以前クラウドファンディングで支援したトゥールビヨンの腕時計が届きました。世界三大複雑機構の1つであるトゥールビヨンの腕時計が初めてなのでワクワクしながら使ってみた感想です。
クラウドファインディングで申し込んだときの記事は下です。
目次
時計の情報
メーカーはENLOONG
ENLOONGは中国の腕時計メーカーです。トゥールビヨンのみを販売するメーカーで、手に入りやすい価格で腕時計を販売しています。
腕時計はELT2102
ENLOONG史上初の日本デザインです。ダブルパワーリザーブを搭載しており、ゼンマイの持続時間が最長72時間となっています。肝心のトゥールビヨンはフライングトゥールビヨンを採用して動的な動きを見た目で楽しむことができます。
気に入ったポイント
歯車(キャリッジ)の回転が楽しい
トゥールビヨンの醍醐味である部品が回転するところが見えます。下の画像の右側に入れた矢印の先の金色の輪っかに囲まれている場所が回転します。特に、小さい歯車が回転しながら金色の輪っかに沿って回るので見ていて楽しいです。
ちなみに回転することによって、ゼンマイや部品が重力によって常に下に引っ張られることを防ぐことで部品の負荷を分散し、高い精度を刻めるようになっています。いろんな角度になる腕時計ではそこまで必須のものではないですが見ていて面白いです。
メカチックで見ていて楽しい
パッと見でわかるようにメカメカしいです。いかにも機械です感が出ていてテンションが上がります。さらにこの時計は文字盤がほとんど無く中を見ることができるので部品が動く様子を見ることができます。
ゼンマイを巻いたときは上にあるゼンマイががっつり動くので「今ゼンマイ巻いている!」という実感がして面白いです。裏も透けているので竜頭を回すと歯車も回るのでさらに楽しいです。
しかも、時針と分針だけで余計な針がないので中をみるのに邪魔にならないです。
十数回巻くだけで2日程度動く
機械式の手動巻きなので人がゼンマイを巻いた分だけしか時計は動きません。でも一度に十数回巻いて使うことで大体2日程度動いたのが驚きました。
外出する機会が減った今は面倒になることもなく出発前の数秒で時計のゼンマイを巻いてテンションを上げて外出しています。
もう一歩なところ
ストラップの革が硬い
使用してすぐのころはストラップの革が硬いので腕が痛いです。革製品は大抵そうだと思いますが、馴染むまで少し時間がかかります。
竜頭の表面に謎の模様がある
竜頭の色は一色で統一しているはずですが、実物を見ていると竜頭の表面に青い塗料が塗ってあります。たぶん製造工程のミスで塗料が付いちゃったのかなと思います。
感想
少し不満点はあるものの、トータルで言うと満足しています。特にメカメカしさが気に入っていて時計の針だけでなく中身も動くさまを見て楽しむことができます。
これでクォーツ式、機械式の自動巻き、機械式の手動巻きと一般的に知られている腕時計の機構は一通り揃いました。次はアキュトロンか他の世界三大複雑機構(ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー)の時計を買おうかなと薄ーく思っています。