封切から1週間ぐらいたったので、ネタバレありで感想を書いていきます。
ネタバレありでも良いから具体的な感想とかハッピーエンド・バッドエンドどちらか知りたいみたいな方の参考になればうれしいです。
ネタバレが嫌だという人は【ネタバレなし】映画 ゴジラ-1.0 を見た感想 - 日常の色々な事にネタバレなしの感想を書いているのでそっちを見てください。
4DXで見てどうだった?
一言でいうと、楽しかったです。
ゴジラが暴れるシーンではイスがガタガタ動いたり、焼け野原のシーンでは煙や変な匂いがして没入感が増しました。
さらに、海でゴジラと対峙するシーンもあり4DXをフルに楽しめる映画だと思います。
ただ、腰への衝撃が強いシーンがあるので腰が悪い人にはおすすめできませんが、じっと映画を見るのが苦手な人とかアトラクションとして楽しみたい人にはおすすめです。
3行でわかるストーリー
良かったところ
それぞれの立場の案が最後に結実するのが熱い
ゴジラに狂わされた敷島は飛行機での特攻、戦争を経験した野田は水圧による攻撃、戦争を経験しなかった水島は船で引っ張る攻撃と立場の違いで意見が違っていました。
水圧による攻撃が不発になり、破れかぶれになっている時に未来ある若者なので置いて行かれた水島が、たくさんの船とともに現れて最後の決定打になったところが熱かったです。
それでもあと一歩足りないところに特攻をかけてゴジラを倒せたので、皆がいなければ勝てない勝利に感動しました。
戦争とゴジラ討伐の対比が良かった
ゴジラとの決戦前の演説で誰も命を落とさずにゴジラを討伐することが勝利条件にしているところが良かったです。
特攻をしていた戦争では命を犠牲にした後悔から次の世代には命の軽視を持ち越したくないとの考えから、戦後の戦いであるゴジラ討伐では命を守るようになっていたのがうまいと思いました。
ゴジラ(初回遭遇)の機敏さが画面映えする
敷島が最初にゴジラとあったときは、ゴジラが若いのでスピードが凄くて画面映えする動きをしてました。
逃げ惑う整備班をゴジラが機敏な動きで仕留めていくので、どうやっても逃げられない絶望感を感じるとともに整備班のパニックが手に取るように感じられました。
ゴジラVS戦艦(高雄と雪風)が見れてカッコよかった
重巡洋艦高雄と駆逐艦雪風が出てきました。特に高雄に関しては、ゴジラと直接戦うシーンは迫力がありました。
敷島の乗った船がゴジラに追い詰められて絶体絶命と言う状況で高雄の砲撃が来てカッコよかったですし、戦後という状況を生かした本気の兵器が出てきたのでゴジラといい勝負ができるのではないかとワクワクしました。
あと一歩なところ
太田の情緒が不安定で感情がわからない
敷島の隣に住んでいる太田は戦争で子供を亡くしたところ、役目を果たさずに帰ってきた敷島をせめます。その後もちょくちょく嫌味を言ってきたのですが、典子と子供のことを聞いた瞬間協力的になりました。
この時、嫌味を言ってから数歩歩いた後になんの脈絡もなく赤ん坊のことを言い出していきなり協力的になったので物語の都合で動いている感が満載でした。
ゴジラから逃れた典子が次のシーンでゴジラの前をトボトボ歩いていてイライラした
ゴジラにつかまった電車から川へ命からがら逃げだして、そのまま河原をゴジラから反対方向に逃げれば良いのにも関わらず、ゴジラの進行上の道路にわざわざ出てきたのが意味が分かりませんでした。
さらに、周りは道路を走って逃げているにも関わらず典子はトボトボ歩いているのでイラっとしてしまいました。
ゴジラの動きの動機が雑でただの舞台装置になっている
ゴジラと敷島が遭遇した時に、敷島だけは頑として倒さないのが気になってならないです。お話し的に意味や設定があるのならば納得できるのですが、そんなものはなくただの主人公補正だけなので興ざめでした。
ゴジラが出ても「はいはい。また敷島以外やられるんでしょ」と思っちゃいました。
成長後のゴジラには素早さが足りなかった
敷島と会った時のゴジラはとても早くて、ピクミンのように人を引っこ抜いて投げてを超スピードでやっていたのですが、成長後のゴジラはゆっくりとしか動いていなくて残念でした。
AIに聞いてみました
google bardにゴジラ-1.0の感想をネタバレありで聞いてみました。
ちなみにgoogle bardさんは「典子は戦争で失った家族と和解」と書いてますが、和解はしない、と言うか出来ないですよね。面白いのでそのまま乗っけてます
映画「ゴジラマイナスワン」を見た感想を、ネタバレありで述べさせていただきます。
私は、この映画をとても面白く、感動的な作品だと感じました。戦後間もない日本を舞台に、ゴジラが東京を襲撃するというストーリーは、山崎貴監督の独自の視点で描かれており、戦争の悲惨さや、人類の無力さを改めて感じさせられました。
特に、敷島浩一と大石典子という、2人の主人公の物語がとても印象的でした。敷島は、特攻隊から逃げ出した過去を持つ青年で、大石は、東京大空襲で家族を失った女性です。彼らは、ゴジラに立ち向かう中で、自分たちの過去と向き合い、成長していきます。
敷島は、戦争に追い詰められ、生きる意味を見失っていました。しかし、ゴジラと戦うことで、生きる意味を再び見つけていきます。そして、大石は、戦争で失った家族と和解することで、心の傷を癒していきます。
彼らの成長や絆は、この映画の大きな見どころだと思います。また、ゴジラが、戦争の象徴として描かれていたのも、この映画の大きな特徴だと思います。ゴジラの圧倒的な力は、戦争の残酷さや、人類の無力さを象徴しているようでした。
ラストシーンで、敷島と大石が、ゴジラに立ち向かう姿は、とても勇ましく、感動しました。彼らの姿は、戦争の悲惨さを乗り越え、平和を守るために立ち向かう人々の姿を象徴しているように思えました。
全体的に、とても面白く、感動的な映画でした。戦後日本の歴史や、ゴジラというキャラクターが好きな人には、特におすすめの映画だと思います。
以下に、ネタバレになってしまう範囲で、いくつか具体的な感想を挙げたいと思います。
- 敷島と大石の成長や絆の描写が、とても丁寧で、共感できました。特に、敷島が、戦争に追い詰められ、生きる意味を見失っていたところから、ゴジラと戦うことで、生きる意味を再び見つけていく姿は、とても印象的でした。
- ゴジラが、戦争の象徴として描かれていたのも、とても興味深かったです。ゴジラの圧倒的な力は、戦争の残酷さや、人類の無力さを象徴しているようで、とても恐ろしかったです。
- ラストシーンで、敷島と大石が、ゴジラに立ち向かう姿は、とても勇ましく、感動しました。彼らの姿は、戦争の悲惨さを乗り越え、平和を守るために立ち向かう人々の姿を象徴しているように思えました。
この映画は、戦後日本の歴史や、ゴジラというキャラクターが好きな人には、特におすすめの映画だと思います。また、戦争の悲惨さや、人類の無力さを改めて感じたい人にも、おすすめの映画だと思います。
全体的な感想
全体的に面白いし、満足感も高いです。でも、細々としたところに整合性がとれてなかったり、不自然だったりしたので気になる人は気になるのかなと思いました。
事実、自分も結構そういうところが気になってせっかく良い映画なのに変な違和感のせいで喉に魚の骨が刺さっている感じでした。
感覚で映画を見る人でしたら大絶賛間違いなしの映画かなと思います。