回1回のミュージカルが長いので、ちょっと退屈になってきます。特に最初のミュージカルは街に到着、お金を使い切る、チョコレートを配るの3つのシーンが1回のミュージカルで済まされます。

このミュージカルも踊り・歌いながらやっているのでダイジェストではなくしっかり描いているのでなかなか長く退屈になっていました。

世界観の説明が少なく困惑する

チョコレート至上主義の世界観の説明がほとんどないので、「こういうもの」と受け取れる人以外は困惑すると思います。

もう少し丁寧に世界観を説明しないとチョコレートのために犯罪を起こす世界や不思議な魔法がある世界を理解できないかと思います。

成長要素が浅い

ウォンカは文字が読めないので、チョコレートのお礼としてヌードルによって文字を教えていますが、読めるようになった結果が薄いです。

ヌードルの母親の名前が裏帳簿にあることが読めるだけなので、あのタイミングで読めなくても後から警察に読んでもらえば良いので読める必要が特になかったです。

例えば、裏帳簿がスラグワースに回収されてしまったものの、文字が読めたおかげで他の悪事の証拠を見つけてハッピーエンドのように要素にクリティカルにかかわってほしかったです。

わかりにくいところの考察

最後の裏帳簿奪取作戦についての説明

裏帳簿を見つけるためには、下の障害がありました。

  1. 大量のチョコレート中毒信者
  2. 神父によるエレベータ操作
  3. 強い門番

これをキリンとチョコレートで突破しました。

下のような手順です。

  1. 動物園の係員にパーティーチョコレートを渡して眠らせ、キリンを連れ出す
  2. 裏でヌードルが物乞いの振りをして神父のポケットにキリンの好きなチョコレートを忍ばせる
  3. キリンを教会へ突入させるー>大量のチョコレート中毒信者を教会から追い出す
  4. 神父が動物園に電話をかける
  5. ロッティーが神父からの電話を電話ボックスへつなき、
  6. ラリーが声真似で動物園の係員になり回収するように返事をするー>神父を教会から追い出す
  7. キリン回収業者に成りすまして教会内へ
  8. ウォンカとヌードルを置いて、他のメンバーはキリンを回収して撤収
  9. チョコレート組合のメッセージ付きでパーティーチョコレートを門番に渡して眠らせるー>門番は寝て無力化
  10. 金庫に到着

こうやって見ると、それぞれにちゃんと役割があって良いですね。パイパーはゲリラチョコレート販売時に逃げるための排水管を教えて、アバカスは収支計算をしていました。

門番が後悔していた幸せになるチャンスは動物園の係員からの告白

最後の作戦の時にパーティーチョコレートを食べた門番が言っていた「幸せになるチャンスを逃した」と言っていたのは、動物園の係員からの告白を断ったことです。

キリンの乳を取りに来た時に動物園の係員にパーティーチョコレートを食べさせた時に「隣の席にいた」と言って告白していたので、それを断ったことを後悔していてパーティーチョコレートを食べた勢いで逆告白して最終的にハッピーエンドになりました。

最後に達成されたウォンカの夢

ウォンカの夢は「チョコレートを世界に広めた時に隣にいる母親からおいしいチョコレートの秘密を聞くこと」です。

その約束通り「チョコレートを世界に広めた」と考えたウォンカは母親の最後のチョコレートを食べようと開いてみると中に「分かち合う人がおいしさの秘訣」と書いてありました。

これによって、ウォンカにとっては母親が見ていてくれる気分になりおいしいチョコレートの秘密を聞くことができて夢が達成できて先に進めるようになりました。

AIに聞いてみました。

google bardにネタバレありの感想を聞いてみました。

2023年の映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を鑑賞しました。

全体的に、ティモシー・シャラメ主演のウォンカの純粋で愛らしいキャラクターと、美しく幻想的な映像・音楽が印象的な、子供から大人まで楽しめるファンタジー映画でした。

以下に、ネタバレを含めた感想を述べさせていただきます。

ティモシー・シャラメのウィリー・ウォンカは、まさに理想的なキャスティングだったと思います。

幼い頃からチョコレート作りに魅了され、亡き母と約束した世界一のチョコレート工場を作ることを夢見るウォンカの、純粋で天真爛漫なキャラクターを、シャラメは見事に演じていました。

特に、チョコレートを作るときに見せる笑顔や、夢を叶えたいというひたむきな姿は、観るものの心を温かくしてくれます。

映画の映像は、美しく幻想的で、まるで絵本の世界に入り込んだような感覚を味わえます。

チョコレート工場の様々な仕掛けや、ウォンカの旅先の街並みなどは、どれも息を呑むほど美しく、観ていて飽きることがありません。

また、音楽も、ポップで耳に残るメロディーで、映画をより盛り上げてくれます。

映画のストーリーは、ウォンカが幼い頃からチョコレート作りに魅了され、一流のチョコレート職人になるまでの物語です。

夢を叶えるために、様々な困難を乗り越えていくウォンカの姿は、とても感動的でした。

また、映画のラストには、ティム・バートン監督版「チャーリーとチョコレート工場」への伏線が隠されているようで、ファンには嬉しい仕掛けになっています。

総合的に見て、とても満足できる映画でした。

もしまだご覧になっていない方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご覧になってみてください。

以下に、具体的な感想をいくつか述べさせていただきます。

  • ティモシー・シャラメの歌唱力は、想像以上に素晴らしかったです。
  • チョコレート工場の様々な仕掛けは、とても想像力豊かで、ワクワクさせられました。
  • 映画のラストは、とても感動的なシーンでした。

