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【ネタバレあり】映画 グリッドマンユニバース の説明と感想

グリッドマンユニバースが始まってから5週間程度たったのでネタバレありで感想を書いていきます。【ネタバレなし】映画 グリッドマンユニバース を見た感想ではネタバレなしで感想を書いていますので、ネタバレが嫌な人はこちらを見てください。

この映画は面白いところを書いてしまうと何を言ってもネタバレになりそうで、苦労してネタバレなしで書いたので、ようやく具体的にネタバレありで書けるのがうれしいです。

他にも色々世界の説明を知りたくて上のネタバレなしの記事を見に来てくれた人もいたようなので、SSSS.GRIDMANから丁寧に世界の遷移を説明していこうかと思います。ちなみに自分はSSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENON、グリッドマンユニバースしか見ていないので、若干違うところもあるかもしれないです。

映画を見た後に、この記事を見て「こういった内容だったのか!!」であったり、「なるほど、法言う考えもあるのか~」など思っていただければ嬉しいです。

 

 

目次

 

 

作品の説明

各作品の時系列

SSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENON、グリッドマンユニバースの3つの作品は全て同時に起きた出来事ではなく、時系列が異なります。

時系列としてはSSSS.GRIDMANー>SSSS.DYNAZENONー>グリッドマンユニバースと放送順と同じ順番で物語は流れています。もしかするとグリッドマンユニバースの後にSSSS.DYNAZENONの最後かもしれないです。

SSSS.GRIDMANの劇前の世界

SSSS.GRIDMANは新条アカネが作った世界なので、SSSS.GRIDMANが始まる前は現実世界とグリッドマンのいるハイパーワールド、アレクシス・ケリヴのいた場所の3つが存在します。

SSSS.GRIDMANが始まる前の世界

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SSSS.GRIDMANの劇中の世界

SSSS.GRIDMANの世界は新条アカネがアレクシスの力を使って作った世界です。その世界にアカネ自身も入り込み1住人として、自分の望む世界で生活をしていましたが、グリッドマンが訪れて敵対していきます。グリッドマンはエネルギー体なので裕太と合体することで実態を得て、アレクシスやアカネが作った怪獣と戦うことがSSSS.GRIDMANのお話です。

SSSS.GRIDMANの劇中の世界


SSSS.GRIDMANの劇後の世界

SSSS.GRIDMANの話を通して、アレクシスは封印され、アカネは現実世界へ戻り、グリッドマンはハイパーワールドへ、裕太や立花や内海などツツジ台の住人はそのままツヅジ台で生活を続けます。

ここで、グリッドマンユニバースでのボスであるマッドオリジンがグリッドマンがハイパーワールドに戻るのを邪魔してしまいます。グリッドマンの創造の力を利用するためにツツジ台の世界とグリッドマンを融合してしまいます。

SSSS.GRIDMANの作中ではツツジ台は必要最低限のエリアしか作られていなかったのですが、裕太達は疑問なく生活できているのでグリッドマンが融合されたためツツジ台だけでなく地球規模で拡張されたのかと思います。

SSSS.GRIDMANの劇後の世界

 

SSSS.DYNAZENONの世界

SSSS.DYNAZENONはSSSS.GRIDMANの世界で宇宙と融合させられたグリッドマンによって創造された世界です。マッドオリジンは多くのエネルギーを求めてグリッドマンに多くの世界を創造させています。

SSSS.DYNAZENONの話が終わっても世界に変わりはないのでグリッドマンの創造した複数の宇宙の出来事の一つの出来事になります。

SSSS.DYNAZENONの世界

グリッドマンユニバースの世界

グリッドマンユニバースの世界ではSSSS.DYNAZENONとSSSS.GRIDMANの世界が混ざっています。世界が混ざっているのでツツジ台に紬たちが迷い込んで一緒に文化祭を楽しんでいます。

グリッドマンユニバースの世界

 

