書いたこと
Vivyのシンギュラリティ計画について、正史、修正史、マツモトの考えた修正史を比較しながら、何が起きたのかをまとめました。
Vivyとは?という人は前にまとめたものを見てもらえばと思います。この記事はネタバレなしで説明しています。
シンギュラリティ計画で起きたことは前回まとめたのでぱっと見で知りたい人はこちらを見てもらえばと思います。
シンギュラリティ計画とは?
人とAIの戦争が起きている時代からマツモトというAIを100年前の過去に送り、歌姫AIのディーヴァと共に歴史の転換点(シンギュラリティポイント)を修正して戦争を回避する計画がシンギュラリティ計画です。簡単に言うと歴史改変をして戦争の無い未来をつくるお話です。
シンギュラリティポイントとは?
シンギュラリティポイントとは歴史の転換点のことです。松本博士がAIと人の戦争を危惧してAIと人の重大な事件を探して見つけたポイントのことです。
松本博士はマツモトを過去に送り込み、ヴィヴィと共にポイントに介入することで歴史に変化を起こさせようとしています。
ちなみに、6話でマツモト自身が「このタイミングで僕が目覚めたのは歴史の転換点」と言っているように、マツモト自身は修正史の未来を完全にコントロールできておらず、何かの出来事をキーにして起動しているようです。
シンギュラリティポイント一覧
松本博士の考えたシンギュラリティポイントは、5つあります。
松本博士の考えたシンギュラリティポイント
AI命名法の出来事
ディーヴァとマツモトの初めての歴史修正になります。
正史でのAI命名法
AI命名法が可決する契機は、相川議員が反AI団体のトアクによる殺害になります。相川議員の死を無駄にしないために他の議員が奮起してAI命名法を可決させ、相川議員の命日にはAIと人が手を取り合って祈りをささげるぐらい人とAIの距離が近くなっています。
アニメで相川議員が叫びますが、AI命名法はAI人権団体からの票欲しさのパフォーマンスだったはずなのに、そっちが目的になって他の人が躍起になるのは皮肉ですね
マツモトの予定したAI命名法
正史の内容が相川議員が殺害されるのを契機としているので相川議員を守ろうというのがマツモトの考えた修正です。アニメで相川議員が「AIなんてどうでも良い」と言っているので、トアクによる襲撃がトラウマになってパフォーマンスのAI命名法をやめていたと思います。それによって、人とAIの距離は変わらず人と機械という関係になります。
トアクに襲わせてトラウマを植え付けるために、時間ギリギリまでマツモトは説明しなかったのかもしれないです。さらに、トアクが相川議員に「警告しただろう」と言っていますが、ニーアランドでの警告の爆弾はディーヴァが処理したことにより無傷で警告になっていませんでした。やっぱりマツモトはギリギリまで追いつめている気がします。
修正史
修正史ではディーヴァが垣谷を助たことが原因で、マツモトの予想を外れてしまいました。
敵を助けるディーヴァと使命を遂行したいマツモトの口論中にディーヴァが発した「いつまで稼働するかじゃない。どう稼働し続けるか」という言葉や使命に純粋なところに相川議員が影響を受けたことで、マツモトの予想から外れてしまいました。
その後、相川議員が中心となりAI人権法というよりAIに寄り添った法律が可決されてしまいます。
正史と修正史の違い
ヴィヴィとマツモトの活躍で出来た正史と修生史との違い
- AIに寄り添った法律の可決
- ディーヴァの存在が垣谷に認識される
AI命名法のシンギュラリティポイントは成功?
マツモト的には失敗
本AI的には、「想定の範囲内。一石を投じただけでは影響が少ない」と強がっていますが、親AIに世論が傾いたので失敗です。さらに、その後に相川議員のことを面倒くさいと言ったり、ディーヴァにも責任があるとか若干イライラしているっぽいです。
ディーヴァ的には成功
シンギュラリティポイント後にはミニシアターが満員になりました。ディーヴァの使命は歌でみんなを幸せにすることなので、親AIに世論が傾きお客様が増えて成功と言えます。アニメには描かれてませんが、相川議員もきっとディーヴァのファンになったでしょうし。