また、映画のラストで、ウォンカが「チャーリーとチョコレート工場」に登場する少年チャーリーを助けるシーンがありますが、このシーンは、ウォンカの優しい心と、人を助けたいという気持ちがよく表れているシーンだと思います。

この映画を観て、私もウォンカのように、夢を叶えるために努力していきたいと思いました。

 

【ネタバレあり】映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 を見た感想

外出時に暇な時間ができたので、興味があってちょうど時間ピッタリに上映していた鬼太郎を見てきました。

結論としては、ビックリするほど面白かったです。

鬼太郎は小さいころアニメで見たきりで、話もうろ覚えだし、キャラデザが変わってからはキャラもわからないぐらいのほとんど名前を知っている状態なのにスッと話に入り込めた上に感情移入や先の読めない手に汗握る展開であっという間に見終わっちゃいました。

今までのシリーズを見た方が良いのか、どこが良くてどこが悪かったのかを含めてネタバレ無しで感想を書いていきます。

目次

3行でわかるストーリー

  • 哭倉村の大家の親族が続々殺される
  • ゲゲ郎(目玉おやじ)が親族殺人の罪で処刑直前に、出世のために東京から来た水木によって止められる。
  • 水木とゲゲ郎が村の秘密を暴き全部なくなった

本作の立ち位置

シリーズでつながりはあるの?

わずかにありますが、気にするほどはないです。

最新シリーズの目玉おやじの回想からお話に入るので最初と最後に数分だけ他シリーズの鬼太郎・目玉おやじ猫娘が出てきます。さらに、最後の数分では墓場鬼太郎の鬼太郎が誕生するシーンが出てきます。

最初と最後のシーンを合わせたとしても10分に満たない時間です。

映画本編では既存キャラクターがほとんど出ないので他シリーズを知らなくても十二分に楽しめます。鬼太郎すら出てこないレベルなので鬼太郎を知らなくても楽しめます。

調べて行くと楽しめることはある?

ないです。

鬼太郎のテレビだと色々な妖怪が出てきて、妖怪の知識があれば楽しめる作品になっていますが、映画では本編にかかわる妖怪はそこまで出てこないです。

事前知識なしで十分楽しめます。

良かったところ

八つ墓村+妖怪+相棒+バトル+ラブコメの要素モリモリで先が読めなくて楽しい

序盤は妖怪が一切出ずに金田一八つ墓村のように村の祟りや意味深なセリフなどオドロオドロしい雰囲気で田舎の後継者争いの殺人が起きていきます。

「犯人は誰だろう?」と考えている内にゲゲ郎が容疑をかけられてしまい、村の外から来た水木と協力して村の秘密を暴いていく相棒のようなバディものになってワクワクが止まりませんでした。深読みかもしれないですが、協力を持ち掛けるシーンで水木が明るい場所、ゲゲ郎が暗い場所にいるのがお互いの立ち位置を表していて粋でした。

「推理ものかな?」と考えていると妖怪を退治する鬼道衆が出てきてゲゲ郎とバトルを繰り広げて「ゲゲ郎すげー」となりました。

他にも水木と沙代のラブコメやゲゲ郎の惚気など色々な要素がギュッと映画に入っていて満足感がすごかったです。

今風でありながら不気味さを感じるキャラクターデザインに引き込まれる

世代で鬼太郎のキャラクターデザインのイメージが違うと思います。自分のイメージは昭和~平成初期の鬼太郎なのでどちらかと言うと汚いイメージがありました。

本作では今風に綺麗になっています。

最新の鬼太郎のような子供向けのデザインでもないので、綺麗になったとはいえ不気味さが損なわれることはなく、不気味で田舎の雰囲気を醸し出しています。

気になるなら公式HPにキャラクター一覧とCMがあるので、是非見てみてください。

動きが見やすく派手でして見ごたえバッチリ

バトルシーンやキャラクターが動くシーンがしっかり表現されているので、見やすいのにも関わらず迫力たっぷりで引き込まれます。

鬼太郎は下駄やちゃんちゃん、髪を使ってスタイリッシュに戦う印象だったのですが、めちゃくちゃ肉弾戦をします。

ゲゲ郎VS鬼道衆の戦いだけ見ると鬼太郎だと信じられないぐらいです。人を振り回して周りの鬼道衆を吹っ飛ばすシーンは迫力満点です。

水木と沙代のラブコメが良いスパイスになっている

都会から来た青年と田舎の大きな家の娘と言う図なので、王道のラブコメのシチュエーションとなっています。

特に沙代からのアタックが凄くて暗い話に清涼剤となってくれています。

水木とゲゲ郎のバディが見ていて小気味良い

最初は罪人と監視者と言う間柄だったのに、お互いの目的を話し合ったり、過去や恋愛について酒を飲みながら話したりして水木とゲゲ郎が徐々に仲良くなっていく様が良かったです。

それでいて、依存するのではなく水木は人間側から調査、ゲゲ郎は妖怪側から調査と役割分担を決めて自分の仕事をしっかりこなすのも相棒感があってよかったです。

胸糞ストーリーにダークな魅力がある

今の時代には珍しい容赦のない胸糞ストーリーに引き込まれました。ヒロインの沙代をかわいく描いておきながら、終盤で龍賀家の前当主に犯されていたり、狂骨に取りつかれ龍賀家の人間を殺していたことが判明して、最後には鬼道衆に殺される救いのない胸糞でした。

