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2022年7月にGCPのアソシエイトに合格した時の勉強方法とおすすめ教材

Google Cloud Platform Associate Cloud Engineerに合格しました。

ここ数週間はテストに向けて勉強していて、ブログの方は更新しませんでしたが無事に合格しました。その時の合格に向けての勉強方法と試験の感想、もっと勉強すれば良かった内容などを書いていきます。これから受験する人の手助けになれば幸いです。

一応、IT系に詳しくない方にもわかるように書くので既に知っているよという方は後半まで読み飛ばしてください。

GCP アソシエイトの合格バッジ

前提

Google Cloud Platform (GCP)とは?

資格のタイトルにもなっているGoogle Cloud Platformとは、簡単に言うとGoogleが出しているサービスのことです。Google Cloud Platform(グーグルクラウドプラットホーム)は長いので、よくGCPジーシーピー)と省略します。

WEBサイトやアプリゲームを作るのにはサーバーやストレージなどが必要ですが、普通は十数万するサーバを数週間かけて購入する必要があります。GCPを使えば、WEB画面からボタンをポチポチとするだけでサーバやストレージなどが数分で借りられて使うことが出来ます。料金も使った量に応じて支払いますので、ちょっと試す程度なら数百円ですみます。

実際に「GCP アプリ 事例」で調べると色々なことに使われていることも分かります。

Google Cloud Platform Associate Cloud Engineerとは?

GCPはWEB画面からポチポチするだけで、サーバやストレージを借りられるので簡単なように思えますが実際はサーバでプログラムを動かしてストーレージ内のデータを取るなどサービス間での連携が必要であったり、似たようなサービスが複数あり最適なサービスを選んだりと使いこなすためには、ある程度の知識が必要になります。

この資格はGoogleが「この人はある程度の知識を持っています」と言うお墨付きを与えるものになります。今回取得したアソシエイトはGCPの資格の中で真ん中ぐらいのレベルの資格になります。

自分のレベル

開発の仕事をしていますが、GCPを使ったことは全くないです。似たようなサービスのAWSやAzureもほとんど使ったことがないです。チームの他のメンバーにお任せで外からボケっと見ていました。

一年ほど前に会社の勉強会があり、せっかく勉強したのでAWSのアソシエイトの資格を取れと言われたので取りました。

受験した動機

AWSと同じノリです。勉強会があったので参加したら、せっかく勉強したので受験しようと言う流れで取りました。ただ、業務との折り合いが悪く最初以外の勉強会はすべて不参加でした。。。

勉強

購入したもの

勉強方法としては下の2つです。

  • qwiklabs
  • udemy
qwiklabs

GCPの環境を貸し出してくれるサイトです。いくつかのカタログに分かれており、自分の勉強したいカタログを選んで購入します。ものによっては無料で購入できるカタログもあるのでお得です。

一番うれしいのが金額が決まっている点です。自己勉強あるあるなのですが、数百円だからと自分で環境を用意すると削除忘れなどで数万円請求される場合もあります。qwiklabsを使用すると最初に払った料金のみで、削除を忘れても追加料金を請求されることがないので安心して使うことが出来ます。

購入したものは下の2つです。この2つでアソシエイトの出題範囲のサービスに触ることが出来ます。金銭的に余裕があれば他の物を見てみるのも良いと思います。

udemy

学習動画サイトです。udemyでは模擬問題集を購入しました。Webでのテストや勉強の段階ではイメージが難しい問題などに触れて慣れておきます。

購入したのは下のものです。40問×3なのでちょっと問題数が少ないです。

  • GCP認定資格】Google Cloud Platform Associate Cloud Engineer模擬問題集

勉強期間

2022年6月13日~2022年7月8日の約1か月間

勉強手順

  1. qwiklabs:1週間+α
  2. udemy:3週間

まずはqwiklabsでGCPについて体験してみます。何も知識がなくても進められるように親切に手順や説明が書いてあるので事前学習なしでチャレンジします。

何度でも出来るので怖がらないで進めていきます。何も考えないで手順をなぞればできてしまいますが、自分が何をしているかを理解しながら進めることが重要です。

qwiklabsが終わったらudemyで練習問題を解きます。こちらも何度でも再チャレンジできるので怖がらずに挑戦します。最初は不合格になると思いますが落ち込まないで、直ぐに回答の解説を読んで、再チャレンジします。オススメとしては1回目は1日1模擬問題の実施と回答チェックをすることをおすすめします。2回目以降は1日2~3模擬問題のペースで実施して、全部で10回程度テストと回答チェックをすることをおすすめします。