グリッドマンユニバースの最後の世界

劇中に裕太とグリッドマンが合体して分散しているグリッドマンがユニバースファイター1体になったことでSSSS.DYNAZENONの世界はなくなりました。さらに、現実世界に戻っていたアカネも友人のために想像した世界に戻ってアレクシスを使役してマッドオリジンからグリッドマンを開放しました。

ツヅジ台でマッドオリジンと怪獣に苦戦しているので、アレクシスの力を使ってグリッドマンの中にあったダイナゼノンを出しています。決戦後はダイナゼノンの世界に帰ってこれていたので、世界ごとアレクシスは復元したのではと思います。

SSSS.GRIDMANでは、インスタンス・アブリアクションは対象を指定出来ていなかったのでグリッドマンの生み出していた世界全てが復元されている気がします。

グリッドマンユニバースの最後の世界

良かったところ

「人間は虚構を信じられる唯一の生命体」を虚構だらけの作品で言っているのが凄い

上の世界の説明にあるようにグリッドマンの世界はほとんど虚構です。映画の始まりにもお決まりの「この物語はフィクションです。」の注釈もあった通り、見ている人を含めたら虚構しかありません。

そんな作品で虚構をたたえることを言っていることに衝撃を受けました。

劇中でもSSSS.GRIDMANでは自身が作り出した世界(虚構)に勇気をもらって現実に帰りましたし、ガウマはグリッドマンユニバース(虚構)の世界で姫にあって前を向くことが出来たので虚構の力を表現していて良かったです。

みんなのグリッドマンが融合したシーンを見てからだと主観の違いを色々な方法で表現していることが分かってびっくり

物語の最後でみんなが描いたグリッドマンが融合したところは、見た人は全員気が付いたと思いますが、それ以前にも主観による違いを色々なシーンで表現していました。

初回は全然気が付かないのですが、2回目に見るとなるほどと納得させられるシーンが多くあり驚きました。

例えば、裕太と内海はヒーローショーと演劇を一緒に見たところです。裕太はヒーローショーの方には興味を示さなかったですが、演劇の方は泣くほど感激していました。逆に内海はヒーローショーは泣いて、演劇は興味を引いていなかったです。このように同じものを見ても「感動する作品」と「つまらない作品」の2パターンに主観を通したら増えていました。他にも文化祭の劇の方向性で同じ「グリッドマン物語」から立花の解釈と内海の解釈で別れたり、同じものを見ても個々人の中には別のものが出来ていることが表現されていて面白かったです。

裕太の様子がコロコロ変わって面白かった

SSSS.GRIDMANでは、グリッドマンが裕太の中に入っていましたが、グリッドマンユニバースでは裕太は裕太のままになっています。そういう裕太だからこそ人間臭くてかなり楽しかったです。

特に立花に恋人がいると勘違いしているときの絶望したり、グリッドマンと合体するためにジャンクの場所に迷わず行くカッコよさが好きです。自身が傷つくことを恐れないヒーローを体現したような裕太であっても一般の人と同様に恋に傷ついたり悩んだりするところが人っぽくて好きです。

中盤で全員集合の総力戦があってワクワク感が上がった

ヒーロー集合ものでは、味方が全員集合して敵と向かい合うシーンは良くありますが、最後の最後のクライマックスでのシーンが一般的でした。グリッドマンユニバースでは2戦目でいきなりこのクライマックスシーンを見せてくれてテンションが上がりました。

何気に合体後の姿ではなく、合体前の姿で集合して画面に多くのキャラがいる演出や見栄えの良さも考えられていてワクワク感が凄かったです。

終盤での勢いの良さと理解が追い付かない驚愕によって面白いしか理解できなかった

最後の戦闘でグリッドマンと裕太が合体して、新形態のグリッドマンになったところまでは予想通りだったので冷静でしたが、アカネがインスタンスドミネーションを使った瞬間に冷静さを欠いてしまいました。アカネがインスタンスドミネーションを使っただけでも興奮に理解が追い付いていないのにも関わらず、魔法少女顔負けの変身パンクがあって完全に理性が置いて行かれました。さらに、相手がアレクシスであることやアレクシス自体も新形態が出てきたのでもはや興奮と楽しい以外の感情がなくなってしまいました。