他にも時弥は龍賀家の前当主に体を乗っ取られてしまったり、ゲゲ郎の奥さんも元の美しい顔は見る影もなく腫れてしまい、何年物間血桜に血を吸い続けられるなどひたすらダークです。

罪には罰を与えるストーリーにしびれた

本作で生き残ったのは、ゲゲ郎・ゲゲ郎の妻・水木・ねずみ男だけになります。村の人と龍賀家はMの製造のために幽霊族と人間に非道なことをしていたので、狂骨にやられてしまいました。ヒロインである沙代は龍賀家の人を殺したので、長田に殺されてしまいました。

重要キャラで生き残ったのは罪を犯していない人だけな点に思い至って痺れました。

唯一時弥は何も罪がないので、最後の最後に成仏したのかなと思います。

もう一歩なところ

ちょっと端折り気味

映画の時間に対して容量がたっぷりなので、仕方がないのですが色々と端折り気味です。敵がサクサクあっさりやられるのでちょっと拍子抜け感があります。

力関係が絶対覆らない

鬼道衆<ゲゲ郎<長田<沙代のパワーバランスが絶対覆らないのでピンチからの逆転が起きなくてもう一歩でした。

わかりにくいところの考察

時麿や克典ではなく時弥が時貞に乗っ取られたのはなんで?

克典は婿養子で血がつながっていないから対象外、時麿は乗っ取りの儀式前に沙代によって殺されてしまったので乗っ取れなかっただけかと思います。

時弥は庚子が沙代に殺されている時に長田と乙米によって儀式を行ってしまったので乗っ取られました。

最後に水木が白髪になっていたのはなんで?

孝三と同じく狂骨にやられたからです。逃げるシーンをよく見てみるとちゃんちゃんこはゲゲ郎の奥さんに着せて自分は何も霊的な加護を受けていないので狂骨にやられたということかと思います。

命があったのは、命だけは残るギリギリのタイミングでゲゲ郎の方に狂骨が吸い寄せられたからだと思います。

最後にゲゲ郎の奥さんはどこいったの?

水木の近くで倒れたままかと思います。あの世界の妖怪は人が見ようとしないと見えないというものです。

あの時助けに来た救助の人も、まさか白装束の上にちゃんちゃんこを着た妊婦がいるとは夢にも思わず、ゲゲ郎の妻も力をギリギリまで吸い取られて希薄になっているので見えなかったのかと思います。

あの後は救助が終わった後に穴から復活したゲゲ郎と一緒に逃げたのかと思います。

エンドロールの話ってどういうこと?

あれは墓場鬼太郎の初めのシーンです。狂骨の依り代になりボロボロになった体を包帯でぐるぐる巻きにしたゲゲ郎と妻が小屋に住んでいたところ、水木が訪問したと言う話です。

水木はゲゲ郎と妻が亡くなっていたので埋葬してあげました。その瞬間、墓場の中から生まれた鬼太郎に対して恐怖を感じて殺そうとしますが、ゲゲ郎との記憶がフラッシュバックして鬼太郎を育てる決意をしたシーンになります。

AIに聞いてみました

google bardに鬼太郎の感想をネタバレありで聞いてみました。
ちなみにgoogle bardさんは「登場人物の水木」と「水木先生」がまざってます。面白いのでそのまま乗っけてます

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見た感想は、とても面白かった!

まず、原作の設定を踏襲しつつも、新たな解釈やアレンジを加えることで、新鮮な感覚で楽しめる作品だったと思います。

例えば、鬼太郎の父親であるゲゲ郎は、原作では人間と幽霊のハーフとして描かれていましたが、本作では幽霊族の王子として描かれています。これにより、鬼太郎誕生の物語に新たな奥深さが生まれました。

また、水木先生のキャラクターも、原作では温厚で優しい人物として描かれていましたが、本作では野心家で冷酷な人物として描かれています。これにより、水木先生の葛藤や苦悩がよりリアルに伝わってきました。

そして、クライマックスの鬼太郎誕生のシーンは、とても感動的でした。水木先生とゲゲ郎の絆、そして人間と妖怪の共存の願いが込められた、素晴らしいシーンだと思います。

全体的に、原作を大切にしつつも、新たな魅力を加えることで、新たな『鬼太郎』の物語を創造した、素晴らしい作品だったと思います。

以下に、個人的に特に印象に残ったシーンをいくつか挙げたいと思います。

  • 水木先生がゲゲ郎を助けるために、自分の命を懸けるシーン
  • 水木先生とゲゲ郎が、人間と妖怪の共存について語り合うシーン
  • 鬼太郎が誕生するシーン

これらのシーンは、どれも心に残る名シーンだと思います。

また、本作では、現代社会における環境問題や、人間と自然の共生について、様々な視点から描かれています。これらのテーマは、現代社会においても重要な問題であり、考えさせられるものがありました。

総合的に見て、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、原作ファンはもちろん、そうでない人も楽しめる、素晴らしい作品だと思います。ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

松のやのロースカツ&チキン南蛮定食を食べた感想

松やの期間限定商品が更新されロースカツ&チキン南蛮定食になったので食べてきました。

松のやはダブルロースカツ定食がボリュームたくさんで、コスパの良いおいしさなのでちょくちょく通っています。

しかも、会社の近くの居酒屋のランチでは毎日チキン南蛮を食べるほどチキン南蛮が好きなので、ワクワクしていると商品が届きました。

f:id:mink0212:20231210220208j:image

 