問題数が少ないので回答を暗記してしまいがちになりますが、ちゃんと頭の中で問題の状況と答えをイメージしながら実施することが重要です。イメージが難しいのであればqwiklabsに戻って対象のGCPを触って理解を深めます。

試験

問題数と時間

問題数は50問、時間は2時間でした。長文の問題はないので、それほど時間をかけずに解くことが出来ました。大体1時間で解き終わり、残り1時間で再度見直しをしていました。

最初は問題の難易度に面食らってしまいましたが、見直すことで冷静に問題を解くことが出来ました。

問題の傾向とコツ

プロジェクトやVPC、IAMを求める問題が多かった

ストレージやコンピュートエンジン、Kubernetesの問題が多く出るかと思いましたが地齋はそこまで多くありませんでした。

プロジェクトやVPC、IAMを求める問題が多かったです。特に外部プロジェクトのサービスへのアクセス権限の付与方法やVPCとオンプレを接続する時の方法など別環境との構築を答える問題が多いイメージです。

そのため、qwiklabsを通して構築の経験値を上げたり、多くの事例を見たり多くの問題に触れて色々な構築方法を学ぶ方が良いです。

Googleの推奨が多かった

Googleの推奨する方法を答える問題が多かったです。これはGoogleが推奨するGCPの使い方を出しているのでそれを見ることがおすすめです。

コンソールとコマンドが答えに混在する

GCPの操作にはコンソールとコマンドの2つの方法がありますが、同じ問題に対してコンソールでの操作とコマンドでの操作が混在して答えに並んでいます。面食らってしまいますが、やっていることは全然違うので気にせずに落ち着いて解く必要があります。

とは言ってもコマンドを一切知らないと解けないので、大体のコマンドの概要を把握しておく必要があります。詳細まで覚えるのは時間的にもスキル的にも難しいので大体の傾向と有名なコマンドを覚えてれば問題ないです。

傾向と言うのはgcloudの形式は [gcloud 操作対象 操作内容 +α] が多いことやgcloudとkubectrの使い分けについてなどです。

イメージと違ったところ

複数選択の問題がない

udemyでは複数選択の問題がありましたが、試験にはありませんでした。ケアレスミスをして、複数選択なのに一つしか選んでないかもしれないと不安になりました。

紙とペンの持ち込みがない

テストによってはテストセンターで紙とペンを貸し出して、試験中に計算をしたりメモをすることが出来ます。

GCPではそれがありませんでした。VPCとオンプレの接続や別プロジェクトへの権限付与など関係性がややこしい問題が多かったので、紙を使って整理したいなと思いながらテストしていました。

難易度が高かった

udemyの模擬問題集に比べて、難易度が高かったです。良くある「××のときは〇〇のどのモードを使用しますか?」のような単純な知識を問う問題がほとんどなくて、「△△のケースでは次のどの方法をGoogleが推奨していますか?」と言う実践+推奨を問う問題が多かったです。

日本語がわかりにくい

日本語が分かりにくいです。例えば選択肢の時系列がバラバラになっていて頭から時系列順に考えると不正解だけど、実は正解みたいなものもあったかと思います。

問題から問われている内容で特に重要なものを読み取って選択肢を選ぶことをおすすめします。

終わってから、こうしていれば良かったなと思うこと

本で基礎知識を満遍なく理解すればよかった

qwiklabsとudemyでは、GCPの操作と問題をしていました。そのため、それぞれのサービスについての基礎知識に偏りが出てしまい試験の問題に自信をもって答えることが出来ませんでした。

それぞれの基礎知識を持っていれば100%正解のような自信満々で答えられたのかなと思います。

公式が出しているので、それを読むのが確実かなと思います。

 

 

他の問題集をやればよかった

試験では、実践の状況やGoogleの推奨から適した選択肢を選ぶことが重要になります。一応知識があったため、正解まで導けましたが100%自信があるわけではないため不安でした。

そこで、他の問題集を通してGCPの活用バリエーションを増やしておくことで確度の高い選択ができたように思います。

購入しようとしたUdemy
  • Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集
  • 【最短攻略】Google Cloud 認定 Associate Cloud Engineer 模擬問題

同じ時期に受験した人が購入していたので感想を聞いてみました。

Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題は実際の資格試験よりも難しい問題が多かったそうです。やることがなくなって困ってしまったら購入しても良いかもしれないですがあまりお勧めできません。

【最短攻略】Google Cloud 認定 Associate Cloud Engineer 模擬問題は問題数は少ないものの問題はかなり資格試験に近くて役に立つのでこちらはおすすめです。