Vivy -Fluorite Eye's Song- 3巻の漫画を読んだのでその感想です。
アニメでやっていたVivy-Fluorite Eye's Song-のコミカライズしたもので、アニメと漫画の媒体の違いもあるかと思いますが内容も色々な点が違いました。
特に垣谷についての描画がアニメより多くて良い感じに補完されています。他にもエステラからヴィヴィへのメッセージが印象的に描かれており漫画独特の良さを感じられました。
ストーリーはアニメと同じなのでネタバレありで感想を書いていきます。
ストーリーの範囲
落陽事件のシンギュラリティポイントでエリザベスを倒したところからメタルフロートの暴走まで、アニメで言うと4話の途中~5話の終わりまでの話が描かれています。
アニメでは、ヴィヴィとの会話が増えていてエステラの笑顔に対する考え方が印象的であったり、垣谷の活躍が新しく描かれておりアニメのゾディフェスの執着が良く分かるようになっていました。
良かったところ
笑顔について問いかけられたヴィヴィへの表情が凄い
エステラから「『笑顔』の話」を覚えているかを問いかけられたシーンでのヴィヴィの表情が頑張って笑っているようで印象的な表情だと思いました。
出典:Vivy -Fluorite Eye's Song- 3巻
アニメにはなかったこのシーンのおかげで、脱出時の「・・・悔しいなぁ」の意味が自身の身よりも使命を優先したエステラに対するものだとはっきりわかりました。
ウォーマシン感がアニメよりパワーアップして面白い
冴木博士がトアクから車で逃げるシーンでのヴィヴィのウォーマシンっぷりがアニメの比じゃないです。トアクの車を下の一発で壊して救い出しています。
ちなみにアニメと違って追跡をしているのは垣谷です。おそらく、メタルフロート襲撃に垣谷が来る理由付けの意味もあったかと思いますが、こんなヘシャゲタ車なのに無傷なのも面白かったですが、その直後に決め顔で部下に指示を出しているのに笑っちゃいました。
出典:Vivy -Fluorite Eye's Song- 3巻
さらに、冴木博士に対しても脅迫をしてメタルフロートのことを聞き出そうとしています。あの良く分からないサングラス
垣谷の掘り下げで垣谷のことがわかりやすい
垣谷のシーンがアニメより増えているので、アニメで見るよりも理解しやすくなっています。サンライズから脱出した際にエリザベスの歌を聞いて苦々しい表情をしたり、AIの先生が燃えている車に人を助けに行く回想で思っていたことを語るなど深堀をしています。
感想
落陽事件以降は歌がより重要になっていくので、漫画だと微妙かなと思って読んでみると予想以上に引き込まれました。確かに歌のシーンはアニメにはかなわないですが、時間的余裕のないアニメとは違い漫画版は過去の回想や追加シーンなどが多く丁寧に書かれてたり、表情の細かいところなど漫画版ならではの楽しみが出来ました。
丁寧に描かれているためか、アニメよりもヴィヴィが背負っているものが多く、マツモトが少しおとなしい感じがしています。特にメタルフロートはアニメでも好きな場所なので今から次の4巻も楽しみになっています。