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【ネタバレあり】映画 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジの感想

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジを見てきました。前作よりもホラー演出やアクションがパワーアップしていて見ていて楽しかったです。1週間以上たったのでネタバレありで感想を書いていきます。

前作のヴェノムの続編なのでヴェノムを見てから行った方が良いです。スパイダーマンまでは見なくても話は分かります。

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良かったところ

パワーアップした恐怖シーン

ヴェノムは悪のお話なので言うまでもなくヴェノムのデザインも怖いですが、今作では演出面でも恐怖が掻き立てられるように感じました。

例えばヴェノムの顔のアップシーンが多くデザインの不気味さを遺憾なく発揮したり、逃げる相手を圧倒的な暴力をもって周りを破壊しながらカーネイジが追いかけるなどパニックホラーやサスペンス的な怖さを感じました。

特にカーネイジの赤い色や触手が生えているデザインが不気味で気持ち悪かったです。

ヴェノムとエディのチグハグな相棒感が面白い

今作ではヴェノムは自分に素直で派手好き、エディは秘密主義で平穏好きとチグハグな性格が元で別れてしまいます。

分かれる前のヴェノムとエディのやり取りがテンポよく楽しい上に色々努力をしていたのが伺えるのが楽しいです。

別れた後もヴェノムはクラブで人気者になった姿を「エディに見せたかった」と悲しそうに言ったり、エディは敵に狙われているとわかった時に「ヴェノムならどう考える?」とお互いのことを必要としているのが描かれていて良かったです。

その様にチグハグでありながら最後の最後にはヴェノムとエディの阿吽の呼吸による分離からの合体で勝利したのは驚きました。

敵(クレスタ)の視点では王道な純愛ストーリーが切ない

クレスタは子供の頃に虐待を受けており、親から見放された後は施設に預けられました。しかし、施設内でも虐められて人生に絶望していました。そんな時に虐めから守ってもらった女の子に好意を抱き恋仲になりましたが政府から引き離されてしまいました。似た境遇のジャーナリストを通じて自身の悲しさを世間に訴えると共にヒョンな事から得たヴェノムの力を使い恋人を取り返すと言うのが敵のクレスタ側から見たストーリーです。

これだけを見ると王道のヒーロー話に見えるのが面白いところです。敵が間違っていたのは手段だけでした。最後のシーンで言っている「ジャーナリストは一面しか見ていない。虐待されていたことを知っていたか!背景を考えたことがあったか!」とクレスタが言う台詞に全てが入っていた気がします。

ド派手なアクション

戦闘の迫力がありました。シンビオート同士の戦いなので基本的には肉弾戦になりますが、驚異的なジャンプ力や触手や手足を伸ばしたりと縦横無尽に移動しながらのバトルが派手で見ごたえがありました。

ヴェノムがちょろいしかわいい

ヴェノムの食料のためにエディの家で鶏を飼っていますが、鶏に名前を付けたり愛着が湧いて食べることが出来なくなってかわいかったです。他にもエディとケンカしているのにも関わらず「戦っているカッコいいところが見たい」と言われただけでコロッと協力したり、赤いカーネイジに恐怖して引っ込んだのに「頭を食べて良いから」と言われて即効でやる気を出したりちょろくてクスッとします。

イマイチだったところ

ヴェノムとのケンカは前作の焼き直し

映画あるあるなのですが、前作の活躍の影響がほとんどリセットされています。

前作でヴェノムとエディは友人関係を築いたはずなのに今作で、またケンカしています。日常的なストレスが生んだケンカだとしても、そこら辺が描かれていないので同じことのやり直し感がすごいです。

他にもアンとの関係が前作で修復されたはずなのに今作ではそこまで修復されているように見えませんでした。日本と海外の恋愛観や社会観の違いかもしれませんが前作の影響がほとんどないのが違和感を感じました。

警部が浮いている

若い頃にシェリークを撃ったことで警部がターゲットにされていますが必要ない気がハンパないです。他にもちょくちょく話に出てきてはエディを問い詰めますが特に本筋に絡むこともなく、最後の戦いでもただ居るだけなのでモブと立ち位置が変わりません。

最後に復活して意味深なことを言いますが、本当に最後にポロっと言っただけで取ってつけた感が否めない上に最後はスパイダーマンの時空にエディとヴェノムが飛んだと思われるので本当によくわかりませんでした。

敵のシェリークがワケわからない

シェリークはシンビオートの苦手な音波攻撃が出来るのですが、クレスタもシンビオートに寄生されているので全然生かされません。しかも事前にカーネイジとクレスタから音波攻撃が苦手だから二度とするなと言われておきながら、最後の決戦でぶちかまして両陣営のシンビオートにダメージを与えたり、戦闘中にいきなり心変わりをしたのかカーネイジは手に終えないとか言い出したりします。正直行動の動機がよくわからないので純粋に時間が足りなかったのかなと思います。

説明が不足していた

敵のシェリークは何故不思議な能力を持っているのか?収監された施設はなんなのか?クレスタの連続殺人は何なのか?などかなり説明が不足しています。何となく雰囲気を察することは出来ますが敵側の重大な動機に関わるところなのではっきり描画してほしかった感じがあります。

感想

アクションの迫力はそのままにホラー要素やグロテスクをパワーアップした映画で楽しめました。特に敵側のストーリーやキャラクター、戦闘方法などが立っていたので主役を食う勢いでした。時間の都合で今一映画では描ききれなかったであろうシーンや設定に関してはモヤる結果になりましたが、深掘りせずに頭を空っぽにしてみたら間違いなく面白い映画でした。