Vivy -Fluorite Eye's Song- 1巻の漫画を読んだのでその感想です。
アニメでやっていたVivy-Fluorite Eye's Song-のコミカライズしたものになります。アニメと漫画の媒体の違いもあるかと思いますが内容も色々な点が違いました。アニメにはまった人は、アニメの内容を知っていてもたぶん楽しく読めると思います。
この1巻に関してはアニメとの差は比較的小さいのですが、アニメと小説の内容がすごく違っていたのでもしかすると漫画も、話が大きく変わってくる可能性があるのでほとんどネタバレなしで書いていきます。
ストーリーの範囲
AI命名法のシンギュラリティポイントの解消まで、アニメで言うと1~2話の話が描かれています。
アニメでは、描ききれない心の言葉や説明も含まれていてこれを読むとよりアニメも理解できると思います。
良かったところ
アニメ以上にダサいポーズ
歌を歌った後に見せるダサいポーズはアニメだと若干引きで写りますが、漫画だと半分ページをぶち抜きの大コマで書かれているのでダサさが際立ちます。次のページではモモカがダサいポーズの真似をするのですが、こっちは普通にかわいくなっているので余計にディーヴァのダサいポーズが目立ちます。さらにダメ押しとばかりに次のページでもディーヴァはこのポーズをしています。
出典:Vivy -Fluorite Eye's Song- 1巻
AI同士の通信の表現が面白い
漫画なので普通にフキダシで書くと通信での会話と普通の会話が見分けにくいという欠点がありますが、この漫画ではフキダシの中に各キャラのアイコンをつけることで通信の見分けをつけています。
下の画像のようにフキダシの形を利用して、セリフだけのコマがあったりしてとても珍しい上に強調されて読みやすかったです。
出典:Vivy -Fluorite Eye's Song- 1巻
カッコ悪さとカッコ良さが振り切れた相川議員
襲撃から逃げている間中、汗とよだれと涙の上に眉をしかめて相川議員のカッコ悪さがとても際立つ顔がかなりの数アップで書かれています。
そのようなアニメ以上にカッコ悪い姿を散々さらしてから、襲撃から逃げ切った後にディーヴァに影響されたセリフを言うときはまるで少年漫画の主人公のような顔になっていました。アニメと違って漫画なので登場人物の表情から成長が読み取れるのは楽しいです。
感想
アニメで一度ストーリーを知っているので、微妙かなと思いつつ読んでみると媒体が変わることで受ける印象がかなり変わってきました。アニメ以上にマツモトが怖くなっていたり、ディーヴァのポンコツっぷりが上がっていたりと漫画だからこそできる強調された表現で楽しめました。
さらに、アニメ・小説・脚本集・漫画と色々な媒体で出しているのにも関わらず、すべてにおいてストーリーが違うので漫画版もこれからさらに話が盛り上がっていくのかなと思って楽しみにしています。
今のところ漫画はアニメ+脚本集+一部改変みたいな感じで進んでいるようなのでアニメには入らなかった脚本集の話が絵になるのやどれだけストーリーがズレるのかも今から楽しみになっています。