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日常の色々な事

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ソフィーのアトリエ2をトロコンした感想とコツ

2022年2月24日に発売されたソフィーのアトリエ2をクリア・トロコンしたので感想を書いていきます。

このシリーズはエターナルマナからの全シリーズをリアルタイムでやっているぐらい好きなゲームで、他のゲームにはない独特な調合システムや楽しいバトル、作品ごとに変化し続けるシステムが魅力でかなりはまっています。

ソフィーのアトリエ2は今までのアトリエシリーズの良いところを凝縮したような度肝を抜かれた素晴らしい出来で驚愕しました。

他にもtwitterでの#ソフィー2フォトコン - Twitter Searchも見ていて楽しいです。

 

 

本作の紹介

アトリエシリーズ内での立ち位置

アトリエシリーズは下のように、さらに細かくシリーズに分かれており細かいシリーズ内で世界観を共通しているゲームとなっています。

本作は不思議シリーズの一作目ソフィーのアトリエの続編で、時系列的には不思議シリーズの一作目ソフィーのアトリエと二作目フィリスのアトリエの間の出来事になっています。

シリーズ名 ゲーム名
ザールブルグシリーズ
マリーのアトリエ
エリーのアトリエ
リリーのアトリエ
マリー&エリー ~ふたりのアトリエ~
グラムナートシリーズ
ユーディーのアトリエ
ヴィオラートのアトリエ
イリスシリーズ
エターナルマナ
エターナルマナ2
グランファンタズム
アーランドシリーズ
ロロナのアトリエ
トトリのアトリエ
メルルのアトリエ
ルルアのアトリエ
黄昏シリーズ
アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜
エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜
シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜
不思議シリーズ
ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜
ソフィーのアトリエ2 〜不思議な夢の錬金術士〜(本作)
フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜
リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜
秘密シリーズ
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜
シリーズ外
リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~
アニーのアトリエ ~セラ島の錬金術士~
リーナのアトリエ ~シュトラールの錬金術士~
ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜

アトリエシリーズの特徴

調合

アトリエシリーズの一番の特徴は調合システムになります。アイテムとアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作成するシステムですが、使用する素材に付随する品質や特性によって全く違う効果のアイテムになります。

さらに、新作になるに従って調合システムがブラッシュアップされていき属性値や調合スキル、素材配置、触媒など色々な要素が追加されたり簡単に調合ができるなど遊びやすさや深みを出しています。

やりこみ要素の一つで熱中すると夜にゲームを開始したはずなのに調合をしていると朝になっていることもしばしばでした。

下のスクショの左が適当に作った武器で右が本気で作った武器になります。数値を見ても数倍、特性や効果もモリモリで強化されています。

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アイテムの差
ストーリー

アトリエシリーズの第一作目のキャッチコピーが「世界を救うのはもうやめた!」であるので、アトリエシリーズ通して基本は周りの日常のお話がメインになります。

例えばロロナのアトリエに至っては(師匠が理不尽にこさえた)借金を返すことが目的ですし、エスカ&ロジーのアトリエは公務員の業務をこなすのが目的になっています。

バトル

個人的にバトルもアトリエシリーズの特徴の一つだと思います。一般的なターンコマンドバトルと異なり、キャラクターのスピードによって行動順が決まるのでスピードが高いキャラが連続で行動したり、アイテムをタイムカードとして後で発動することもできます。

上記の調合と合わせて火力特化で一撃にかける戦略、スピード特化で攻撃数を稼ぐ戦略、アイテム特化の戦略などバトルの戦略に深みを出しています。

新作になるにつれ、表現が豊富になりバトル中に協力技を出したり必殺技を出したりとカッコよく迫力のあるバトルになっています。

良かったところ

初心者には優しく、やりこむ人には歯ごたえのある調合システム

ソフィーのアトリエ2は素材から抽出した要素をパズルの要領で配置する調合になっています。

結構よい特性が拾える上に特性を望みの道具に移しやすくなっているので、初心者が調合するときは枠にパネルが埋まるのが楽しく、強めな道具ができるのでうれしくなります。

最強レベルの道具を作るときは配置する枠が足りないので工夫しないと、抽出した要素が配置できなかったり、素材を厳選しないと属性が足りなくなったりとやり込めばやり込むほど調合システムの難しさが牙をむいてきます。

