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【ネタバレあり】映画 ブレット・トレインを見た感想

ブレット・トレインを見てきました。表示されたタイトルが漢字だったり、話の雰囲気がCMと全然違って映画を間違えたかとドキドキしながら見ていました。今でも「実は違ったんだよ」と言われたら素直に信じそうなぐらい違いました。

もう一か月近く経つのでネタバレありで感想を書いていきます。

 

あらすじ

久しぶりに仕事に復帰したレディバグは、同僚のカーバーの代わりにアタッシュケースを盗み次の駅で降りる仕事を引き受けたが次の駅で偶然同じドアから入ってきたウルフによって降車が出来なくなってしまう。

そうこうしている内に他の殺し屋を巻き込んで新幹線内で殺し合いを繰り広げていき、最終的に裏社会を牛耳っているホワイト・デスの下にアタッシュケースを持って行き決戦を行うと言う話でした。

良かったところ

馴染みのある日本の駅名に親近感がわく

東京から新幹線に乗って、最終的に京都駅まで行きます。その間も品川だったり、横浜だったりと途中駅がアナウンスで流れます。基本は電車内のシーンが多いですが、高架を電車が走ったりするシーンが流れたりと馴染みのあるものが映画で出るので親近感があります。

熱演が凄かった

ほとんどの殺し屋は外国の人ですが、日本人も出てきます。外国人の演技はもちろん迫力がありますが、日本人の演技も迫力が凄かったです。

特にエルターは最後の決戦で仕込み刀を持って雑魚をバッサバッサと切り捨てたり、ホワイト・デスと一騎打ちをしたり、主人公のレディバグを食ってしまう活躍をしていました。

日本語の挿入歌があって笑った

決戦前の総力戦中にHolding Out For A Heroが流れて虚を突かれて笑いそうになりました。歌の効果も相まって凄まじく熱い総力戦になっていました。

他にも上を向いて歩こうも挿入歌で流れていました。多分日本語以外の挿入歌も何かしらの歌かもしれないです。

最後の説明で点と点つながって頭がすっきりした

映画を見ている人は登場した殺し屋たちの視点でしか映画は進まないため、殺し屋が新幹線に来た理由は分かりますが、何故大量の殺し屋が集まったのかが良く分からないまま話が進んでいきます。

この新幹線内で殺し屋を集めて殺し合いをさせた黒幕はホワイト・デスなので、劇中ずっともやもやしていたものが最後にホワイト・デスによって語られた時は頭の中がすっきりしました。

イマイチだったところ

細かいところがいまいち

新幹線で駅員が切符や特急券を確認するのは指定席についている人だけで、自由席に座っている人や通路を移動中の人には確認しないはずですが、劇中では何度も切符の確認に来て違和感がありました。

他にもホワイト・デスが途中で席を買い占めて関係者以外が新幹線にいないようにしてたがこれにも違和感を感じました。買い占めるなら始発から買い占めるはずなのに始発で一般客がいるはずがないですし、だまされていることに気が付いて買い占めたのなら既に乗っている人や従業員がいるはずです。

さらに、ニュースや駅員の発音が日本語の発音ではないのに日本語を話しているので違和感バリバリでした。

古き良きなんちゃって日本

昔の海外映画にありがちな日本と中国が混ざったような謎日本が繰り広げられていました。ド派手な新幹線の内装やホームで提灯をかがげて屋台をしていたりと不思議な世界観でした。

後つけ感のハンパない違和感のある設定

終盤に明かされる設定が違和感バリバリで後付け感がしてしまいます。

最後にいきなりプリンスがホワイト・デスの娘だったとか、殺し屋コンビがしたヤクザの退治のせいで妻が事故に巻き込まれたとか全然伏線もなく語られてもと言う気持ちになります。一応、過去回想で仕事のシーンはあったのですが海外に数十人単位でヤクザがいる意味がわからないのでやっぱりイマイチ考察もできないです。

全体的な感想

超一流の演技でB級映画を作ったみたいな感想を持ちました。演技はすごく迫力が表情が凄く良いのですが、ストーリーや演出、テンポが若干ずれているためB級感が否めないです。

多分途中でサメ映画で出てきたスズキさんが出てきてもすんなり受け入れられる世界観が構成されていました。また、コメディよりの作品にしたいのかシリアスよりの作品にしたいのかが中途半端で真面目な雰囲気でコメディ的な動きをしても素直に面白さを感じられなかったです。