YouTubeのアイドルマスターチャンネルでアイドルマスター XENOGLOSSIAが期間限定で公開しているので、見てみたらやっぱり面白かったので感想を書いていきます。
アイドルマスターにある挫折や復活をちゃんとロボット物としてアニメになっているので、アイドルものが苦手な人や最近アイドルマスターにはまった人は、だまされたと思って最初の数話だけ見てみてください。
2話ずつ公開されており、1~2話は2022年5月4日(水)、2~3話は2022年5月6(金)までの公開なので見たい人は期限内に見ることをおすすめします。
先が気になると言う方や期限終了後も見たいと言う方はU-NEXTでも公開しているのでそちらを見る方法もあります。
目次
作品情報
基本情報
原作 なし(アニメオリジナル、スターシステム)
長さ 全2クール(26話)
あらすじ
月の崩壊から復興して百年余り経っているが、未だに地球には砕けた月のかけらが落ちてきて、放置すると隕石により被害が出てしまう。その被害を防ぐために大気圏外で月の欠片を破砕する巨大ロボットを操縦する少女たちとロボットたちが紡ぐお話になります。
スターシステムを採用
スターシステムとは簡単に言うとキャラクターを別作品に出すというものになります。ドラマや映画で良く言われる「××で活躍した○○が主演を務める!!」のアニメ・漫画版になります。
ゼノグラシアもアイドルマスターのキャラクターの姿とざっくりとした性格が採用されています。
それによって集客やキャラの理解を助ける狙いがあるらしいですが、個人的には元作品とキャラクターの結びつきが強すぎて解釈違いや混乱のもとになってしまっていたかなと思いました。
アイドルマスターシリーズとの関係
アイドルマスターシリーズとの関係は一切ないです。劇中劇ですらないので注意です。唯一の関係は、アーケード版のアイドルマスターのキャラクターの名前と姿が共通してたり、聞き覚えのある単語があるだけです。
出てくる単語も独自のものが多く、巨大ロボットをアイドル、操縦する少女をアイドルマスターと言ったりとアイドルマスターシリーズを彷彿とさせる単語が出てきますが意味が全く違うので完全な別物としてみれます。
アニメのジャンルもロボットとの恋愛なのでアイドル要素が一切ないです。マクロスのような歌いながら戦ったりもしないので本当にアイドル要素が0です。
ゼノグラシアをおすすめできる人
アイドルマスターの原型がないぐらいロボットアニメをしているのでロボットアニメが好きな人に特におすすめします。心を通わせないと動作しないロボットや過去の操縦者とのロボットをかけた戦いやロボットアニメに定番の要素がちりばめられています。
ロボットアニメなのでアイドルアニメが苦手な人も抵抗なく見ることが出来ます。それでいて、少女同士のやり取りもたくさんあるので、アイドルマスターのコミュが好きな人にもおすすめできます。
良かったところ
政治劇が少なく、少女とロボットに焦点を当てている
ロボットアニメでは結構な頻度で政治的なやりとりが注視されがちですが、ゼノグラシアでは政治劇が少なく、ずっと少女とロボットに焦点が当たっていて横道のあるストーリー感が少ないです。
少女もアイドルマスターのアイドル以上に個性的になって、日常のやり取りが楽しくなっています。楽しいだけでなく、自身の無力感に苛まれたり、自信をつけたりと山や谷がちゃんと用意されています。
ロボットや施設がカッコいい
ロボットが微妙にカッコ悪くてカッコいいです。さらに変形機構があったり、専用装備があったりとロボット好きな感性を刺激されます。
他にも学校の地下室に基地があったり、出撃時には町の一部が滑走路になったりとありがちですがとてもワクワクします。
オープニング曲が好き
オープニング曲がザ・ロボットアニメの曲と言う感じでとてもカッコよく、リズムが良いです。アイドルマスターシリーズとは違いアイドルが歌ってはいないので、そこも新鮮です。
もう一つなところ
少女とロボットの恋愛劇に面食らう
ネタバレになるので詳しく書かないですが、ロボットにガチ恋する話があり面食らいます。本来そういうときはロボットから言葉を発生したり、人型ボディやアバターに乗り換えたりなどで意思疎通しやすくするのが普通なのですが、このアニメはそんなことをせずに巨大ロボットのまま言葉もしゃべらないので余計にガチ恋に面食らいます。
アイドルマスターの事前知識が邪魔になるかも
自分が初めて触れたのがこの作品だったので特に違和感なくアニメを見ることが出来ましたが、アイドルマスターの知識がある状態だと違和感が半端ないです。
別作品だと意識できれば特に問題ないですが、放映当時はそんな事前知識もなくきっと混乱しただろうと思います。
全体的な感想
今回改めて見て面白い作品だと思いました。アイドルマスターシリーズのことを知ったうえで見るとゼノグラシアのキャラは、倍増しで個性が出ていたり、全く別の関係性だったりと相互のやり取りが楽しいです。
ロボットへのガチ恋からの泥沼には若干ついていけなさそうになりましたが、そこさえ超えればキャラ同士のやり取りが楽しく、挫折からの復活など盛り上がるシーンもあってとても見どころが多いです。
ロボットの方も今のCGで作られたハイスピードな戦闘ではなく、セル画で作られているので見やすくありながら迫力も結構あって楽しめます。個人的にああいう感じのメカデザやあくまでも重機と言うカテゴリーなところなどが好きです。