到着した瞬間「カツの肉薄い?チキン少なくない?」と困惑してしまいました。

カツの肉が3ミリぐらいの厚さで、1か月前ぐらいに行った時と比べてカツの肉が明らかに小さく感じられてガッカリしました。前はダブルロースカツを頼んだのでメニューによってロースかつの厚さが変わるのかもしれないと考え直して食べ始めました。

メインのチキン南蛮は右上のマヨネーズの下にあります。唐揚げに甘酸ぱいたれとタルタルソースを載せるのではなく、ちゃんとしたチキンを揚げていたり肉本体にも味がついていたりとチキンはおいしかったです。

ただ、タルタルの味が強すぎてせっかくの甘いたれが隠れちゃってたり、タルタルもマヨネーズに支配されてしまい卵感や具材感がほとんどなく惜しい感じがしました。

これで約1,000円は、ボリューム・味ともに割り高に感じました。

mojoのインストール方法(Windows)

Pythonと親和性が高く、Pythonっぽく使えるのに処理速度が早いと噂のmojoを試してみました。

その時インストールした手順をまとめました。基本は公式通りなのですが、一部端折られているところを追加したり、画像を追加して手順をまとめました。

やってみたいけどわからないであったり、公式だとわからないし、複雑そうとか思う人の助けになれば幸いです。

目次

 

概要

環境

  • OS:windows11
  • mojo:バージョン mojo 0.5.0
  • wsl:バージョン  2.0.9.0
  • Ubunt:バージョン 

インストール手順概要

mojoWindowsで動かす際はwslで仮想的なLinuxを立ち上げる必要がありますので、ざっくり下の段階に分かれます

  • mojoの公式HPのメール認証
  • wslのインストール
  • mojoのインストール
  • VSCodeの準備

mojoのインストールページ表示

メールアドレスの認証

モジュラーCLIをダウンロードするためにmojoの公式のHPにメールアドレスを入れてメールによる認証が必要になります。

モジュラーCLIのインストール時に認証情報が必要になるので必ず、この認証をしてください。

インストールページ表示

公式のHPに入れたメールアドレスに認証用の番号が届くため、上のHPに入れることでmojoのインストールページが表示されます。

VSCodeの環境作成

VSCodeのインストール

VSCodeはエディタとして使うので必須ではないですが、入れておいたほうが便利です。

VSCodeの公式にアクセスするとインストーラーがダウンロード出来るのでダウンロードして、インストールしてください。

wslのインストール

wslとはWindows上に展開する仮想環境のことです。mojoはwsl上で動作するのでwslは必須です。

下の順でVSCodeにwslをインストールします。

  1. エクステンションサイドバーを選択
  2. 検索バーに「WSL」と入力
  3. インストールボタンを選択

mojoのインストール

VSCodemojoのエクステンションを入れることにより、mojoファイルを開いた時の色やエラーなどをVSCode上に表示してくれます。

こちらもWSLと同様の手順でインストールできます。

Ubunt 22.04.2 LTSのインストール

UbuntとはLinuxベースのOSです。今回はwsl上にインストールするのでWindowsのOSが書き換わるわけではないので安心してください。

 

Microsoft Storeの公式HPのインストールを押すとMicrosoft storeが開くので、下の画面の通り入手を選択してインストールします。

 

インストールが完了したら下の画面のように開くボタンに代わります。

モジュラーCLIのインストール

Ubuntコンソールを開く

Ubuntuコンソールを開く手段は色々ありますが、今回はVSCodeを使用した方法をまとめます。

  1. VSCode上でCtrl + Shift + pを入力してコマンドパレットを開く
  2. 開いたコマンドパレットにwslと入力して、wslに接続を選択

  3. VSCodeにWSLが認識されてないときのみ)ディストリビューションの追加を選択
    下の画像のようにVSCodeの右下にディストリビューションが見つからない表示であれば「ディストリビューションの追加」を選択してください

  4. VSCodeにWSLが認識されてないときのみ)Ubuntu 22.04 LTSの選択
    3のディストリビューションの追加を押すとコマンドパレットが開くため、Ubuntu 22.04 LTSを選択してください

  5. (初回のみ)ユーザー名とパスワードを入力する
    Ubuntuにログインするためのユーザー名とパスワードを設定します。好きな値を入力できますが、忘れないようにしてください。
  6. WSLのコンソールの確認
    右の赤枠部分がWSLとなっており、コンソールの受付が可能になっていたら成功です。

モジュラーCLIのインストール

ここからは上でログインしたVSCode上のUbuntコンソールでの作業になります。

メールアドレスで認証したページに記載されている下のようなモジュラーCLIのインストールコマンドを実行してください。メールアドレスごとに認証情報が異なっていると思うので他の人のだと上手くいかない可能性があります。

curl https://get.modular.com | sh - &&

modular auth {認証情報}

 

成功すると下の画面のような表示になります。

mojo SDKのインストール

python3-venvのインストール

mojo SDKにvenvが使われているようで、これをインストールしないとmojo SDKのインストールが失敗します。

スーパー権限じゃないとインストール出来ないためsudoは忘れずにつけてください。

sudo apt install python3.10-venv

mojo SDKのインストール

上でインストールしたモジュラーCLIを使ってmojo SDKをインストールします。

modular install mojo

上のvenvのインストールを忘れるなどしてエラーした場合は一度modular clearをしてください。

環境変数にパスを追加

現状だと環境変数にパスが登録されてないので、バスを追加します。

このパスはUbunt上のパスになるのでWindowsでパスを設定しないように注意してください。ちなみにmojoのインストール時にコンソールにこのコマンドも表示されます。

