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日常の色々な事

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【ネタバレあり】映画 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM のストーリーのザックリまとめと見た感想

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMを見てきました。SEEDとDESTINYはリアルタイムで見ていた世代です。でも若干DESTINY時は微妙かと思っていたのですが、今回の映画は面白かったです。

SEEDやDESTINYのセルフオマージュやBGMで懐かしさを感じつつ、戦争の流動性や笑いポイントの多さにあっという間に終わるぐらい楽しめました。

こちらではネタバレありで書いていきますので、ネタバレなしは【ネタバレなし】映画 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM を見た感想と見る前の注意 - 日常の色々な事 (hatenablog.com)を見てください。

目次

 

ストーリーのざっくりまとめ

劇中では戦況や状況がコロコロ変わるのに、説明が全然なく分かりにくいのでザックリとまとめてみました。

ぜひ、映画を見た後に読んで状況を整理後にもう一度映画を見て見てください。下では書いていない裏工作やキラの心情がより理解できてもっと映画が楽しくなるはずです。

基礎知識

コーディネーター:遺伝子を操作して生まれた人

ナチュラル:遺伝子を操作しないで生まれた人

ブルーコスモス:反コーディネーターの過激派

オーストリア連邦:ナチュラルが多く在籍している地球軍の一部

ファウンデーション王国:オーストリア連邦から独立して復興した国

コンパス:オーブが手動して設立した平和を目指す独立機関

全体の流れ

最初の戦いの流れ

オーストリア連邦での戦いの流れ

最後の戦いの流れ

良かったところ

キラのメンタルが揺さぶられる様が色んなシーンでジックリ描かれてよかった

守ったはずの人が優勢になった途端ブルーコスモスを倒しだしてストレスをためたり、ラクスに見合う人になれてないのに恋敵が出来たことに焦ったりと良くも悪くも一般人の感覚で揺さぶられているのが良かったです。

他にもシンとルナマリアの隊長になったけど、自分がやらないとと言う気持ちが強すぎて攻めるのはキラ、他は防衛に回して2人から反感を買っていたりと色々とうまくいっていない感じを徐々に出していたのも良かったです。

パーティで主要メンバーが言い寄られているのに料理を堪能しているシンに癒やされる

ラクスとキラは両想いなのにラクスがオルフェに、キラがアグネスに言い寄られるパーティでシンはお皿に料理を山盛りにしてモリモリ食べているところでは笑いました。

ラクスとオルフェの関係がこの映画の肝になって気が気じゃないのに、よりにもよって画面の中央で料理を食べているのがズルかったです。しかも多分お代わりしてたのもズルさのレベルが違います。

アスランがキラを説得するシーンが色々と面白い

悩んでいるキラとアスランが殴り合うシーンで、お互いに殴り合いながら文句を言い解決するのかと思いましたが、実際はアスランが全ての攻撃をよけて一方的にキラを殴っていて笑っちゃいました。よく考えるとキラは一般人、アスランは軍属なので当然な気もしますが、あまりにも一方的でした。

シンがキラの援護に割って入ったはずなのに、アスランとキラの両方から拳を受けて一瞬で場外に追い出されて面白かったです。その後もアスランとキラの間に割って入ろうとしてヒルダに抑えられるのもシンはヒルダより弱いのが発覚してて面白かったです。

他にもアスランラクスの性格について言及した時に他のメンバーが困惑してたのも面白かったです。SEEDの時はアスランラクスが婚約関係にもかかわらず事務的な関係で、キラとラクスが出会って変わっていったのにアスランがそれについて言及してたら困惑していたのも当然な気もします。

ブラックナイトスコートの対策が面白すぎた

ブラックナイトスコートの読心と洗脳の対策がめちゃくちゃで面白かったです。シンの心を読もうとした敵が「こいつ!何も考えていない!!」には吹き出しました。洗脳した時に心の中のステラが守るまでは良かったのですが、DESTINYでも存在しない謎の怪物化をして敵の精神を逆に攻撃するのは乾いた笑いが出ました。

