好きなアニメの「結城友奈は勇者である」の続編が2021年10月からテレビで放送されるので、改めて最初から「結城友奈は勇者である」を見ました。
2014年の放送なのでネタバレありで感想を書いていきます。
結城友奈は勇者であるとは
神世紀300年と言う遥か未来の四国の話です。
主人公の結城友奈は讃州中学校の勇者部(≒ボランティア部)に所属して、人の役に立つことをしながら日常を過ごしていましたが、アラームと共に敵が表れて勇者部の仲間と共に世界を滅ぼそうとする敵と戦っていくお話になります。
日常を守るために少女達が変身して敵を倒しつつ、世界の秘密に迫っていくような良くあるお話ですが世界観や世界の秘密が段違いのアニメになります。
良かったところ
明るく楽しい日常パート
勇者部の仲間のやり取りや各キャラが立っていて日常パートがとても楽しいです。さらに、ギャグのテンポがとても良く「ずっと日常パートでも良いのに・・・」と思えるぐらい楽しく見ることができます。
日常パートが楽しいので、後半とのシリアスの対比で絶望感や悲しさが増してしまいます。
勢いのある戦闘
戦闘シーンがとてもカッコいいです。さらに、最近では省略されがちな変身パンクや装備の強化など戦闘でカッコいいものが詰め込まれています。
戦闘BGMも焦燥感を煽るもので、敵への攻撃時にキャラが叫ぶのも相まって見ていてすごいと圧倒される戦闘になっています。特に東郷が初めて満開する場面が強者感があって好きです。
残酷すぎる世界観
物語の後半では四国以外が敵に滅ぼされている絶望的な状況が判明します。さらに、敵と戦うための勇者システムは使用すれば使用するほど身を削る諸刃の剣だと言うことも判明します。そういう状況で各々のキャラが悩んで別々の結論を出すのがとても残酷です。
1期では常に前向きで明るかった結城友奈が2期の勇者の章では追いつめられてしまうので、見ているこちらがギリギリになるぐらい辛い世界観です。
最後にはハッピーエンド
結果論になりますが、最後にはハッピーエンドになったのも良かったポイントです。各キャラが悩んでいるところを見ているうちにキャラに魅せられていきます。そういうキャラが最後に残酷な結末になると後味が悪いですが、ちゃんとハッピーエンドになるので安心してみることができます。
感想
日常系や魔法少女ものから残酷な話になるのはエルフェンリートやまどかマギカで大体慣れていたと思っていましたが、このアニメを見てまだまだ慣れていなかったと愕然としました。
全部の話を知ってから1話を見ると、キャラの不安げな表情など初見だと気が付かないところに気が付けて楽しかったです。ただ、最後にはハッピーエンドになるとは知っていても全部を見切るためにはかなり体力を使いました。
戦闘アニメとしても身を削る戦いなためか必死な感じがして熱い戦いであることや敵が大きいこともあって派手で見ごたえがあります。さらに、和を中心とした衣装が個人的にツボです。