BASHRC=$( [ -f "$HOME/.bash_profile" ] && echo "$HOME/.bash_profile" || echo "$HOME/.bashrc" )

echo 'export MODULAR_HOME="/home/user/.modular"' >> "$BASHRC"

echo 'export PATH="/home/user/.modular/pkg/packages.modular.com_mojo/bin:$PATH"' >> "$BASHRC"

source "$BASHRC"

インストール確認

最後にインストール確認を行います。

mojoPythonと同様にインタプリタモードがあるのでそれで確認します。

下のようにprint('console ')を入力後、エンターを2回押すとprint内の文言(console)が表示されます。

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src$ mojo
Welcome to Mojo! 🔥

Expressions are delimited by a blank line.
Type `:quit` to exit the REPL and `:mojo help` for further assistance.

  1> print('console ')
  2. 
console 

開発フォルダをVSCodeに登録

Windowsフォルダへアクセス

このままでも開発は出来るのですが、イチイチUbuntのホームにソースコードを取りに行くのが手間なのでWindowsのフォルダへ移動します

cd /mnt/{ドライブ}/{ディレクトリ}

 

例:dドライブのprogram/mojo/srcフォルダに移動する場合

cd /mnt/d/program/mojo/src

VSCodeへフォルダを登録する

VSCodeのコマンドを移動後のフォルダで実施することでワークスペースとしてVSCodeに登録されます。

code .

VSCodemojoのエクステンションをインストールする

今回実行しているVSCodeUbuntu上のものになるので、再度mojoのエクステンションをインストールする必要があります。

次回アクセス時

VSCodeのコマンドパレットでWSLでフォルダを開くを選択して上のフォルダを開きます。

 

小ネタ

WSLよりもRemote Developmentの方が楽

VSCodeRemote Developmentをインストールすることでより楽にWSLにアクセスすることができます。

Remote Developmentがインストール出来たら、コマンドパレットでremoteと入力してWSLターゲット ビューにフォーカスを置くを選択すると以前開いたフォルダの履歴から選択できます。

他にもエクステンションのサブバーを選択するとLocalとremote(WSL内)のVSCodeにインストールされているものが一目でわかります。

mojoの使い方(基本編)

pythonっぽいのに処理速度が速く、pythonライブラリも使えるmojoについて基本をまとめました。 プログラム初心者やmojopython初心者の人に参考になるかと思います。

プログラム実行方法

mojoのプログラムを実行する方法は以下の2つがあります。

  • REPL :コードを記入すると即時応答が返ってくる方式
  • ソースファイル:コードを記載したファイルを読み込ませて実行する方式

REPL

コードを入力すると即時応答が返ってくる方式です。 シンプルなソースの確認であったり、データ分析コンテストなど試行錯誤する場合などによく使われます。

mojo コマンドを打つとREPLモードになるので、後はソースを1行ずつ書けばいいです。 実行したいときは何も入力せずにエンターを押せば結果が返ってきます。

例1:console文字列を画面に表示する

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src$ mojo
Welcome to Mojo! 🔥

Expressions are delimited by a blank line.
Type `:quit` to exit the REPL and `:mojo help` for further assistance.

  1> print('console ')
  2. 
console 

例2:1+2の結果を画面に表示する 13行目でprintにより3(aの結果)が表示された後に、14行目にa=1+2の結果が表示されています。

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src$ mojo
Welcome to Mojo! 🔥

Expressions are delimited by a blank line.
Type `:quit` to exit the REPL and `:mojo help` for further assistance.

  1> print('console ')
  2. 
console 
  2> a = 1 + 2
  3. print(a)
  4. 
3
(Int) a = 3
  4> 

ソースファイル

ファイルにソースコードを入力後にまとめて実行する方式です。 他の人がプログラムを実行する際や複数の人で開発をする場合などに使用されます。

ソースファイルの作成

mojoのソースファイルは拡張子がmojo または 🔥 になります。 実行されるのはmain 関数になるので、これがない場合エラーになります。

例:hello worldのソース

fn main():
   print("Hello, world!")

ソースファイルの実行

ソースファイルの実行にはmojoに上のソースファイルを食わせば実行できます。

例:hello.mojoとhello.🔥の実行

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ mojo hello.mojo 
Hello, world!
user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ mojo hello.🔥
Hello, world!

バイナリファイル

作成したソースコードをバイナリファイルにコンパイルする方式です。 ソースコードを渡さなくても良いので中身を見られずに相手にプログラムを実行してもらったり、たくさんのソースコードを渡さずにコンパイル済みの1ファイルだけ渡すなどに利用されます。

バイナリファイルの作成

バイナリファイルの作成はmojo build {ソースファイル名} -o {バイナリファイル名} で出来ます。

例:hello.mojoファイルをtestバイナリファイルへコンパイル

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ mojo build hello.mojo -o test
user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ 

バイナリファイルの実行

一般的なファイルと同じく./{ファイル名} で実行できます。

例:testファイルの実行

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ ./test
user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/hello$ Hello, world!

mojoの文法

mojopythonっぽい言語なので、pythonを知っている人にはスムーズに適用できるかと思います。 python自体もわかりやすい初心者向き言語なので、mojoもわかりやすい初心者向き言語になります。