ムービーやイベントでのキャラの表情や仕草がゆたか

ムービーやイベントシーンでは、3Dのキャラの瞳が細かく動いたり目の開く速度やサイズがこだわりがあり、見ていて目が離せないシーンになっています。

さらに動きや特殊効果にもこだわっていて、よりキャラが生き生きしてイベントの振り返りモードがあれば何度も何度も見てしまうほど面白いです。

さらに、ソフィー2は成長したソフィーや夢の世界で長いこと生きてきたキャラが多いのでびっくり顔やどや顔が多くて見ていると「クスッ」と笑ってしまいました。

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イベントシーン

ちょうど良い難易度のバトル

ソフィー2はシンボルエンカウント(敵シンボルと当たったら戦闘)なので必要がなければボスやイベントの敵以外は戦闘をする必要がありません。

そこで敵をスルーしてストーリーを進めると序盤のボスが強くて普通にやると勝てません。しかし、道具をさっくり調合して挑むとギリギリ勝てるようになっていて絶妙なバトル難易度になっています。

調合をやりすぎると圧勝してしまうため、バトルが苦手な人はがっつり調合を頑張って余裕で倒す方法も取れますし、バトルを楽しみたい人は装備やアイテムを縛って戦うなど幅が広いです。

天候操作のギミックで道やキャラ、アイテムが変わる

ソフィー2では晴れ・雨・雷・雪の4つの天候があり、それぞれの天候で出てくるアイテムや敵が変わります。さらに雨では川の水が増えて浮いてきた樽に乗って川を渡ったり、雪で凍った川を渡ったりと色々とギミックがありダンジョンを攻略するのが楽しいです。

他にも雨の場合にはちゃんとキャラが濡れたりしていて芸が細かいなと思いました。
下のスクショの左は晴れている天気、右は雨の天気で取ったものになります。服の濡れ具合や後ろにいる敵、影の様子などガラッと雰囲気が違って新鮮味があります。

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晴れと雨の濡れ具合

モブキャラにもストーリーがある

モブキャラ同士にも友好関係が築かれて成長や友好を深めていることが会話から読み取れます。特に空を飛びたい少年が諦めないでチャレンジし続けるのを見て小説を書くのを諦めた少女が再び少年をテーマに小説を書き始めた話やお菓子好きな少女がお菓子屋さんを夢見る女性を手助けして、時期にお菓子好きな少女もお菓子つくりにはまっていく話が好きです。

図鑑の一言コメントが楽しい

図鑑のアイテムと敵の全てにキャラ同士のコメントがあります。コメントはアイテムに関係あることからないことまで何でもあって面白いです。

他にも物語の深みを持たせるためのシリアスな補足等もあってより一層楽しめます。

特に好きなのが下です。ネタバレになるので乗せなかったのですが、ラスボスの図鑑に対するソフィーとエルヴィーラの緩いやり取りも面白いです。

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図鑑のコメント

フォトコンテストが面白い

3月限定になるのですが、ゲーム内のスクリーンショット機能を使ったフォトコンテストをtwitter上で#ソフィー2フォトコン - Twitter Searchやっています。

色々なスクショがあってみているだけで時間が過ぎています。ネタ枠から綺麗枠まで幅広くあってよくそんなこと思いつくなと脱帽です。

イマイチだったところ

調合が運に左右されすぎる

やり込んだ時に、星の多い素材の有無で調合の難度が雲泥の差になっています。おそらく大採取で取ってほしいということだと思うのですが、求める素材の大採取の場所を探すのが大変です。

アトリエシリーズをやっている人前提のヒント

ソフィー2ではストーリー進行のヒントが結構丁寧に書かれていますが、調合や採取を知っているアトリエを知っている人向けのヒントが序盤で出てきてちょっと困りました。

例えば下の2つですが同じように「○○を採取ランク2に上げよう」と書いてありますが、それぞれ採取ランクの上げ方が違うので詰まるポイントかなと感じました。

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やっている人前提のヒント

年代感がイマイチ違和感がある

年を取らない異世界でのお話なので、周りの人は肉体年齢に対して精神年齢が高いはずなのですがイベントにその要素が生かされずに精神的に未熟感を感じることがシバシバあり違和感がありました。

全体的な感想

アトリエシリーズとしては最高傑作だと思うぐらいの作品でした。調合はもちろんのことイベントや一枚絵が良くてキャラストーリーも王道的なものでとても見ていて楽しいものでした。

個人的には主要キャラの半数以上の身元が別人によって暴露されたり、過去と未来の事情がごちゃ混ぜになったてんやわんや感がとても面白く気が付いたら全イベントを見終わっていました。

調合に関しても全く同じ素材を使ってもパズルの配置や順番によってなかなかうまくいかないで何時間も考えた末にふっと、うまくはまると達成感がすごいです。さらに、そのアイテムを敵に使って大ダメージをたたき出すと達成感マシマシになります。