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日常の色々な事

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メルヘンフォーレストをトロコンした感想

メルヘンフォーレストをクリア・トロコンしたので感想を書いていきます。

柔らかくて優しい絵に対して、ストーリーが死生観に関するかなりヘビーな話だったのでびっくりしました。アトリエシリーズを意識した内容であったり、儚くも救いのある話で思っていた以上に楽しめました。

トロコン・クリア画面

 

 

たる!

良かったところ

かわいらしいキャラクターがと物悲しいストーリーに引き込まれる

登場するキャラクターは可愛いのでプレイしていて癒しの要素になります。敵味方含めて悪人がいない優しい世界にもかかわらず、行き過ぎた知識欲や好奇心によって悲壮なお話になってしまいます。

キャラクターの可愛いさや主人公のメルンの純真さがストーリーの清涼剤となって、暗い話でもダメージを受けずに進めることが出来ます。最後には一つまみの救いがあるので

かわいらしいキャラクターが沢山で癒される

登場するキャラクターが童話に出てくるような可愛いキャラクターが多くてプレイしていて癒しの要素になります。敵味方含めて小悪党や猪突猛進なキャラはいても本当の悪人はいないため、絵本のようなとてもやさしい世界になっています。

特に主人公のメルンは純真で前向きなので暗いストーリーの中の清涼剤となっています。

可愛いキャラクター

物悲しくも美しいストーリーに引き込まれる

敵味方含めて悪人がいない優しい世界にもかかわらず、行き過ぎた知識欲や好奇心によって悲壮なお話になってしまいます。

錬金術をテーマにしているため、不老不死や賢者の石や魂などお決まりの話が出てきます。

小間使い用に作られたキャラクターと主人の寿命が違うために、主人亡き後主人への愛がつらすぎて記憶を失う薬を飲んだりと儚いストーリーになっていたり、クリア後に死後の世界で主人と一緒にいることが分かって一抹の悲しさと美しさを感じる話になって言いようのない気持ちになりました。

スリルや戦略性のある戦いが楽しい

戦闘はコマンドバトルになりますが、ターン性ではないので相手が1回攻撃する間にこちらは何度も攻撃をすることができ、相手の攻撃に合わせて回避か防御を選択することが出来ます。そのため欲張って攻撃しすぎると相手の攻撃に間に合わずにダメージを受けたり、良いタイミングで防御をすると道具や奥義を使用することが出来る駆け引きがあり気が抜けません。

3章からになりますが、武器に戦技が付き、アビリティが使用できて戦闘中の戦略が増えます。特に戦技と奥義が大切で、これらを回復系のものにすると安定した戦闘ができます。攻撃系のものにすると相手に与えるダメージが格段に増えますが、確実に防御と回避をしないとデメリットである防御力ダウンによりこちらのダメージが増えてしまいます。

しかも敵のレベルは階層が増えると数倍に強化されるのでヘタをすると雑魚にやられる緊張感もあります。

章ごとにゲーム性が全然違ってお得感がある

1章はメルンが不思議な村で町の人から素材をもらって調合する話、2章は母親を追ってダンジョンに潜る話、3章はレテに導かれて異界を進む話となっています。

1章は戦闘はほとんどなく、村人から話を聞いたりクイズや釣りなどのミニゲーム、御使いをすることで素材を取得していき、お爺ちゃんから出された課題をクリアするゲームになっています。

2章は敵を倒しながら、ダンジョンを潜っていくゲームになります。各階層のボスを倒すまで帰還は出来ずにひたすら潜っていくゲームです。

3章は2章をパワーアップさせたようなゲームです。2章とは異なり自由に各階層を行き来できるようになる代わりに、空腹ゲージが早く消費されたりアイテムを使って仕掛けを解く必要が出てきます。

このように1つのゲームで3つの異なるゲームシステムが遊べるのでお得感がありました。

悪かったところ

3章に行くと2章と1章の場所に戻れない

3章に行くと、それ以前の場所に戻れないので1章で仲良くなった人に会いたくなっても会うことが出来ません。せっかく1章で仲良くなったのに寂しかったです。

銀河さんとシスターの背景が良く分からない

他のキャラには大なり小なりの背景が語られるのですが、銀河さんとシスターについては何一つ語られないので良く分からないです。

シスターに至っては3章でポット出のキャラなので本当にはてなです。

調合がシンプル過ぎる

特定のアイテム同士を調合すると新しいアイテムが取得できるのですが、調合の揺らぎが一切なく、必要なアイテムがあれば必ず同じものが出来るので調合がスパイス程度にしかなっていないです。

アトリエを意識して作られているっぽいのでもうちょっと調合に力を入れてくれたらうれしいです。

全体的な感想

一言でいうと値段相当の価値はあったと思います。

可愛いキャラクターとダークなストーリーと言う自分の大好きな要素が無理なく融合されていたのでとても楽しむことが出来ました。

1部では平和なお話かと油断していたら、2部では主要キャラが亡くなってしまう暗いストーリーで心をかき乱されてしまいました。3部では死後の世界が明るみになり、2部で亡くなった人も死後の世界では仲良く過ごせる幸せな結果となり救われました。

厳密にはハッピーとは言えないのですが、ガラスのように透き通って儚い幸せを最後に魅せられて良い余韻に浸ることが出来ました。

出てくる人に対してもパラケルススロゼッタ、一般研究員、フラメルの思惑が入り乱れて注目するキャラに寄って話がガラリと変わるのも奥深いです。個人的にはロゼッタの献身も好きですが、パラケルススの探求も気になるところです。