関数

mojoにも関数があります。関数は色々な処理をまとめたものになり、適切な関数名を付けるととても便利です。

例:sample funcを画面に表示する関数を呼び出すソース sample funcを画面に表示する機能を持ったsample_funcと言う関数をmainから呼び出しています。

fn sample_func():
    print("sample func")

fn main():
   print("start main")
   sample_func()
   print("end main")

実行結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/func_class$ mojo func_main.mojo
start main
sample func
end main

例:引数を足す関数を呼び出すソース 引数を足して呼び出し元に返却する機能を持ったsample_plus_func関数をmain から呼び出して画面に表示しています。 ちなみに(arg1: IntInt は型定義でarg1はInt型だということを表していて -> Int: はInt型を返すことを表しています。

fn sample_plus_func(arg1: Int, arg2: Int) -> Int:
    return arg1 + arg2


fn main():
   print("start main")
   let result = sample_plus_func(1, 2)
   print(result)
   print("end main")

実行結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/func_class$ mojo func_main.mojo
start main
3
end main

クラス(struct)

mojoにはクラスがありませんが、代わりにstructと言うクラスっぽいものがあります。 使い方はあまり変わりませんが、コンパイルタイミングが異なります。pythonのクラスは動的に定義されるそうですが、mojoのstructはコンパイル時に使用されるため動的な構造の変更ができません。

例:コンストラクタで与えた引数を足して返す関数を持つ構造体をmain で呼び出して画面に表示しています。

struct SampleClass:
    var first: Int
    var second: Int

    fn __init__(inout self, first: Int, second: Int):
        self.first = first
        self.second = second
    
    fn plus(self) -> Int:
        return self.first + self.second

fn main():
   print("start main")
   let sampleClass = SampleClass(1, 2)
   let result = sampleClass.plus()
   print(result)
   print("end main")

実行結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/func_class$ mojo struct_main.mojo
start main
3
end main

mojoの構成

同フォルダ別ファイルの関数・構造体の呼び出し方

ソースコードの役割ごとにファイルを分けることは、プログラムでは良くあることです。 mojoでも別ファイルの関数や構造体などを呼び出すことができます。

分けた場合はfrom {ファイル名} import {関数名/構造体名} を定義すればさっきと同じように使えます。

例:上で例に挙げた関数とクラスを別ファイルにしてmainから呼び出す

フォルダ構成

./
 - func_sample.mojo:関数だけのファイル
 - struct_sample.mojo:構造体だけのファイル
 - func_struct_main.mojo:上の2つを呼び出すファイル

呼び出す側のファイル

from func_sample import sample_plus_func
from struct_sample import SampleClass


fn main():
   print("start main")
   var result = sample_plus_func(1, 2)
   print(result)  
   
   let sample_class = SampleClass(2, 3)
   result = sample_class.plus()
   print(result)
   print("end main")

実行結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/func_class$ mojo func_struct_main.mojo
start main
sample func plus
3
sample class plus
5
end main

別フォルダ別ファイルの関数・構造体の呼び出し方

ソースコードが大きくなるにしたがって、ファイルだけでは役割分担が不足してきます。そういう場合にはフォルダに意味を持たせるのもプログラムでは良くあることです。 mojoでも別フォルダの別ファイルから関数や構造体などを呼び出すことができますが、ちょっとした作法が必要なので注意してください。

フォルダを分けた場合は、フォルダ内に空でもいいので__init__.mojo ファイルを作り、呼び出す際はfrom {ディレクトリ名}.{ファイル名} import {関数名/構造体名} を定義すればさっきと同じように使えます。python2と同じ感じです

例:上で例に挙げた関数とクラスを別フォルダと別ファイルにしてmainから呼び出す

フォルダ構成

./
 - sub_dir/
    - __init__.mojo:mojoにソースフォルダだと認識させるファイル
    - func_sample.mojo:関数だけのファイル
     - struct_sample.mojo:構造体だけのファイル
 - func_struct_main.mojo:上の2つを呼び出すファイル

呼び出す側のファイル

from sub_dir.func_sample import sample_plus_func
from sub_dir.struct_sample import SampleClass


fn main():
   print("start main")
   var result = sample_plus_func(1, 2)
   print(result)  
   
   let sample_class = SampleClass(2, 3)
   result = sample_class.plus()
   print(result)
   print("end main")

実行結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/other_dir$ mojo func_struct_main.mojo 
start main
sample func plus
3
sample class plus
5
end main

pythonへの連携

自作関数の呼び出し

mojopythonと親和性がある言語なので、pythonの呼び出しが簡単に行えます。 pythonライブラリを使って、インポートをしてあげればいいだけです。 具体的にはPython.add_to_path({pythonファイルまでのパス}) でパスを定義して、Python.import_module({ファイル名})で取り込むと関数が使えます。 注意事項としてはtry exceptで囲まないとコンパイルエラーが出るので囲んでください。

例:画面にhello pythonと表示するpython関数をmojoから呼び出す フォルダ構成

./
 - call_dir/
    - call_python.py:pythonファイル
 - python_call_main.mojo:mojoのメイン

pythonファイル

def print_python():
    print('hello python')

def plus(arg1: int, arg2: int) -> int:
    return arg1 + arg2

mojoファイル

from python import Python
from python.object import PythonObject

fn main():
   print("start main")
   try:
      # pythonファイルまでのディレクトリを記載
      Python.add_to_path("call_dir")
      # pythonファイルを読み込み
      let mypython = Python.import_module("call_python")
      # 関数を実行
      mypython.print_python()
      let result = mypython.plus(1, 2)
      print(result)
   except e:
      print(e)

   print("end main")