この時点で十二分に感情に思考が支配されているのに、主題歌ラッシュの中、ダイナゼノンとグリッドナイトの復活と2代目の参戦、グリッドマンとダイナゼノンの合体と新要素やテンションの上がる要素が次々と出てきてテンションはマックスになりました。あまりに理性が削られて、ちせの「さあ皆さんご一緒に」のセリフでついダイナゼノンの名前を言ってしまいそうになりました。

イマイチだったところ

キャラ同士の交流が少ない

映画の時間の関係上仕方がない気もしますが、キャラ同士の交流が少なかったです。

せっかくSSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONの世界が交わったのに、それぞれの交流が少なくてちょっともったいない気がしました。

特に新世紀中学生や暦、ガウマなど大人については、ほとんどシーンがなくキャラがもったいないです。怪獣優生思想については1カットにしか登場しないで悲しかったです。

アップの戦闘が多すぎて何をしているかわかりにくい

合体したらグリッドマンもグリッドナイトも大きくゴツくなるので、ただでさえディティールが分かりにくいのにも関わらず、迫力ある画面を映すためにあるポイントをアップで表現しているので全体として今何しているのかが分かりにくいです、

良くも悪くも勢いで楽しめるので問題ないですが、できればカッコいい戦闘方法とかも知りたかったです。

劇中で疑問だったところの考察

劇中で分かりにくかったところや疑問に思ったところを考察してみます。考察とはいっても特に根拠があるわけではないので「そういう考えもあるんだ~」的に見てもらえると嬉しいです。

裕太が見た幽霊の正体は?

裕太が見た幽霊の正体は、劇中でも語られていましたがアンチ君です。

世界からはじかれたアンチ君は、裕太に接触するために世界の壁を壊そうとしていました。壁が壊れかけたおかげで薄っすらと影が出てきて幽霊として認識されたと言うことかなと思います。結局はグリッドマンフィクサービームの効果で壁は直ぐに修復されて見えなくなってしまいました。

二人ともアクセプターを持っているのに裕太が取り込まれてアンチ君が世界から弾かれた理由は?

裕太とアンチ君はプライマルアクセプターを持っています。劇中ではプライマルアクセプターのおかげでカオスな世界に違和感を感じることが出来たと言っていますが、何故この2人で影響に差があったかを考えてみました。

理由としてはアンチ君はアカネに作られた怪獣だからかなと思います。グリッドマンユニバースでの世界はアカネが作った世界が元になって、マッドオリジンによって歪められた世界になっています。そのため、世界と同じようにアカネに作られて世界と同格の存在であるたアンチ君や、別の世界から来た二代目は不純物として世界の外にはじき出されたのかと思います。

宇宙のグリッドマンと合体しても裕太の記憶がなくならなかった理由は?

宇宙と同化したグリッドマンと合体すると裕太の記憶がなくなるとアンチ君から言われていましたが、実際は記憶を保ったままグリッドマンを1つにすることが出来ました。

奇跡と割り切ってもいいのですが、ここも何故か考えてみました。

シンプルに言ってしまうとみんなが書いた絵のおかげです。

上の世界の説明で記載しましたが、グリッドマンは宇宙と同化した後に色々な世界を生み出しています。その時のプロセスとしては「グリッドマン(エネルギー)の複製」ー>「グリッドマン(エネルギー)を元に宇宙として実体化する」となるかと思います。

そのため、グリッドマンを1つにするときは逆順として「宇宙をグリッドマン(エネルギー)化する」ー>「グリッドマン(エネルギー)をまとめる」ー>「エネルギーを元に裕太と合体してグリッドマンとして実体化する」となるかと思います。

