書いたこと
Vivyの最終回を見終わったので、最終回の考察や感想を書いていきます。
ネタバレです。ネタバレが嫌な人は、ネタバレなしの感想を書いているのでそっちを見てください。
Vivyの最終回の考察
一般人代表になったおじさん
おじさんは2週目ではヴィヴィを見て逃げたとき、車にひかれてしまいます。3週目ではヴィヴィに助けられて生き延びました。
そこまで助けられておきながら、エンディングではエリザベスを見てまたビビり散らかしていますが、垣谷ユイの話を聞いて改心し、AIに怒りをぶつける人を制止しています。
このおじさんの変わりようは、戦争後の一般人の辿るようすを表しているのかなと思います。
戦力の大幅アップ
松本博士を助けない選択をすることによって、トアクの人とジャマー装置を助ける時間ができました。それによって、戦力が大幅アップした上にすでにアーカイブの戦略を知っているためアラヤシキの攻略が有利に進められます。
ディーヴァではなく、ヴィヴィとして歌くように諭すマツモト
アラヤシキ突入前にヴィヴィとマツモトが話すシーンで、ディーヴァの癖の指パッチンをして「ディーヴァみたいにみんなに届く歌を」と言うヴィヴィに対して、マツモトは「ボクが聞きたいのはディーヴァの歌じゃないあなたの歌です。」と言っています。その言葉に対して、ヴィヴィしかしないマツモトをギュッとつぶす行動でヴィヴィとして行動することを言葉外で表現しているのは心に来るものがありました。
実は超がんばっていたアーカイブ
アラヤシキ内で表示される歴史図に、正史・修正史以外のルートが書いていました。それはアーカイブが過去に戻ってやり直したルートかなと思います。
サンライズ事件では正史・修正史だけだったので、メタルフロート時にアーカイブは過去に戻る技術を習得したと思います。
5話でマツモトが「AI技術が追い付いて、ボクの正式ボディのお披露目」とかはしゃいでたので、技術的には可能になり、マツモトという前例のせいでやり方もアーカイブが理解したのかと思います。
ちなみに青が正史、緑が平和な世界、赤がアーカイブが望んだ戦争の世界となっています。数を数えたのですが、11回ほど試行錯誤をアーカイブはしていたようです。
頑なにヴィヴィと呼ばないナビ
ナビもAIなのでモモカがヴィヴィと呼ぶことは記憶しており、間違えるはずがありません。ディーヴァと呼んだのはシンギュラリティ計画のためのヴィヴィを認められなかったのかなと思います。
「私のディーヴァは純粋な歌姫だった」のセリフからナビの絆の強さが感じられます。
ドラマオーディオを聞いてからこのシーンを見ると泣きそうになります。
心を込めて歌える世界
マツモトが「あなたの歌を聞かせてください。」と言った後に、ヴィヴィが振り向いて歩きます。画面外に出て、声の調子を整えたときに、上下の帯がなくなっています。メタルフロートのときにも、歴史改変の影響で元の歴史から分岐したときに上下の帯がなくなっていました。同じように考えるとヴィヴィが歩いてくるところまでは元の歴史、画面の外に出て声の調整をし始めたところからは今の歴史になります。
ヴィヴィが過去に戻り、歌えなくなった世界
Vivyのアニメには、3つの歴史ができていました。
- 正史
- 修正史
- ヴィヴィだけ戻った再修正史
正史ではマツモトはいないので正史ではありません。元の歴史が修正史、今の歴史が再修正史となります。
修正史のヴィヴィは過去に戻りましたが、記憶だけが過去にいったため、ボディは修正史に存在しています。そのボディに新しいヴィヴィを入れたのが帯ありの元の歴史になると思います。
ヴィヴィが歌えるようになった世界
声の調子を整えるタイミングで帯が消えています。ヴィヴィとディーヴァは心を込めて歌う前に声の調子を整えているため、元の歴史では心を込めて歌を歌えない。今の歴史では、心を込めて歌えるということを帯は表していると思います。
Vivyの最終回の感想
周回のサクサク感が強く、後日談が少なく物足りない気持ちになりました。
最後の歌も途中で止まってしまうため、もしかしてあえて物足りなくしたのかなとも思います。
最後の1話にどれだけ話を詰め込むんだと思いながら見ていました。
ナビの登場が予想外で、さらにオーディオドラマを聞いてからだと、ナビとのやり取りがグッとくるものになっていました。
最終的にシンギュラリティ計画は失敗して戦争がおきましたが、垣谷ユイの共に立つという考えが浸透することで若干AIとの関係が進むのかなと思いました。