結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/other_dir$  mojo python_call_main.mojo 
/mnt/d/program/mojo/first_time/src/python_call/python_call_main.mojo:12:28: warning:
 'PythonObject' value is unused
      mypython.print_python()
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^~
      _ =
start main
hello python
3
end main

ワーニングは出てますが、結果はちゃんと帰ってきています。

自作クラスの呼び出し

自作関数と同じようなノリでpythonの自作クラスも呼び出せます。

例:画面にhello python classと表示するpython関数と足し算をする関数を持ったクラスをmojoから呼び出す フォルダ構成

./
 - call_dir/
    - call_class_python.py:pythonファイル
 - python_call_main.mojo:mojoのメイン

pythonファイル

class SampleClass:
    a = 0
    b = 0

    def __init__(self, a: int, b:int) -> None:
        self.a = a
        self.b = b
        
    def plus(self, c: int) -> None:
        return self.a + self.b + c

    def print(self) -> None:
        print('hello python class')

mojoファイル

from python import Python
from python.object import PythonObject

fn main():
   print("start main")
   try:
      # pythonファイルまでのディレクトリを記載
      Python.add_to_path("call_dir")
      # pythonファイルを読み込み
      let mypython = Python.import_module("call_class_python")
      # クラスを生成
      let sample_class = mypython.SampleClass(4, 5)
      # クラスの関数を実行
      sample_class.print()
      let result = sample_class.plus(6)
      print(result)
   except e:
      print(e)

   print("end main")

結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/other_dir$  mojo python_call_main.mojo
/mnt/d/program/mojo/first_time/src/python_class_call/python_call_main.mojo:13:25: warning: 'PythonObject' value is unused
      sample_class.print()
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~^~
      _ =
start main
hello python class
15
end main

ワーニングは出てますが、結果はちゃんと帰ってきています。

pythonライブラリの呼び出し

pythonはライブラリが豊富なことでも有名です。mojoになってもその恩恵を受けられるようにpythonライブラリをmojoでも使えるようになっています。 今までやってきたpythonを呼び出す方法とほぼ同じで出来ます。

例:numpyを呼び出してランダムの行列を作ってサイズを表示する mojoファイル

from python import Python

fn main():
   print("start main")
   try:
      # pythonファイルを読み込み
      let np_python = Python.import_module("numpy")
      # 関数を実行
      let num1 = np_python.random.random((2, 3))
      let result = num1.size
      print(num1)
      print(result)
   except e:
      print(e)

   print("end main")

結果

user@DESKTOP:/mnt/d/program/mojo/src/other_dir$  mojo python_call_main.mojo
start main
[[0.53263209 0.44010483 0.96346389]
 [0.80562149 0.96406495 0.46062812]]
6
end main

numpyの結果はちゃんと帰ってきています。

【ネタバレあり】映画 ゴジラ-1.0 を見た感想

封切から1週間ぐらいたったので、ネタバレありで感想を書いていきます。

ネタバレありでも良いから具体的な感想とかハッピーエンド・バッドエンドどちらか知りたいみたいな方の参考になればうれしいです。

ネタバレが嫌だという人は【ネタバレなし】映画 ゴジラ-1.0 を見た感想 - 日常の色々な事にネタバレなしの感想を書いているのでそっちを見てください。

 

目次

4DXで見てどうだった?

一言でいうと、楽しかったです。

ゴジラが暴れるシーンではイスがガタガタ動いたり、焼け野原のシーンでは煙や変な匂いがして没入感が増しました。

さらに、海でゴジラと対峙するシーンもあり4DXをフルに楽しめる映画だと思います。

ただ、腰への衝撃が強いシーンがあるので腰が悪い人にはおすすめできませんが、じっと映画を見るのが苦手な人とかアトラクションとして楽しみたい人にはおすすめです。

3行でわかるストーリー

  1. ゴジラに襲われて家に帰ってきたら日本が戦争に負けていた
  2. 日本が復興してきたタイミングでゴジラが襲ってきた
  3. 政府は当てにできないのでみんなでゴジラを倒してハッピーエンド

良かったところ

それぞれの立場の案が最後に結実するのが熱い

ゴジラに狂わされた敷島は飛行機での特攻、戦争を経験した野田は水圧による攻撃、戦争を経験しなかった水島は船で引っ張る攻撃と立場の違いで意見が違っていました。

水圧による攻撃が不発になり、破れかぶれになっている時に未来ある若者なので置いて行かれた水島が、たくさんの船とともに現れて最後の決定打になったところが熱かったです。

それでもあと一歩足りないところに特攻をかけてゴジラを倒せたので、皆がいなければ勝てない勝利に感動しました。

戦争とゴジラ討伐の対比が良かった 

ゴジラとの決戦前の演説で誰も命を落とさずにゴジラを討伐することが勝利条件にしているところが良かったです。

特攻をしていた戦争では命を犠牲にした後悔から次の世代には命の軽視を持ち越したくないとの考えから、戦後の戦いであるゴジラ討伐では命を守るようになっていたのがうまいと思いました。

