一般にアニメが受け入れられたのは最近のことで、最近アニメを見るようになった人は昔の面白いアニメを知る機会が少ないと思い、小学校の頃から社会人になるまでアニメにどっぷりの自分が面白かったと思うアニメを紹介していこうと思います。
今回紹介するのは秘密の諜報員が活躍するSFアニメ「キディ・グレイド」です。
U-NEXTで見れるので気になった方は見てください。
基本情報
原作 なし (メディアミックス)
長さ TV版:24話
劇場版(総集編+新規カット):3話
あらすじ
ある機構の受付嬢エクレールとリュミエールは、受付嬢の仕事の裏で特殊なエージェントとして指令を受け世界を守るために戦っていたが、いくつもの指令を解決するうちに各組織の思惑や陰謀に巻き込まれていくと言う話になっています。
オススメのバージョン
キディ・グレイドにはTVアニメバージョンと劇場版の2種類がありますが、劇場版を見ることをおすすめします。
キディ・グレイドは書籍やラジオなど色々な媒体の情報を集めないと全体像がつかめないので、TV版のアニメを見てた場合は序盤は分かるのですが、中盤から終盤に向けて話が飛んでいるような感じがしてついていけなくなります。
劇場版であれば新規カットや上映時間の制限もあるため、綺麗に話がまとめられておりキディ・グレイドの魅力をアニメだけでも感じることが出来ます。
オススメのバージョン
陽気でコミカルな演出が見ていて楽しい
主人公のエクレールが登場時に「ぢゃっぢゃ~ん。」と言ったり、必要がないのにメイド服を着て、ピザ配達を扮して敵のところに行ったりとエージェントものとは思えないほど陽気でコミカルな雰囲気で任務をクリアしていきます。
相棒のリュミエールから、そういったTPOに適していないところなどをたしなめられたりして、バランスややり取りが見ていて楽しいです。
戦闘機と戦闘がカッコいい
銀河の平和を守るエージェントなので、地表だけでなく宇宙でも戦闘があります。宇宙では戦闘機を使用しますが、この戦闘機がカッコいいです。各エージェントごとに機体に特徴があり、コクピットも個性的で見ていてすごいと思います。
その様なカッコいい機体同士が戦闘をするため、戦闘もかなりカッコいいです。
世界観が作り込まれていてストーリーを追うのが楽しい
キディ・グレイドはアニメだけでなく、小説やラジオ、漫画を全て見なければ全体像がつかめないほど、世界観が作り込まれています。
自分はこの頃は中学生だったので、そんなに買いそろえるお金もなく全体像がつかめずに見ていましたが、普通にアニメを見るだけでも、各キャラの過去回想などである程度情報を拾えて、ストーリーの奥深さを感じることが出来ます。
今はネットが発達したこともあり、wikiなどにもある程度書いてあるので一度アニメを見た後にwikiで世界観の補足をして、再度アニメを見ると2度おいしいのでお勧めです。
見た感想
良いバランスでSFが混ざったアニメだと思いました。SFの難しい話が苦手な人には、直感で動くエクレールをメインに見ることで、SFの難しい単語を理解できずとも楽しく見ることが出来るようにしてあり、SFの難しい話が好きな人には頭の良いリュミエールをメインに見ることでSFの設定を知れるようになっていました。
今のアニメと比べると画質やキャラデザに若干の古さを感じてしまいますが、主役の2人とメカに関しては今のアニメ以上の良いデザインだと感じます。
ストーリーも各組織の思惑や陰謀渦巻く話なのにも関わらず、小難しい話が少なく退屈にならないように工夫されていたり、SFの設定を生かして視聴者をだまそうとしたりと中々面白いです。
ちなみにTVアニメから7年後の2009年に続編(キディ・ガーランド)が作られたことからもわかるようにかなりの人気だったみたいです。