SSSS.GRIDMANでもそうでしたが、裕太の役割はグリッドマンを実体化することになるので、全宇宙のエネルギーを一身に取り込むことになります。その影響で記憶がなくなるとアンチ君は言っていました。

ここで、みんなが書いた絵が出てきます。絵に描かれたものは「グリッドマンの姿」です。つまりは絵そのものが実体化したグリッドマンとして解釈することができるので「宇宙をグリッドマン(エネルギー)化する」ー>「グリッドマン(エネルギー)を元に絵のグリッドマンとして実体化する。グリッドマンと裕太も合体して実体化する」ー>「複数のグリッドマンを1つにする」となります。

このプロセスであれば複数の絵で分散することができ、裕太1人の中に全エネルギーは集約せずに記憶も保たれるのかと思います。

成長した二代目とアンチ君と元の二代目とアンチ君は別個体?

SSSS.GRIDMANで登場した二代目とアンチ君は共に子供の姿でしたが、SSSS.DYNAZENONでは成長した姿で登場しました。てっきり成長したものと思っていましたが、グリッドマンユニバースでこの2人が別個体であることが分かりました。と言うのも、SSSS.GRIDMANで登場した2人は裕太に接触しようと頑張っている中、成長した2人は一緒に戦っていると別々の行動をしていました。

カオスな世界なので同じ人が2人いても良いじゃないかと思うかもしれないですが、おそらくそういうのは無いと思います。グリッドマンユニバースの最後にアレクシスによってSSSS.DYNAZENONの世界が復活した時にアンチ君と二代目がもう一組出てくるのではなく、子供の二人が成長する形で出てきました。そこから同じ人は同時に出てこれないと言うことが考えられます。

グリッドマンユニバースで子供の二人が成長して大人の姿になったので、今までは別個体だったものが融合して一つの個体として生きて生きていくのかと思います。

オリジナルの新世紀中学生は劇中には出てこなかった?

グリッドマンユニバースでグリッドマンの意思を追い出したときに新世紀中学生も一緒に消えています。と言うことは、SSSS.DYNAZENONの世界に新世紀中学生がいたと言うことになります。

オリジナルの新世紀中学生がグリッドマンユニバースの世界に接触しなかったことから考えるとグリッドマンと同化して宇宙として存在していた可能性が高いです。

先ほどの同じ存在は複数存在しない理論から考えるとアレクシスによってSSSS.DYNAZENONの世界が復活した時に現れた新世紀中学生はSSSS.DYNAZENONの存在で、オリジナルはずっとグリッドマンに同化していて劇中には出てないかもしれないです。

裕太と内海が劇を見てリアクションが違ったのはどういうこと?

裕太と内海がヒーローショーと演劇を見て、ヒーローショーのときは内海が演劇のときは裕太が泣いているところを見て、お互いにびっくりしたシーンがありました。

これは同じものを見ても人によって感じ方が違う≒見た人の分だけ色々な劇の解釈ができることを表現しているのかと思います。上でも書いていますが最後のみんなのグリッドマンへの伏線です。

全体的な感想

ぱっと見でも恋愛模様のニヤニヤであったり、戦闘の勢いやカッコよさに圧倒される楽しさがありとても楽しめました。その上、じっくり考えればじっくり考えるほど色々な設定やメッセージが思いつきじっくり見るのも面白い作品です。

劇中ではっすの「フィクションはカオスなぐらいが面白い」と言うセリフの通り良い意味でカオスだったのでかなり楽しめました。カオスの最高潮だと思うアカネの変身バングには完ぺきに圧倒されました。

正直休みを持て余して、暇つぶしがてらに見た程度の期待値だったので完全に予想のあるか上の面白いものが見れて満足です。ただ、面白がっていたら体感一瞬で終わっちゃったので、もう一度見に行きました。

もう一度見に行くと、後の展開を知っているからこその伏線やストーリー構成内に気が付けて一回目以上に楽しむことが出来ました。