日常の色々な事

開発の考えや映画やアニメなど、ごちゃごちゃしたものを書いてます。「本サイトはアフィリエイトが含まれています」

【ネタバレあり】映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」の感想

映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」のネタバレあり感想です。ネタバレなしの感想は下記事に書いています。

【ネタバレなし】映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」の感想とおすすめポイント - 日常の色々な事

この記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

作品情報

  • 公開日:2026年7月24日
  • 上映時間:99分
  • 原作・脚本:ナガノ
  • 監督:及川啓
  • 配給:東宝
  • 公式HP:https://chiikawa.toho-movie.jp/

ざっくり感想

ちいかわ好きのための映画でした。かわいいキャラが演じる因習村もので、微妙にホラー。

ストーリー的には怖くて胸糞悪い話なのに、ひたすらキャラがかわいいので怖さをほとんど感じません。ただ後味の悪さは結構あります。

ネット上で罪と罰だとかホラーだとか持ち上げられていただけに、肩透かしを食らいました。最初から「小さくてかわいいキャラが活躍するほのぼのストーリーだよ」と言われて行った方が楽しめたと思います。

良かったところ

因習と村八分をかわいい手段で実行する構図が面白い

やっていることは因習村ものそのものです。島には隠された決まりごとがあり、それを守るために島の側が暗躍する。文字にすると完全にホラーです。

ところが実行するのがかわいいキャラクターで、手段もかわいいので、見ている間はほとんど怖さを感じません。この落差が本作で一番面白いところでした。

怖い雰囲気自体はちゃんとあるので、ホラーが苦手な自分にはちょうどいい塩梅でした。ホラー初心者の入門としても向いていると思います。

セイレーンの歌声が素晴らしい

本作のポイントはセイレーンの歌です。

特に最初に洞窟で歌を聞く場面が良かったです。とても澄んだ声で、洞窟の映像も綺麗で、ここだけは完全に映画館向けの体験でした。逆に言うと、映画館で見る価値を感じたのはこのシーンだけです。

気になったところ

映画で見る必要を感じない

派手なアクションや綺麗な風景が少なく、映画映えするのは歌のシーンだけでした。

大画面や音響が生きる場面がほとんどないので、わざわざ映画館で見る必要を感じませんでした。歌のためだけに映画館を選ぶかというと微妙なところです。

しゃべらないキャラとうざいキャラが面白さの邪魔になっている

しゃべらないキャラが多く、感情や状況が伝わりにくい場面がありました。

さらに、うざいキャラが多いのが厳しかったです。うさぎやモモンガは味方のはずなのに、邪魔をするかふざけてばかりでイライラしました。緊張感のある場面でも茶々を入れてくるので、話に集中できません。

くりまんじゅうやシーサーも、話に関係ないのに出てきてテンポの邪魔になっていました。ファンにとってはうれしい登場なのだと思いますが、初見だとノイズにしかなりませんでした。

事前の評判とのギャップ

ネット上では罪と罰やホラーとして持ち上げられていましたが、実際にはそこまで重くも怖くもありません。

期待値が上がった状態で見たので肩透かしを食らいました。作品が悪いというより、事前情報の入れ方を間違えた感があります。

ざっくりとした作中の流れ

ざっくりとした流れを整理します。

島への招待

ちいかわとハチワレが広場でくつろいでいるところに、招待状を持ったうさぎが現れます。「カンタンな討伐で高い報酬がもらえて、島限定のスイーツなどが実質無料になる」という誘いに乗って、船で島の合宿に参加することになります。

島に隠されたひみつ

島に着いた一行は、島に伝わる決まりごとと、それを守るために閉じられた島の在り方に触れていきます。うまい話には裏がある、という筋書きどおりに、招待の目的そのものが島の事情と結びついていきます。

セイレーンとの出会い

洞窟でセイレーンの歌を聞く場面があります。本作で一番印象に残ったシーンです。

決着と後味

最終的に一連の出来事には決着がつきますが、すっきりとした解決ではありません。かわいい絵面のまま、割り切れないものが残る終わり方でした。この後味の悪さが本作の評価を分けるところだと思います。

最後に

「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」は、かわいいキャラクターが因習村ものを演じるという企画そのものが面白い作品でした。

ホラーとしては軽く、ドラマとしては後味が悪い。それでもキャラのかわいさとセイレーンの歌声で最後まで見られてしまうあたり、やはりちいかわ好きのための映画だと思います。

事前の評判でハードルを上げずに、ほのぼの寄りの冒険ものとして見に行くのが一番楽しめる作品でした。