グリッドマンユニバースを見てきました。予想以上の面白さとボリュームで驚きました。テレビシリーズでもあった妙に癖になる会話のテンポはそのままにグリグリ動く戦闘シーンはテレビ以上に強化されていて順当に進化した映画で見ていて面白かったです。
グリッドマンだけでもいっぱいあるので、全部見てから行くのはハードルが高い作品かと思うので、事前にどれぐらい見ればいいのかであったり、どんなところが面白いか、映画館で見た方が良いかなどネタバレなしで書いていこうと思います。
ネタバレなしなので「見てみていけど態々映画館で見る?」とか「どこまで見てから行けばいいの?」とか悩んでいる人の助けになると幸いです。
目次
どこまで見て行けばいいの?
- SSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENON
- 時間がなければSSSS.GRIDMANだけ
SSSS.GRIDMANの世界にSSSS.DYNAZENONのキャラクターが迷い込んで話が進むので両作品を見ていくことをおすすめします。
とは言え、合わせて24話を見て映画に行くのはつらいので最低SSSS.GRIDMANを見て、SSSS.DYNAZENONの方は公式の人物紹介だけ見て行けば物語の理解には十分です。
どんな人がこの映画を楽しめる?
- SSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONが好きな人
- 恋愛系が好きな人
- 大集合して敵と戦うシーンが好きな人
SSSS.GRIDMANでは、裕太と立花の関係の続きが映画で描かれていますので恋愛系が好きな人が見ても面白いかと思います。SSSS.DYNAZENONの蓬と夢芽はテレビ終了時に付き合っているので、裕太と立花が蓬と夢芽にそれぞれ恋愛相談したり質問するところなど楽しめます。
もちろん敵と戦う作品なので、2作品で登場したグリッドマンやダイナゼノン、新世紀中学生、グリッドナイトが共闘して戦うシーンは見ごたえばっちりです。
良かったところ
カオスなフィクションが楽しい
この映画の最初に「この物語はフィクションです。実在の。。。」と言うお決まりの文言が表示されます。そして作中にある「フィクションはちょっとカオスなぐらいが面白い」とのセリフの通り、この映画はいい意味でカオスです。
具体的に言うとネタバレになるので言えませんが、「いつの間にか魔法少女物になっている!?」とか、「あなたそんな戦い方するの!?」とか色々カオスだけど勢いが良すぎるので混乱とワクワクが押し寄せてきて結果的に面白いになります。
テレビシリーズの後日談が分かる
SSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONはちゃんと完結はしているのですが、どちらも物語の後日談がテレビでやっていないので何となく察することしかできませんでした。
この映画はテレビシリーズ後の話になるので後日談が分かるようになっています。他にもガウマと姫の関係や裕太とグリッドマン同盟のその後の関係などこの映画で結論が出ます。個人的には夢芽が蓬に対することについてものすごく前のめりなのがうけました。
マルチバースを逆手に取った展開に驚いた
最近マルチバースが人気なので、今回も複数の世界にいるグリッドマンが一か所に集まって敵と戦う話になるかと思いきやマルチバースを逆手に取った話で驚きました。そういう考えもあるのか!?と膝を打つ思いでした。
人間ドラマが面白い
SSSS.GRIDMANとSSSS.DYNAZENONの主要キャラクターが一堂に会するので、人間ドラマが面白かったです。あの独特な雰囲気で本来関わることがなかったキャラクター同士がやり取りするシュールな空気が癖になります。
特に主人公の裕太と蓬は、それぞれの作品で似たようなポジションにも関わらず結果が違ったキャラクターなので、この二人のやり取りが面白かったです。立花ママはキャラクターがいっぱい増えても立花ママのままだったので、そこも強いな~と思いました。
戦闘がワクワクしっぱなし
テレビシリーズよりもぬるぬる動いたり、綺麗な画面で描かれているので映画館の音響も含めてすごい迫力でした。
映画中盤以降のハイテンポの戦闘が面白く、見ていると自然と引き込まれます。全員が集合して戦闘になる場面でちせが「さあ!皆さんご一緒に!!」との掛け声の時に思わずダイナゼノンの名前を言いそうになるぐらい物語に引き込まれていました。絶対応援上映が楽しいやつです。
ネタバレになるので書けないですが、中盤以降は見どころしかないので目が離せませんでした。
イマイチだったところ
もっとキャラ同士のやり取りを見たかった
映画の時間の関係上仕方がないかもしれないですが、もっとキャラ同士のやり取りを見たかったです。
内海とはっすが意味深なことを言っていたり、新世紀中学生の独特なキャラクターとダイナゼノン組の常識的なキャラクターとのやり取りとかをもっと見たかったです。
ちせが終始ツッコミ役であったり、驚き役に回っていたのは面白かったです。
戦闘がワチャワチャしすぎている
戦闘がカオスなのは全然OKなのですが、戦闘時の場面転換が多くて今誰が何をしているのかが分かりにくいです。時間の都合上仕方がないのかもしれないですが、他にもせっかくあのキャラが戦うのに見せ場が少なくて残念でした。
映画館で見るべき?
結論から言うと映画館で見るべきだと思います。
あの没入感は映画館の大スクリーンと音響でないと再現できないものなので、映画館で見るべきだと思います。
おそらく、この作品をテレビで見たら1回見れば十分だと思いますが、映画館で見たおかげでもう一度見に行きたいです。と言うより、見に行く予定です。
最後に
ネタバレありで書けないことが、これほど歯がゆく感じる作品を見れて満足度が高いです。それこそ、見に行くときは「一度終わった物語の続編見るのは微妙かな~」と思いながら見たらいい感じに裏切られました。
序盤の裕太の様子や終盤の怒涛の展開について書きたいので、ネタバレありで今度書こうかと思います。