アスランアスランで心が読まれるのなら読まれる情報をコントロールできると考えて、戦闘中なのにカガリの裸をイメージするという謎の対策で敵のスキを生み出して勝利するのもビックリしました。

シンの最後の戦いがロボットの戦いを超えてヤバい

シンのロボットはイモータルジャスティスー>ディスティニーとなっています。新型のイモータルジャスティス時にはブラックナイトスコートに手も足も出てなかったのに、旧型のディスティニーの時はまとめて圧倒してたのがビックリしました。

ディスティニーもちょっとバージョンアップしているとは言え、機体性能的には弱いのにシンの慣れとテンションだけで相手を圧倒出来ているのは凄いと思いました。

相手の機体の残像攻撃に対してダメ出しをしながら、真の分身を見せてやると言ってディスティニーが分身して戦っているのはテンション高かったんだなと変に納得しました。

デュエルやバスターなどSEEDの機体が出てうれしかった

最新版にバージョンアップしたSEEDの機体が活躍して、当時テレビで見ていたので懐かしい思いになりました。しかもミーティア装備をして敵を圧倒するのがカッコよかったです。

他にもアカツキやインパルスなどDESTINYの期待も活躍していてよかったです。

もちろん最新のマイティーストライクフリーダムガンダムは別格レベルでカッコいいし、強いしでとんでもなかったです。障害物をよけて相手に絶対当たるビームとか広範囲の電撃攻撃とかマイティーストライクフリーダムは単体で十二分に戦略兵器になっててビックリでした。

最後のキラとの話にならなさにオルフェに同情した

戦闘中にキラとオルフェがお互いの主張を叫びながら戦いますが、キラの話のならなさにオルフェに同情してしまいました。

何を問いかけてもキラからは全て愛が答えなのがひどかったです。オルフェが優勢な中、「逆転の手はあるか?」と言う問いかけにも愛で回答したのは面白かったです。

そのせいで他アニメの「何故そこで愛ッ!?」と言う突っ込みがフラッシュバックしました。

悪かったところ

ファウンデーション王国の暗躍が明らかにされてないのでミケール関連が放置されている印象になる

ミケール関連の出来事に決着をつける前にファウンデーション王国が敵になったので色々放置気味な印象を受けました。おそらく、ミケール関連もファウンデーション王国の暗躍の結果だと思いますが作中で明言していないので当初のコンパスの目的が達成されてなくてモヤモヤです。

ミレニアムを囮にしてジェネシスからオーブを守ったことが分かり難い

オーブからミレニアムが旅立つまでの流れが状況から読み取ることしかできなくて分かりずらかったです。せっかく直前に作戦会議をしてたのにボカして表現していてもったいないと感じました。

こんな感じで色々な思惑が絡み合ってました。

コンパスメンバーがオーブに助けられるー>オーブはファウンデーション王国から脅されていて身動きが取れないー>コンパスメンバーがオーブを襲ってミレニアムを盗む(茶番)ー>ファウンデーション王国が茶番に怒ってオーブにジェネシスを打つ準備をするー>キラがミレニアムに乗っていることをファウンデーション王国に伝えるー>ラクスが希望を持つのでオーブよりキラの方が優先順位が高いー>ジェネシスの狙いをミレニアムに変更ー>ミレニアムは回避と同時にワープー>ジェネシスのクールタイムが終わるまで打てない

SEEDのフリーダム初戦闘やミーティア初戦闘を超える盛り上がりはなかった

比較対象が高すぎる気もしますが、テレビから映画になったのでSEEDのフリーダムやミーティアを超える盛り上がりをしてほしかったです。

全体的に淡々と話を進めていて、唯一ある程度盛り上がったのは最後の戦闘ぐらいでした。それでもフリーダムやミーティアを超えるものではありませんでした。

最後に

SEEDの正統進化のような映画でした。考察しながら見れば見るほど作品の奥深さがわかって何度見ても面白い映画です。

BDやサブスクで出たら細かいシーンをコマ送りやゆっくり再生して小ネタまで拾い上げるのもとても楽しそうです。