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日常の色々な事

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【ネタバレあり】映画 カラダ探しを見た感想

先々週にカラダ探しを見てきました。当初は封切直前だったのでネタバレなしで感想を書こうかと思っていたのですが、投稿を忘れていて時間がたっているのでネタバレありの感想に書き直しました。

まだやっているので、これから観に行く人や行こうかと悩んでいる人の助けになれば嬉しいです。ちなみに漫画はライン漫画で無料配信分だけ見たので、2回目の途中まではストーリーを知っている状態で見に行きました。

 

 

 

漫画版との違い

カラダ探しのルールが簡略化している

追いかけてくる赤い人関連のルールが漫画と比べてかなり簡略化されています。

漫画版は「赤い人は歌を歌いながら探している」「放送で言われた場所に赤い人が出現する」「赤い人を見てから振り返ると自身の後ろに赤い人が出現して殺される」「赤い人に抱き着かれて歌が歌い終わると殺される」です。

それに比べて映画版は「赤い人に見つかったら殺される」だけです。

赤い人の過去が簡略化している

漫画版では3姉妹の姉妹愛がこじれてしまって、呪いが発生して赤い人になっていましたが、映画版では病気の一人娘が田舎で病気療養中に変出者に殺されて赤い人になっていました。

登場人物とストーリーが改変している

漫画版の1回目と2回目を混ぜて整合性を取った内容に加えて、ちょくちょく映画オリジナルのものになっています。例えば最初にカラダ探しをお願いしに来るのは遥ではなく、赤い人が直々に来たりと人間関係も簡略化されています。

さらに赤い人の過去が簡略化されているので調査パートはほとんどカットされていて、遊びに行く青春っぽいシーンが追加されていました。

良かったところ

30分ぐらいはかなり怖い

何も分からないまま、カラダ探しに巻き込まれて赤い人に理不尽に殺される混乱や恐怖がありありと感じられて怖かったです。

赤い人との初遭遇では直ぐに姿を見せることをせずに影や仲間がやられるところを写すことで無意識下で恐ろしい姿を想像させて怖がらせる手法を取っていたので想像力が強い人ほど怖さが増します。

赤い人が出てきてからは、怖さの方向性をグロに比重を置いて目をつぶしたり、手で体を貫通したり、体がねじ切られたりとPG12でもギリギリのグロさでした。

ストーリーの改編で分かりやすい

漫画版との違いで書きましたが、カラダ探しのルールや原因の事件が映画用にシンプルに改編されてわかりやすくなっていました。

漫画だとルールや事件の内容が複雑でも見直したり、読むのを止めて考えたり出来ますが映画はドンドン話が進んでしまいます。そこで、結構シンプルに改編されていてスッと理解できるようになっていました。

改編によって攻略法がオリジナルになって新鮮

赤い人は映画用の改編によって歌を歌わないし、放送や振り返りによるワープもなくなっているので普通の人と同じように目と耳で探してきます。この特性を利用した攻略法が新鮮でした。

漫画版のルールだと致命的なデメリットのある作戦でしたが、改編によってデメリットが一切なく効果的な攻略法になっていて感心しました

悪かったところ

無駄な青春シーンは要らない

漫画でもカラダ探しを通じて友達になりお泊まり会とかして青春っぽいこともしますが、一人だと不安なので複数人で集まる流れで始まったことでした。でも映画だといきなり仲良くなって、事件の調査を脇において海に行って無駄な青春をしてます。カラダ探しをクリアすると記憶の消去が起きるので、クリアをしたくないと思わせるための「今楽しいです」をアピールしたい意図だと思いますがやりすぎでした。

カフェでお茶、海での遊びに結構な時間を使っていた割に、赤い人の攻略や赤い人の過去はコウタロウがいつの間にか調査してシレっと報告するだけだったので、全然時間を取っていませんでした。

漫画を読んでいた時はホラーも面白いのですが、ちょっとずつ過去の真実が明かされていったり試行錯誤して攻略を目指すのが楽しかっただけに残念でした。

主人公の成長がない

漫画版では良くも悪くも死を度外視してでも体を集めるようにカラダ探しのルールに適したように成長して、最後は頭を奪い取って自身は殺されながら次の人にパスをつなげる、殺されることを前提とした戦法を取っていました。

映画では全然そんな成長をしないでいつまでも命は大事というスタンスでした。

それどころか後数歩でクリアできるのに、仲間が吹っ飛ばされただけで、赤い人の真ん前でお涙頂戴を繰り広げるナメプをかましています。その結果、赤い人が追い付いてクリアが難しくなっているので失笑ものでした。

ノーリスクで赤い人に物理攻撃が聞くのがイマイチ

漫画版でも映画版でも赤い人に物理攻撃が効くのは同じですが、漫画版では赤い人に攻撃をしたら激怒して比較的直ぐに殺されてしまいます。映画版では攻撃をしても特に怒ることもなく普通に襲ってきます。それだと力が強いだけの幼女なので普通に戦えてしまっていました。

挙句の果てに最後では今までさんざんボコボコにされてきた赤い人を明日香が主人公補正のパイプアタックで倒して悠々と頭を収めているので、漫画版の頭リレーに比べると残念になっていました。

赤い人の第二形態がかわいい

赤い人が人形と合体して、巨大化+モフモフ化したせいで赤い人のビジュアルよりもマスコット感が増して怖さが薄れてしまいました。せっかく白い服に血まみれの子供のビジュアルが怖かったのに、血もなくモフモフなクマさんのような第二形態になったので困惑しました。

最後のシーンについて

最後のシーンは赤い人が映っていた新聞が明日香の顔写真に変わっていたことから、鬼を明日香に交代してまだまだカラダ探しが続けられると言う漫画と同じ展開かと思います。

漫画でも明日香は少しだけ頑張ったけど結局カラダ探しを頼むことになっていたので、続編があれば明日香に追われるのか?と思います。

絶対見に行かない方がいい人

ホラー・グロに体制のない人

所詮、邦画のB級映画と高をくくって見に行くと後悔します。序盤はA級映画と差がない怖さになっています。ビジュアルが怖いわけでもビックリ要素が怖いわけでもなく、雰囲気が怖いので警戒しようにもできない点も注意です。

謎解きを期待している人

謎解きはコウタロウがいつの間にか調べた結果を発表しているシーンしかありません。カラダ探しの攻略についても、コウタロウが言った案が最初っからはまり試行錯誤がなくあっさりと終っています。

そもそも色々簡略化されているので謎解きと言う謎解きはありませんでした。

感想

正直期待値は最低で見に行ったら、良い意味で裏切られました。前半は暗い校舎が舞台の大半を占めていることもあり、演技の粗が見えなかったり、演出が良かったので純粋に怖がることが出来ました。一方で邦画にありがちな演者を良く見せたいための無駄な青春シーンやTPOを考えないお涙頂戴、赤い人を圧倒する戦闘など悪いところが後半から出てきました。個人的には大絶賛は出来ないですが、普通の映画並みには楽しめたと思います。