ライザのアトリエの先行上映を見てきました。好きなアトリエシリーズのアニメ化と言うことでワクワクして見るとゲームに無いシーンがガッツリ入っていて、キャラの魅力や説得力がゲームよりパワーアップしていました。
未プレイ者の人向けにも分かるように他のシリーズとの繋がりがあるかであったり、アニメを見る前に知っておいた方が良いこと、作品の感想をネタバレなしで書きます。
7月から始まるので見てみようかな?という人の参考にしてもらえればうれしいです。
目次
ゲームとの関係
アトリエシリーズとの関係は?
今回見たライザのアトリエは、2019年に発売されたゲームのアニメ化作品になります。ライザのアトリエの1作目なため、他のアトリエシリーズとの関係はありません。
事前に知っておくべきことは?
アニメの中で世界観の説明やキャラ同士の関係性をキャラの会話や独り言を通して丁寧に説明しているため、事前に知っておくべきことはないかと思います。
たまにシリーズ通しての謎な常識(うにが木から取れるとか)は説明もなく知れッと描写されているので、「そういうもの」と見る必要はあるかと思います。
ジャンルは?
PS StoreにはRPGとしか書かれていませんでした。どんなゲームやアニメかわからないので主観で考えると日常系かなと思います。
ライザたちが自分の夢や島の人のために魔物を倒したり、錬金術で道具を作ったりするイベントが話の軸になりそうです。
イメージがつかない人は エスカ&ロジーのアトリエ を見ることをおすすめします。アトリエシリーズの別アニメで世界観自体はライザとは異なりますが、ストーリー展開のようなものは似通っているかと思います。
良かったところ
世界観の説明が丁寧で初見の人も分かりやすい
クーケン島の因習や主要人物の紹介、ライザ達の夢や気持ちなどが丁寧に描かれていました。描き方もライザ達の日常会話に入れ込んだり、アニメらしい動きによって表現されていて不自然にならないようになっていました。
1話を見て大体の情報が出てくるので初見の人でも無理なく見れるようになっていました。
一部を除いて作画やコマ間の動きなどは普通のアニメより良かった
一部のシーンを除いて、作画やコマ間の動きは普通より良かったです。感動するほどではないのですが、丁寧に描かれていることがわかるぐらい綺麗です。
特にライザの顔のアップでは目がキラキラしていてキレイでした。
魅力的なキャラの個性が立っていて、キャラのやり取りが楽しい
キャラの魅力がアニメで引き出されていて、ただのやり取りだけで面白いです。キャラ同士の関係性についても会話によって自然と分かるようになっていました。
モリッツさんに関してはたった数秒のシーンなのに謎のインパクトがありました。
ゲームに比べて色々な話を補完されていてうれしい
ゲームに比べて各キャラのことが補完されるイベントが入っていて面白かったです。アンペルが打算で動くところなどが挿入されていて合理主義が強調されていてよかったです。
イマイチだったところ
動きのない会話シーンが多くてダレる
1話目なので説明する内容が多く、冒険にも錬金術にも出会ってないのでひたすら立ち話か歩き話をしています。絵的にもキャラが棒立ちになっているだけなので動きがなく退屈を感じるシーンが多いかもしれないです。
戦闘に危機感が感じられないので魔物のヤバさがわからない
まだ冒険を始めたばかりで戦闘はグダグダで敵が弱いのも良いですが、キャラの危機感が全然感じられないのでイマイチでした。イマイチ魔物のヤバさや外の危険などが感じられないだけでなく、キャラが感じる恐怖もなく捜索隊出すまでもない気がしました。
ストーリーが最後まで出来るのか不安
1話の時点で話の進みを見ると全部ストーリーが進められるのか不安になりました。このままのペースで進むと常闇の女王が出てくるまで2クール分必要になるレベルのスピードなので、良い感じに継ぎ接ぎしてダイジェスト気味になるのかと思ってます。
全体的な感想
1話を見た時点で面白そうなアニメに思いました。不安な点はありますが、全体的に丁寧に愛を持って作られているのがわかるので最後まで劣化することなく楽しく見ることが出来そうです。
トークショーでも言っていましたが、話が進むにつれて錬金術の演出が変わっていったり、戦闘もレベルが上がりカッコよくなると思うと逆に話数が進むごとに楽しさが増えていくかと思います。リラさんの食事シーンも注目ポイントらしいのでそっちも気になっています。
ゲームから追加されているシーンが多いので、ゲームでは明かされなかったクリント王国や異界の話も追加される可能性もあるのでワクワクしています。