ゴジラ(初回遭遇)の機敏さが画面映えする

敷島が最初にゴジラとあったときは、ゴジラが若いのでスピードが凄くて画面映えする動きをしてました。

逃げ惑う整備班をゴジラが機敏な動きで仕留めていくので、どうやっても逃げられない絶望感を感じるとともに整備班のパニックが手に取るように感じられました。

ゴジラVS戦艦(高雄と雪風)が見れてカッコよかった

重巡洋艦高雄と駆逐艦雪風が出てきました。特に高雄に関しては、ゴジラと直接戦うシーンは迫力がありました。

敷島の乗った船がゴジラに追い詰められて絶体絶命と言う状況で高雄の砲撃が来てカッコよかったですし、戦後という状況を生かした本気の兵器が出てきたのでゴジラといい勝負ができるのではないかとワクワクしました。

あと一歩なところ

太田の情緒が不安定で感情がわからない

敷島の隣に住んでいる太田は戦争で子供を亡くしたところ、役目を果たさずに帰ってきた敷島をせめます。その後もちょくちょく嫌味を言ってきたのですが、典子と子供のことを聞いた瞬間協力的になりました。

この時、嫌味を言ってから数歩歩いた後になんの脈絡もなく赤ん坊のことを言い出していきなり協力的になったので物語の都合で動いている感が満載でした。

ゴジラから逃れた典子が次のシーンでゴジラの前をトボトボ歩いていてイライラした

ゴジラにつかまった電車から川へ命からがら逃げだして、そのまま河原をゴジラから反対方向に逃げれば良いのにも関わらず、ゴジラの進行上の道路にわざわざ出てきたのが意味が分かりませんでした。

さらに、周りは道路を走って逃げているにも関わらず典子はトボトボ歩いているのでイラっとしてしまいました。

ゴジラの動きの動機が雑でただの舞台装置になっている

ゴジラと敷島が遭遇した時に、敷島だけは頑として倒さないのが気になってならないです。お話し的に意味や設定があるのならば納得できるのですが、そんなものはなくただの主人公補正だけなので興ざめでした。

ゴジラが出ても「はいはい。また敷島以外やられるんでしょ」と思っちゃいました。

成長後のゴジラには素早さが足りなかった

敷島と会った時のゴジラはとても早くて、ピクミンのように人を引っこ抜いて投げてを超スピードでやっていたのですが、成長後のゴジラはゆっくりとしか動いていなくて残念でした。

AIに聞いてみました

google bardにゴジラ-1.0の感想をネタバレありで聞いてみました。
ちなみにgoogle bardさんは「典子は戦争で失った家族と和解」と書いてますが、和解はしない、と言うか出来ないですよね。面白いのでそのまま乗っけてます

映画「ゴジラマイナスワン」を見た感想を、ネタバレありで述べさせていただきます。

私は、この映画をとても面白く、感動的な作品だと感じました。戦後間もない日本を舞台に、ゴジラが東京を襲撃するというストーリーは、山崎貴監督の独自の視点で描かれており、戦争の悲惨さや、人類の無力さを改めて感じさせられました。

特に、敷島浩一と大石典子という、2人の主人公の物語がとても印象的でした。敷島は、特攻隊から逃げ出した過去を持つ青年で、大石は、東京大空襲で家族を失った女性です。彼らは、ゴジラに立ち向かう中で、自分たちの過去と向き合い、成長していきます。

敷島は、戦争に追い詰められ、生きる意味を見失っていました。しかし、ゴジラと戦うことで、生きる意味を再び見つけていきます。そして、大石は、戦争で失った家族と和解することで、心の傷を癒していきます。

彼らの成長や絆は、この映画の大きな見どころだと思います。また、ゴジラが、戦争の象徴として描かれていたのも、この映画の大きな特徴だと思います。ゴジラの圧倒的な力は、戦争の残酷さや、人類の無力さを象徴しているようでした。

ラストシーンで、敷島と大石が、ゴジラに立ち向かう姿は、とても勇ましく、感動しました。彼らの姿は、戦争の悲惨さを乗り越え、平和を守るために立ち向かう人々の姿を象徴しているように思えました。

全体的に、とても面白く、感動的な映画でした。戦後日本の歴史や、ゴジラというキャラクターが好きな人には、特におすすめの映画だと思います。

以下に、ネタバレになってしまう範囲で、いくつか具体的な感想を挙げたいと思います。

  • 敷島と大石の成長や絆の描写が、とても丁寧で、共感できました。特に、敷島が、戦争に追い詰められ、生きる意味を見失っていたところから、ゴジラと戦うことで、生きる意味を再び見つけていく姿は、とても印象的でした。
  • ゴジラが、戦争の象徴として描かれていたのも、とても興味深かったです。ゴジラの圧倒的な力は、戦争の残酷さや、人類の無力さを象徴しているようで、とても恐ろしかったです。
  • ラストシーンで、敷島と大石が、ゴジラに立ち向かう姿は、とても勇ましく、感動しました。彼らの姿は、戦争の悲惨さを乗り越え、平和を守るために立ち向かう人々の姿を象徴しているように思えました。

この映画は、戦後日本の歴史や、ゴジラというキャラクターが好きな人には、特におすすめの映画だと思います。また、戦争の悲惨さや、人類の無力さを改めて感じたい人にも、おすすめの映画だと思います。

全体的な感想

全体的に面白いし、満足感も高いです。でも、細々としたところに整合性がとれてなかったり、不自然だったりしたので気になる人は気になるのかなと思いました。

事実、自分も結構そういうところが気になってせっかく良い映画なのに変な違和感のせいで喉に魚の骨が刺さっている感じでした。

感覚で映画を見る人でしたら大絶賛間違いなしの映画かなと思います。