今週のお題「やり込んだゲーム」は、アトリエシリーズです。特に黄昏シリーズは荒廃した世界感や明るく強く生きるキャラが楽しかったです。パッケージの美麗さにひかれて買ったゲームがあそこまでハマるとは思いませんでした。
RPGと言えばFFのような王道のRPGしか知らない状態でしたが、アーシャのアトリエをやってRPGの概念がぶち壊されました。
こんなホンワカした雰囲気のゲームなのに中身はかなり頭を使う良い意味で見た目詐欺なゲームでした。
やり込んだこと
道具作成
強い装備はイベントやドロップのイメージだったのですが、アーシャのアトリエは装備や道具を自分で作成でき、作成に使用する道具の特性次第で千差万別の能力を付与できるのが面白く一晩中調合をしていました。
敵がかなり強いので装備や道具を新調せずに進めると簡単にやられましたが、頑張って作った道具や装備を使ってリベンジができると達成感が半端ないです。
効率的なストーリー攻略
普通のゲームだと特定の箇所だけ時間制限があるものですがアーシャのアトリエはゲーム全体で時間制限がありました。そのため、調合や移動に時間をかけると日数が過ぎてゲームオーバーになる難しさも相まってひたすら効率的にストーリー攻略ができて楽しかったです。
今のアトリエはエンディング後に分岐の選択肢を出してくれますが、この頃はそんな便利な機能はなく全エンディングを見るためにはフラグ管理しながらセーブデータを複製してやる必要があり、一番セーブデータの数が多いゲームにもなりました。キースのエンディングは取り返しのつかないところでセーブしてしまったので最初からやり直す羽目になりました。
戦い方を色々試した
装備や道具が千差万別の性能を持つので、戦い方も千差万別になります。アーシャのアトリエは隠しボスがかなり強く何も考えずに行くとやられてしまいます。かといって装備や道具の作成に時間をかけるとゲームオーバーになるので限られた時間で可能な戦い方を色々試しました。
うまく戦略がハマった時のやってやったぞ感は他のゲームではなかなか感じることができないと思います。このゲームで初めてゾンビ戦法を覚えました。
気に入ったところ
荒廃した世界観とキャラクター
世界がゆっくりと滅亡に向かっている世界感にも関わらず、登場人物はみんな明るく前向きに生きています。そのような生命感あふれるキャラクター同士のやり取りが楽しめました。
さらに、なぜ荒廃したのかという根本の情報についても色々出てくるので考察しながらストーリーを進める楽しさもあります。
やり込み要素がたくさん
上で挙げたようにやり込み要素がたくさんあります。しかも、効率を重視すればするほど上限がないやり込みです。
全エンディングを見るために繰り返し繰り返し同じところをする必要があるので、徐々に効率化されて行って最後には立派な効率厨に仕上がります。
無理なく頭を使ってゲームができる
ゲームは脳死でやる派なんですが、このゲームは調合が楽しく無理なく頭を使うことができます。さらに日数管理もしないといけないため、そこでも頭を使いますが間にストーリーが挟まるのでリフレッシュ出来て疲労が少なく頭を使えます。
エスカ&ロジーのアトリエでは、お役人の話なのですが「なんで仕事終わりにゲームで仕事をしているんだろう?」とか思うぐらい真剣にしていました。
多分自分の作業が早いと言われるのはアトリエのおかげで、作業スピードが遅い人とか時間管理が苦手な人はこのゲームをやれば多分改善する気がします。
感想
美麗で可愛い絵につられて買ったので、初めて数日ぐらいは見た目に反するゲームの難易度に心を折られかけました。でもお金を出して買ったのでここで終わるのは癪だと思って意地でやっていると途中から抜け出せないぐらいはまってしまいました。
ゲームでメモ用紙を使ってダメージ計算や調合結果などをしたのは、このゲームが初めてです。