映画「超かぐや姫!」を2026年2月20日の劇場公開で見てきました。1月22日のNetflix配信開始からXで話題になっていて、全国規模で全回満席という異様な盛り上がりの中、期待しながら見に行きました。
竹取物語×仮想空間ライブという挑戦的な組み合わせで、後半の映像は圧巻されました。ただし前半のテンポや展開の唐突さが気になり、映画としてみると惜しいところもある作品だと思います。
作品の雰囲気・見る前の注意点・良かったところと気になったところを書いて、「見に行くか判断できる」ことを目指しています。ネタバレなしです。ネタバレありは【ネタバレあり】映画「超かぐや姫」の感想と見る前の注意点 - 日常の色々な事に記載しています。
目次
作品情報
- Netflix配信日:2026年1月22日
- 劇場公開日:2026年2月20日(1週間限定)
- 上映時間:142分
- 配信:Netflix
- 公式HP:https://www.cho-kaguyahime.com/

ざっくり感想
面白いか面白くないかで言うと面白いです。もう一度見に行きたいぐらい面白かったです。ただし、Xでの人気や劇場のチケット争奪戦レベルかと言うと正直そこまでではないかなと思います。
アニメ映画の中では上位ではありますが、元々Netflix用に作られた作品なので映画を考慮していない箇所が足を引っ張っている感じがあります。最初から映画として作ってくれたら、終盤のあの凄まじいクオリティがずっと続いていたと思うのでもったいないです。
見る前の注意点
予備知識は特に必要ない
完全オリジナル作品なので、予備知識なしで見て問題ありません。ただし、2007年や2008年の初音ミク(ボカロ楽曲)を知っていると劇中歌で鳥肌が立ちます。また、「竹取物語」の大筋を知っていると展開が予測できて深みが増します。
前半は我慢が必要
仮想空間「ツクヨミ」が登場するまでの前半パートは正直退屈です。彩葉とかぐやのやりとりと日常パートは日常系になれた人ならば楽しいのですが、それ以外の人はテンポもゆっくりなので「いつ面白くなるの?」と思うかもしれません。仮想空間に入ってからが本番なので、前半は我慢してください。
良かったところ
主人公二人の掛け合いやテンポが最高
彩葉とかぐやの掛け合いが本当に楽しいです。彩葉のツッコミとかぐやの自由奔放さの相性が良くて、見ていてずっとニコニコしてしまいます。コロコロ変わる表情も豊かで、キャラクターの魅力がよく出ていました。
メタ要素が楽しい
作中でキャラクターやナレーションが作品自体にツッコミを入れるようなメタ的な演出があります。こういう遊び心があると見ていて飽きません。
後半の映像クオリティが異次元
後半になるにしたがって映像が綺麗に、迫力のあるアクションになっていきます。特に仮想空間に入ったときやライブシーン、クライマックスの戦闘シーンは凄まじいクオリティです。最後のシーンなんて異次元過ぎて鳥肌が立ちました。
初音ミクの楽曲(アレンジ)が素晴らしい
プロジェクトDIVAで死ぬほどプレイした曲のアレンジが出てきて、懐かしさとともに今らしさを感じてとても良いかったです。
気になったところ
話の展開が唐突
伏線は一応あるんですが、事前の情報が少なすぎて「唐突に設定を後出しされた」と感じるシーンが多いです。重要な人間関係がダイジェストで済まされたり、人気になるフックがないのに人気になったりと、展開が唐突なところが目立ちます。
要所以外の作画が残念
クライマックスや仮想空間の作画は圧巻なんですが、それ以外のシーンは残念なところが目立ちます。引きで見るキャラクターや背景が雑だったり、木(葉っぱ)も省エネでまとめて描かれていたりと、クオリティの差が激しいです。
映画外のことにガッカリ
上映数に対して特典やグッズが少ないことや1週間限定公開であることを考えると、後々Netflixに加入させるために広告を大量に打ち、実体験を絞ることで希少性を高める作戦なのかなと思います。映画外のことでケチがついてガッカリです。
どんな人におすすめか
- ボカロ楽曲が好きな人
- 圧巻の映像クオリティのアクションシーンが見たい人
- 二人の少女の掛け合いを楽しめる人
避けた方がいいかもしれない人
- 丁寧なストーリー展開を重視する人
- 全編通して高い作画クオリティを期待する人
- アニメ映画をたくさん見て目が肥えている人
最後に
「超かぐや姫!」は、後半の映像クオリティと楽曲の素晴らしさは間違いなくトップクラスです。主人公二人の掛け合いも魅力的で、もう一度見たいと思える作品でした。
とは言え、前半のテンポの悪さや展開の唐突さ、作画のムラがあるのも事実です。Netflix用の作品だけに映画としての設計が十分ではなく、アニメ映画としては惜しい仕上がりになっています。最初から劇場映画として作ってくれたら、あの終盤のクオリティがずっと続く傑作になっていたのではないかと思います。
ネタバレありの感想は別記事に書いています。